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身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

【2016工藤采配批判②】 李大浩の穴は存在しない。李大浩がいる前提の野球をしているだけ

 捕手論・捕手起用の次は、打線・打者起用の話をしたいと思います。李大浩の穴はないという話です。李大浩の話は後半に書いてますので、そちらだけで十分だよ!余計な話いらないよ!という方は「李大浩の穴は―」からをお読み下さい。

 ―と書いてますが、李大浩の話を書く前に打順の固定の話を書いてました。追記をしたら無茶苦茶長くなったので、分割しました。ここでは李大浩の穴云々の話のみになっています。打順の固定云々の話はリンク先です。よろしければご覧ください→【2016工藤采配批判1.5】 見当外れな打順批判、固定的起用は好ましくない

李大浩の穴は存在しない―李大浩という選手の特長

 ホークス打線の不調として李大浩の穴が大きいという話題が度々出ますが、小宮山氏も言及していましたが、それはありえないでしょう。小宮山さんの場合は、豊富な戦力を活かして戦ったチームが一人抜けたくらいでどうこうなるわけがないというもので、己のそれとは少し異なるのですけどね。

 3割・30本・100打点の選手がいなくなると戦力ダウンするのは普通では?と考える人が多いのだと思います。が、前々から李大浩という選手は特に必要な選手ではないと書いてきました。彼は足が遅いし、勝負強くない。大事なところで打てないという特徴がありました。移籍一年目はランナーがいない場面ばかりで打つので4番ながら、「李大浩1番バッター」と言われていたほどです。またゲッツーが多くデホゲという言葉もありました。

 ここで打ってほしいという場面で打つわけでもなく、
HRを打つと言っても確か20本以上がソロでどうでもいい場面でばかり打っていた。数字は立派でもそこまで重要な選手ではなかった。

 ファーストの守備がうまかったのは良かったのですが、何よりも足が遅くて類に出る邪魔になっていた・得点効率が落ちたのが、個人的に彼を評価できない最大のところでした。彼が塁に出てしまうと渋滞を引き起こす。長打でない限り塁が詰まって連続して結果を出さないと点にならなかった。後を打つ松田が内野安打の当たりをセカンドフォースアウトにされて、3本程損をしたというのも移籍最初の年にありましたしね。

 
彼は見かけに似合わずに実は器用な中距離ヒッターで、テラスが出来てからHR30本を超えるようになりました。彼のいいところにホークス打線が苦手なカーブ・チェンジアップを打つのが巧いという特長があって、この点においては間違いなくホークス打線に穴が生まれたと言って間違いないと思います。カーブ・チェンジアップが得意な相手投手が先発で来た時、この時ばかりは李大浩がいれば…という意見に賛同せざるを得ないでしょう。

 プラスマイナスで考えると、そこまでプラス要素が大きくはならないというのが個人的実感です。チャンス・良いところで打つわけではなく、どうでも良いところ・試合が決まったところでばかり打っているのですから。とはいっても、死体蹴りでも点を取ってくれれば、継投が楽になる。30本打つバッターには投手にプレッシャーが掛かる。打線に対するイメージが変わって投げづらくなるという要素があると思います。

 その点は間違いないので、以前から李大浩は別に大した選手じゃない、そこまで必要な選手じゃないと書いていましたが、訂正したいと思います。いれば確実にプラスにはなる。だが必要不可欠な選手ではないし、その穴は決して埋められないようなものでもない―と。

ホークスの野球とは守って勝ち、走って勝つ野球

 個人的に守り勝つ野球こそ王道野球だと思っています(まあ落合・野村の影響なのですが)。常にそうではありませんが、守り勝つ野球=投げ勝つ&走り勝つ野球なので、ホークス打線には走り勝つ野球を期待しています。ファンになった年はチームが200盗塁していました。この点もホークスファンになったきっかけでした。李大浩がいるということはその走り勝つ野球ができなくなることを意味します。ですから、彼の評価は高くありませんでした。

 李大浩がいなくなったからHRが減ったというのは正しいですが、得点能力が落ちたというのは錯覚で、李大浩がいる前からホークスというのは点を取る時は、それこそ相手投手を滅多打ちにしてKOすることが多い打線でした。典型的なのがセリーグとの対戦、特に広島がいい例だと思います。それはHRやヒットの固め打ちによってではなく、足によってプレッシャーをかけた結果生まれたものでした(勿論HR・ヒットで滅多打ちにして打ち崩したのもありましたが)。

 広島相手には1イニング3盗塁というものがあったと記憶していますが(その試合では計6盗塁していたと記憶しています)、とにかく毎年走りまくって盗塁を記録しまくっている。結果、プレッシャーを掛けられたバッテリーが自滅するというケースが本当に多かった。ホークスの野球というのはランエンドヒット野球で、四球でも出そうものなら、すかさず次の塁を狙って実質ツーベースにしてしまう。細川と内川以外全員が走ってプレッシャーを掛ける。焦った相手がアウトロー一辺倒になったところを打者が狙い撃ち。バッターとランナーがコンビで投手を攻略して、打線全体で圧力をかけていく。それこそ往年の横浜のマシンガン打線のように、畳み掛けてビッグイニングを作るというのがホークスの野球でした。マシンガン打線こそ一つの理想形・究極形なので、この形を基本とすべきだと個人的に考えています。

 ところが去年の工藤政権になってから、それをやらなくなってしまった。マシンガン打線こそが理想なので、残念だったのですが、工藤野球でもきっちり相手投手を攻略していたので、文句のつけようがありませんでした。しかし今年は別です。なぜならその工藤野球の一つのポイントだったプレッシャーを与える大砲がなくなったのですから、毎試合そうしろとは言いませんが、マシンガン打線のように足でプレッシャーかけなくてはならない。それこそ2014年より前の盗塁・足でプレッシャーを掛けて攻略する秋山時代の戦術を採用するべき。何故そうしないのか理解できない。

 李大浩がいた去年ならばそれでいいですが、今年は李大浩がいないのだから李大浩がいないなりに足を使って戦えばいいだけ。その破壊力は工藤政権以前で実証済みなんですからね*1李大浩がいる前提の野球をやっていれば、そりゃ得点能力は落ちますよ。走れる・脚があるというチームの特長を何故活かさないのか理解できない。去年の自分のやりたい野球・理想にこだわって、現状・現実に適応出来ていない。これはなぜなのか?非常に気になるポイントなので、どうして秋山時代のように足を使ってプレッシャーをかけないのか?誰か解説者が聞いて頂きたいところですね。盗塁に気を使わなくていいのならば、そりゃキャッチャーは配球楽になりますよ*2足の速い選手が好きなのに、盗塁を積極的に仕掛けないというのもかなりの謎ポイントですしね。

李大浩不在で育成ができる(はずだった…)

 で、また李大浩がメジャーへ行ってよかったと思ったのが、彼がいなくなって得点力が落ちて去年より多少勝てなくなるとしても、その分ポジションが空くこと。空いた分色んな若手をそこに入れて育成できるから。勝てなくなるにしても足を使えば、監督の戦術次第でそこまで穴が生まれてしまうとは思っていませんでした。まあ要するに穴が生まれたというか、スタイルを変更すれば幾らでもやりようはあるのに、穴を埋める努力をしなかったということですね。穴が空いたままの欠陥工事というところでしょう。

 フロントも育成をするつもりであえて外国人打者を獲得しなかったのだろう。将来の4・5・6連覇を見据えて、大胆な決断をするものだワイと喜んでいたら、なんと若手選手をファーストやDHで全く使わなかった。塚田・猪本・真砂・釜元・曽根(育成ですが)などなど、上で打席を与えて来年・再来年のために芽をださせておきたい選手はいくらでもいる。あやつぐ・高田・上林などばかりで、これらの選手にはチャンスを与えなかった。あやつぐ・高田はポジション上当然だとして、上林は去年HR打っただけで調子が悪いのならば、優先して使う存在だとは思えない。守備が下手ですしね*3

 前述通り、松田・内川も疲れがたまる夏以降には休養を与えるべき。そこで若手を試すべきでしょう。今年、そういうこともしなかった。確かそれまでフル出場を続けていた長谷川がスライディングで故障したことを考えても、故障リスクを減らすためにやれることは何でもやっておくべきでしょう。今年のDHは殆ど長谷川だった。足の状態が悪いといえど、今年の長谷川の状態を考えればDHでそれほど使うべき存在だとは言えない。

 そもそもケガがここまで長引くということはもう足の状態は治らないのでは…?二桁盗塁できて20本近いHRが期待できる、勝負強くて出塁率も高いという穴が少なくてどんな役割も期待できるというのが持ち味の優れた選手、こういうタイプは球界でも数少なくて貴重な人材だったのですが、足が治らないのならばそこまで重視すべき選手ではなくなる。今年の状態を見ると城所が一時良かったにせよ、若手にチャンスを与えないのは疑問と言っていいでしょう。ここまで重視する以上、来年確実に復活する・例年通りの数字を残せるという確信がないといけませんが、果たして本当に復活させられるのか…。一つのポイントになるでしょうね。

 いずれにせよ、今年下で結果を残してきた若手、特に塚田・猪本を試さなかったことは疑問。勝利に拘るのならばカニザレスが使えないことが発覚した早い時点で、外国人打者を取って来るべきだった。この点フロントと現場の意思疎通はどうなっていたのか理解できないですね。

 李大浩がいないのにいる前提の野球をやる、若手を将来のために育てない。今年のホークス打線の問題はここにこそあるといえるでしょうね。ホークスにとって、松田・内川の後釜育成は大事なのに、またFAに頼るつもりなのでしょうか…。それで本当に4・5・6連覇できると思っているのでしょうかねぇ…。まあ、すでに今年の優勝が危ういので何をか言わんやですが。

 次回は今年のホークス最大の問題、継投の話をしたいと思います。

 

追記ー2015と2016の工藤采配の決定的な違いはエンドランの有無

 忘れていたので追記します。去年は李大浩がいた云々以前に、監督がエンドランを多用していました。継投の問題を除けば去年と一番変わってしまったのはこのエンドラン戦術の放棄でしょう。秋山采配では、エンドランは皆無。バスターもまずない。バントとランエンドヒットのみという硬直的な戦術で指揮官が存在する意味がなかった。監督が相手ベンチの意図や配球を読んで、戦術を繰り出す・駆け引きを行うということがなかった。ベンチが何もせず、選手任せな状況にうんざりしていました。単独スチールとバントだけって、中畑ベイスターズか!と呆れた事もありました。なんのための前進守備、もとい監督なのか意味がわかりませんでした。しかし工藤政権になってからは、エンドランもバスターも多種多様となって、非常に戦術のバランスが良くなった。指揮官が優秀な者に代わるとここまでチームが変わるのかぁ…と嘆息したものでした。

 ところが今年になってエンドラン戦術を放棄するようになってしまった。皆無とは言わずとも去年に比べるとガクッと減った。大野に一度エンドランを読まれて外されたシーンを覚えていますが、もう一回くらい何処かで読まれて外された覚えがあります、楽天戦だったかな?やはり二年目ということで、当然相手も去年の工藤采配をデータ化して研究してきたということでしょうね。何点差のどういう状況、どういうカウントで、どういうバッターとランナーの組み合わせの時にエンドランを仕掛ける傾向があるというデータ化に成功したんでしょう。エンドランの成功率が去年よりも落ちるようになった。序盤で相手にきっちり警戒され、エンドランがマークされるようになると、去年ほど決まらなくなったわけですね。

 栗山さんも確か本で「エンドランを失敗すると体中から血の気が引いた、エンドランのサインはものすごいプレッシャーが掛かる」と書いていました。エンドランの失敗というのはバッターやランナーの失敗以外、つまり相手に読まれて外された場合、100%監督の責任になる戦術です。ですから監督にとってはものすごく重い選択・戦術になるのでしょう。

 監督・トップが責任を取れなくなった時、組織は崩壊するーと考えていますが、指揮官が自分の判断で戦術を決断できなくなった時、組織の中枢が機能しなくなるのですから、今年は相当まずい采配となったといえるでしょう。エンドランで動けなくなった分、その動きたい欲・口を出したい欲が投手継投や打順をいじるという力学に転換されて、必要以上にあれこれいじったということも考えられるかもしれませんね。

 監督2年目となれば相手は当然去年の研究をしてくる。工藤公康という監督はどういう発想で戦うタイプなのか、相手は丸裸にしてくる。それについて、どういう対策を練るか・対応をするのか?これをこなすことが連覇の一つの鍵になる。その所の認識は一体どれほどあったのでしょうか…?優勝した翌年チームは弱くなるというセオリーの認識はフロントになかったのはともかくとして、監督にはどれくらいあったのでしょうか?

 とりあえず今年の失敗を糧にして、来年はまたエンドランの成功率を上げるようにすべきでしょうね。また今年の場合、そのような戦術に応えてくれる小細工の上手い選手である明石・川島の二人が離脱してしまったというのも大きかったのは間違いないでしょう(明石は小細工が巧い起用な選手ではありませんが、ファールの日本記録持ってることでわかるように、バットコントロールが巧い。そういう意味でエンドランをこなせる要員の一人ということですね。本多はそういうの上手くこなせませんからね…。守備では本多ですが、守備で少し劣ってもエンドランかけられる彼がいなくなったのは地味に痛かったでしょうね)。

 前デーブ監督がプロ野球ニュースで「セーフティースクイズという戦術は選手任せで、監督が100%責任を取らなくていい選択だから卑怯。スクイズという戦術を監督はよくやった」というシーンが有りました。今年の工藤采配はセーフティースクイズの多用も目につきました。バントが上手くてセーフティースクイズの方が良いという選手ばかりでもないのに、セーフティースクイズが多かったと思いました。もう少し監督が責任を持って、スクイズのサインを出すべきだと思いましたね。ここでスクイズのサインを出しても相手は対応できない!と相手を研究して、スクイズ成功率をぜひ来年は高めていただきたいと思いますね。

 去年は監督の采配・戦術がことごとくハマっていて凄い監督だなぁと思っていました。工藤公康という監督は、パの試合すべてを毎回自分でチェックしているという話を聞いて、ああだからこんなに戦術がハマるのかぁと感心したものでした。相手選手・監督も全て丸裸にしてある。相手ベンチとの戦術の読み合いで決して負けるようなタイプではない、智将タイプだと思っていたのですが、全ての試合をチェックしているというのは一体何だったんでしょうね…。新監督の梨田・福良辺りにデータがないため、序盤戸惑ってやられてしまったというのなら理解できるんですけどね、特に定評のある梨田氏にやられたとかならまだ分かるんですが…。

追記②―ホークス例年の盗塁とHR数

 気になったので数字をチェックしてきました

15年94盗塁141本

14年124盗塁95本

13年87盗塁125本

12年144盗塁70本

11年180盗塁90本

10年148盗塁134本

 ―で、180盗塁でしたね。200はいってませんでしたね。今年はまだ終わってませんが107盗塁114本でした。秋山野球と言えばランエンドヒットで盗塁とバントでしたが、13年は走ることよりも一発を重視したのか、あまり走らせなかったんですね。13年といえば秋山采配を見限ったシーズンでしたが、統一球でHR減はやむを得ずの年だったのにもかかわらず、それに逆らってHR増&盗塁軽視だったんでしょうか…?まあこれは指揮官云々よりもフロントの要請という気がしますが…。

 一昨年と去年を比較すると30盗塁減ってしまったが、その分50本近く増えていたのでまあ全然OK。「走る野球」よりも「空中戦でねじ伏せる野球」を選択したのは間違いなく正解だとわかりますね。しかし今年は30本減ったのに、その分盗塁が増えていない…。盗塁とHRが逆相関関係にあるというよりは、選手がいなくなった・打てなくなった・走ることが出来なくなったなどの要素が大きいので、単純には言えないことですが、デホという蓋がなくなったのにもかかわらず、走る機会を積極的に増やしてこなかったことには違いないでしょう。

 キャンプから今年は走るぞ!とやっておかないといけなかった。それを怠っていたのは相当まずかったでしょうね。そういう意味でキャンプの時点で暗雲を感じておかなくてはいけませんでしたね。キャンプまでチェックしているわけではありませんが、今年は走るぞ!って記事ありませんでしたからね。

 それでも去年より13盗塁増えているから良いのでは?そういうことをやろうとしたのでは?と考える方もいるかもしれませんが、ハッキリ言って全然足りないですよね。14年の124盗塁が一つの目安になりますし、それでも全然足らない。大体30~20盗塁する中心選手が2~3人いて、その他にも足が使えて二桁盗塁選手が多くいることがチーム盗塁数を増やすポイント。ホークスにおいては柳田・本多。彼らが30盗塁する。そして明石が20、長谷川・松田・今宮・晃・城所・福田が10というのが大体ノルマ。まあケガなどがあって、全員がそのノルマをこなせるとは限らないわけですが。柳田離脱が痛くとも、20は走っているわけです。本多という選手が出塁と盗塁に専念していないのは未だに大きな問題でしょうね。もうずっと言ってますけどね。いい加減競うなッッッ!持ち味を活かせッッッ!!って感じで短く持たせて出塁に専念させるべきなんですけどね。

 長谷川の足の状態を考えると贅沢は言えないので、長谷川は除外しましょう。基本が130ラインとしましょう。そして他の選手も微妙に走ってカウントされるのでそこから+10~15されて最終的には合計140~145ということになるでしょう。これまで城所・福田という選手は、代走からの盗塁だけだったのが、今年はスタメンも多かったので20が基本ラインになるでしょう(福田は去年からスタメン多かったですけども)。とすると柳田・本多で60、柳田は40‐40を公言していたので40でも良いですけどまあいいとして、明石・城所・福田で60で120、松田・今宮・晃で150ですね。その他をカウントすると160が基本ラインになります。

 明石・柳田の離脱で-20としましょう。そうすると140が個人的なノルマだと思います。30以上ノルマに足りていませんね。ノルマを全然消化できていませんね。こらダメでしょうね。足のプレッシャーが全然ないですもの。HRのプレッシャーがなくなるとするのならば、じゃあどうするのか?普通は足でプレッシャーをかけるでしょう。走れるチームなのですから。

 特に秋山政権時代に控えに甘んじていた福田・城所を抜擢したのに、この二人が20盗塁いかないというのは厳しい。福田は好調不調の波が激しくて、打てないときが多かった。そういう1.5軍の選手なのに、「お前の魅力は足なんだから、選んで塁に出て盗塁すればヒットと同じ。その試合ノーヒットでも盗塁すれば良いんだよ」と盗塁を増やさせていれば、もっと楽に試合に臨めたんじゃないでしょうか?福田という選手はそういうふうにして活かしてやるべきではないのか?途中出場ももちろんあって、代走の出番が当然ありましたが、この二人に1点ゲームで盗塁で勝負させるという判断・決断も非常に少なかった気がしますね、今年は。

 そんなのお前の妄想だろ、都合のいい計算だろ!と批判されるのは承知の上で、上の数字はまあアホ計算として置いといて、ポイントは福田・城所を最大限活用しなかったことかと思います。抜擢した福田・城所と言えば、何をおいても足が魅力の選手。ですから、秋山政権時代に10くらいのそこそこの盗塁しかできなかった選手を、その足という魅力を最大限活かして、走らせることで倍以上盗塁させて今年は戦う。この二人の足を最大限活かすという戦術を選択しなかったことはおかしいということだけ理解していただければいいかと思います。全員が全員でないにせよ、この二人だけでも「出たら必ず走ってくる…」と相手チームに思わせるようにしなかったことは疑問と言っていいでしょうね。

*4

*1:松田の年齢による脚力の劣化で単独スチールの減少とディレード多用や、長谷川の負傷などの事情も存在しますけどね

*2:こういうところも捕手・リード軽視の一端といえるのでしょうか…?前記事参照

*3:あまり状態が良くなかった上林を上げて使ったのは、もしかして長谷川が良くない。数年でいなくなると想定してのことなのかも…?

*4:アイキャッチ用画像

BBM2015 福岡ソフトバンクホークス Hyper Hawks No.S15 李大浩

【2016工藤采配批判1.5】 見当外れな打順批判、固定的起用は好ましくない

 李大浩の穴は存在しないという記事で追記をしたら長くなりましたので、分割しました。李大浩の穴云々の前に書いた打順は固定すべきではないという前菜感覚で書いたものを分割しておきます。

 要約すると、打順を固定しておけば役割を固定化することによって、選手はやりやすくなる。しかし長期的ビジョンを持つと、育成を考えて若手を何人か試さなくてはならないために固定はできない。また故障リスクを減らすために、休養を与えるべきで定期的な休養を挟むことで固定する余地は更に減る。またポストシーズンや短期決戦という戦いにおいては危機管理が重要になり、誰が抜けても戦えるように、いろんな役割をこなせる選手が望まれる。そのような観点から考えると、打線を固定すべきだという意見は的外れである。

 まあそんな内容になっております。興味のある方はご一読どうぞ。書き忘れていましたが、そうである以上どんな指揮官の指令も柔軟にこなせるような起用な選手を育成すべきであるというのはここで書いてませんでしたね。また、だからと言って全く固定すべきではないわけではなく、軸となる核となる基準は必要である。その基準を形成すべきだという大事なことも書き忘れていました。忘れてばっかですね(^ ^;)。書きたいこと多すぎていつも忘れますね。

打順を固定できることは稀

 よく、打順があーだこーだ言われます、誰を1番にすべきだとか4番を代えるべきだとか、なんだかんだいう人がいますが、そもそも打順というものは固定すべきではないと考えます。去年は3~7番まで固定して起用していましたが、それはそういう人材がいたからこその話。普通、1~8番まで固定的に起用出来るほど完成されたチームというのは存在しません。

 パリーグなのでDHを含めて、打順を1~9番まで1年間固定できればそれほど楽なことはありませんが、そんなレベルの高い選手が完全に揃うことはまずありえません。何より選手が怪我しないなんてありえませんし、層が厚い・薄いかかわらず、長期的なビジョンを持てば、チームの中心である主力選手は引退するし、FAで出て行くorメジャーへ挑戦していなくなります。そういう時代であることを考えると、固定的な起用は好ましくない。強いチームというのは次から次へと、どんどん新しい選手が育ってくるチーム。そのためには3年後にスタメンを張ってくれそうな期待の若手を抜擢して起用することが必要不可欠。そのせいで試合に負けるリスクを増やしても、我慢して期待の若手にチャンスを与え続けることが強いチームを作る&戦力を維持するために重要なのですね。

育成を考えれば固定起用は難しい

 期待の若手に一軍の球を見せておくチャンスが多ければ多いほど、一軍未満の若手が成長するチャンスは増えます。育成を売りにするチームであればあるほど、一軍での実戦機会を与えるもの。

 そういうビジョンを持って選手を育てようとすればするほど、負けてばっかりで何の収穫もないダメシーズンが減ります。優勝が狙える状況だったから、勝ちにこだわって育成が疎かになって、黄金期が過ぎたら暗黒期が到来したなんていうのは言い訳に過ぎません。フロントはこの選手が何年でピークを迎えて、何年でスタメンを張れなくなる。それ故に穴の空いたこのポジションを埋める選手を3~5年で育てるというビジョンを持っていなくてはいけない。もちろんそんなにうまくいく話ではないことは確かなのですけどね。少なくともその現実を認識して、次代の選手を育てるというビジョン&努力がなくてはいけません。

 「育てながら勝つ」でも「勝ちながら育てる」でもどちらでも良いですが、とにかくその「育てる」と「勝つ」の二つのビジョンをフロントは常に持っておかなければなりません。どちらかが疎かになってもいけない、両輪の荷車といったところでしょうか。

故障リスクが高い現代野球

 現代野球はCSを含め日本シリーズ、更には国際試合とシーズンが終わってもそのあとに更なる戦いが待っています。昔は130試合で一年が終わりましたが、今は143+3+6+7+代表戦ということがありうるわけです。下手したら一年の半分近く試合することもありうるわけですね。そうなれば故障リスクは高まる。主力選手の故障防止のためには、定期的に休ませる・休養日を設ける必要性がある。ペナントが160試合以上あってポストシーズンもあるメジャーだとそれが当たり前になっているようですしね。そういうことを考えても、打順を固定起用するというという考えがいかに時代遅れで間違った考えかわかるかと思います。

 ①育成上②故障リスクという理由から選手を固定し適用することは難しいといえます。ただ、それはそれとして特定の選手を特定の打順から外すことで十分であり、打順を組み替える必要はないという反論も成立するかと思います。それは③戦術の重要性ということを考えると、好ましく無いと思います。

戦術上打順を組み替えるのは当然

 戦術によって打線を組み替えて挑むことで相手投手を攻略しやすい・自分たちの打線が不調であるから、最低でも2点を絶対取るという戦術に変えるなど、状況に応じた柔軟な戦術変更という点を考えると、固定起用するよりもある程度時と場合に応じて変化させることを主眼に置くべきだと考えます。

 問題となるケースは、理なき打順・不合理なそれによって結果も出ないという時でしょうね。ですから
 ①監督が無能であり戦術眼がない、打線をいじっても打てない・投手を攻略できない可能性のほうが高い
 ②能力の高い選手が揃っている
 ③若手スタメンが多く5~10年以上安定してチームに在籍してくれる可能性が高い
 ④選手が起用なことをこなせない
 ⑤FA補強が頻繁に行えて戦力劣化というリスクが少ない

―という条件の殆どを満たしている時でしょうか?固定起用をしたほうが望ましいというのは。工藤監督は一年目に結果をきっちり出している以上、なかなか①は当てはまらないと見るべきではないでしょうか?

 監督が自分の戦術・戦略、ビジョンをしっかり持って戦うということは重要な要素ですから、何もせずに選手任せ、その日任せよりこちらの指揮官の方が好ましいと考えます。

固定的起用は主力の離脱などのスクランブルや短期決戦にリスクがある

 ただし、打順を固定することで、役割を固定する=選手が試合に望みやすい効果が有るという論理があります。これはそのとおりだと思います。役割を固定されたほうが選手はやりやすい。これに反対するつもりはありません。物事には一長一短あるもの、役割を限定してあげたほうが、それに専念できるので選手はやりやすいでしょう。

 ただ、その考え方はそれでいいとして、固定的なことしか出来ない応用能力の低い選手が好ましいか?そういうことで常に勝てるのか?という別の問題が当然浮上してきます。CSや日本シリーズという短期決戦や、国際大会で「相手がいい投手だから打てませんでした」は通用しない。代表クラスの選手は、そういう普段経験のない相手と戦うという状況でも結果を発揮できるようにならないといけません。

 絶対的な1番・4番であれば、まずそういうアレコレこなせ!と言われることは少ないでしょう。しかし、そうでない選手が殆どで、そういう器用な選手が多ければ多いほど指揮官は色んなパターンを組めるので有り難い。そういう選手を育てることを目指すべきだと思いますし、選手はそれに応えるよう努力すべきでしょう。

 また絶対的な1番・4番・エースなどがケガや球団からNGが出て出られない、そういう本来の実力を発揮できない時にどうするか?というのが危機管理として問われます。本来の70%の状態で戦いに望まなくてはならないという時でも、結果を出せるようにするには柔軟性が求められるのは言うまでもないことかと思われます。そのために常日頃色々なパターンを試して少しでもこなせるようになる方が好ましいと考えます。

 勿論、不器用な選手もいるでしょうし、そういう不器用な選手に起用になんでもこなすようなことを求めるべきではないという論が成立することもありうるでしょうけどね。まあ言わずもがなケースバイケースですね。

 何より、打順を固定して挑んだ秋山政権の時どうだったか?打線が不調になることはなかったのか?と言えば、当然ノーなわけです。固定しようがいじろうが、打線が不調に陥らないことなどないし、いつでも好調で打てるなんていうことはありえないわけです。それならば監督が状況・コンディション、相手チームの打線の好不調・投手の相性などなどいろんな条件を考慮して打順をいじるほうが良いと思います。

 問題は、その打順の意図を選手にきちんと説明して、使われる選手が納得しているかどうか。意思疎通・コミュニケーションがちゃんとしてあるかどうかでしょう。監督の意図が伝わらず、選手が不安になってしまえば当然動揺してしまう。マズイ結果をもたらす。時に監督が選手と話し合って、7番だと辛いとなったら、じゃあ今回は1番で使ってあげる―などと相談して気持ちを汲んでやる、配慮してやることができているかどうか、一方的に打順を決めて選手の気持ちを無視していないかどうかでしょう、ポイントは。

 事前のミーティングで「今日の投手は~だから、打順はこうする。相性のいい~がしっかり繋いでくれ」とか、意図を説明しているでしょうから、選手も監督の起用の意図がちゃんとわかるでしょう。あるいは「起用に納得出来ない場合はいつでも直に言ってくれ」とオープンにしているでしょう。コミュニケーションを重視する監督なので。

意味不明な工藤采配批判

 まあ、そんな打順を固定すべきではないというくだらない話を長々と書いたのは、たまにゲンダイとか夕刊フジあたりで、変な批判が目につくからですね。いわく打順をコロコロ変えるから打てなくなる―というようなトンチンカンな意見が出てくるのですけど、前政権の秋山時代を知らないんでしょうかね?固定的に起用して果たして優勝出来ましたか?2015のようにブッチギリに勝てましたか?と聞いてみたいものですね。選手が不調に陥ったり、流れが悪くなった時に指揮官が無策で何もせず、選手任せにするよりよっぽど良いに決まってます。

 また謎OBが出てきて、油断しているから、舐めているから、たるんでいるからとか訳のわからないものがありました。そして「指揮官が顔に出すと、選手が動揺する」というのもありました。今どきの現代っ子の選手がそんなことあるわけ無いでしょう。何より毎回ベンチで大はしゃぎしているホークスというチームを知っていればそんなこと言えるわけがない。ノリと勢い、ムードを重視するチームで今更ですね。選手が動揺するときは負ける時、いつもと同じパターンが成立せずに勝てなくなる時に決まってるでしょう。そういう時に選手は動揺して浮足立つもの。勝っている時、そんなことはなんの問題にもならないでしょう。

 前政権のように、失敗した・負けた原因を作った選手を監督が叩くならともかく、捕手以外選手を決して責めないのですから、そんなことありえないでしょう。そんな抽象的な精神論を説く日本の野球評論のレベルの低さはどうにかならないものでしょうか?野球評論に定評のある人を選ばない。ちゃんとしたOBの意見を書かないからクソ記事になるんでしょうね。そもそもOBが実名ではなく匿名で意見を述べるという時点で察しなわけですが。

 今年の采配の問題は打者云々ではなく、どう見ても継投。継投が去年と比べて異常に質が下がった。それ以外にありえないのに、そのことを指摘する記事がないというのは、ハッキリ言って異常だと思いますね。まあその話はいずれまた別でしたいと思いますので、本題の李大浩の穴は存在しないという話を。分割先はこちら→李大浩の穴は存在しない。李大浩がいる前提の野球をしているだけ

【2016工藤采配批判①】 元エース投手故のリード・守備軽視≒攻撃重視

 やはり最初はキャッチャーの話からしようと思います。言うまでもなく、ホークスファンになったのはその選手の層の厚さよりも的確な補強をしたことだったので。その年は内川と細川が移籍して、内川の存在は説明するまでもなく、リードに定評のあるキャッチャー細川を補強したことにフロントの優秀さを感じたのがきっかけでしたのでね。リード=守備を重視したという点が個人的にファンになろうと思った大きな要因だったんですよね(ちなみにハムさん、ファイターズとホークスかで迷ってのホークスでした)。

目次

戦略なき細川温存策

 実は、忙しくて書けていなかったのですが、書く時間があれば、開幕始まる前の細川二軍スタートの決定で、もう今年の優勝を確信した!と書くつもりでした。タイトルはまま「細川二軍スタートで今年の優勝は間違いない」とか「優勝を確信」とかですね。

 細川は守備の要、その選手が前半いないのは厳しい。が、しかし、その細川が下でじっくり調整することで、去年のように大事な後半・終盤に細川不在というアクシデントを避けることが出来る。細川がいるといないではチーム力・守備力がまるで変わる。守備力が落ちるということは、継投に負担がかかり当然それによって使える投手も変わってくる。一年を通した長いペナントレースを制するのは投手力、それを支える捕手のリードが大事というのは現代野球の一つのセオリー。

 チーム事情上、若手捕手育成の必要性という事情もあり、あえて下で落として温存。序盤から使いたくても、コンディションに不安がある細川を調整に専念させる。そして、大事な終盤に使うというプラン。下には将来性ある松本・高橋などの新人投手がおり、彼らのコーチ役としての役目を果たせる。また摂津や松坂というベテランの手助けの役目も担える。そういうことを考えるといい考え、何よりビジョンを感じるので、これで今年も優勝は間違いないだろうと楽観していました。

 そろそろ、細川上げて良いんじゃないのか?まだか?まだか?と思っていた所、ようやく待望の細川昇格。交流戦最終戦、阪神日本シリーズで細川にトラウマがあるので、イキナリそこで使うのかな?とおもいきや出番なし。楽天戦でも温存して、これはシーズンでポイントになるロッテ戦までとっておいて、そこでぶつけるつもりだな!と思っていました。

 この頃は、ロッテが対抗馬でロッテさえ潰しておけば、優勝はまず間違いないという展開でした。その大事な試合で細川をいきなりロッテにぶつける。というか同じ伊東門下の田村にぶつける。兄弟弟子対決になると思っていました。田村は前から、このキャッチャー良いなぁ。面白いなぁと思っていた捕手でしたが、今年打撃も良くなって総合力ではパで一番いいキャッチャーになりましたね。まあ、それでも経験の差からどうしても細川にリードで及ばない。細川の胸を借りて戦うことで、日本一のキャッチャーの階段を登っていくだろうという画が見えて、試合前からこの対決を楽しみにしていました。

謎の首位決戦での鶴岡起用

 ところが、蓋を開けてみたら、スタメンが細川ではなくなんと鶴岡。鶴岡というのは、「打てるキャッチャー」として取った選手であり、守備面特にリードではマズイ部類に入る選手。その選手を大事な試合で起用するというこれまでの名采配ぶりからは考えられない決断で、この日は心底驚きました。本当に「え?なんで」となりました。

 6/27武田(一日開く対ロッテ変則三連戦)、6/29千賀と2日続けて先発投手が炎上。鶴岡というキャッチャーを考えれば、この結果は言わずもがな。細川なら炎上しない、失点しないというわけではありませんが、リードの良いキャッチャーというのは被害を最小限にできる。
一つでも多くアウトカウントを増やして、極力失点を抑えてくれます。武田が3回6失点(自責は4)、千賀が6回4失点。もし細川ならばここまで打ち込まれなかっただろうなぁ…。なぜ細川を使わなかったのか?と問いたださずにはいられない試合展開でしたね。6/30岩嵜は6回2/3で1失点、この試合も細川のリードが光った試合でした。*1

 この大事な首位決戦のカードで細川を使わないということは、高谷の離脱上・緊急昇格であがっただけで、一試合マスクをかぶるのはキツイのか?まさかスタメンではまだ無理なのか…?と最悪の事を考えていたら、次の岩嵜の試合でなんとスタメン。こんな起用をするくらいなら、初めっから細川上げるなよと怒りを覚えました。使うなら始めの武田からでしょう。大事な初戦、何を考えているのか意味がわからない。

 競争の原則というのはたしかにあります。あとからやってきてレギュラーを張るのなら、スタメンの座は実力を示して奪い取らなくてはならないというのもわかります。また、細川のコンディションに不安があって、この時期からずっとスタメンだと怪我のリスクが増すからというのも理解できます。それでも2011からチームを引っ張ってきたのは誰なのか?過去の実績を考えたら細川一択。細川を、ここまでスタメンマスクをかぶっている鶴岡を差し置いて使うべきに決まっている。コンディション問題はこの大事な試合の後しばらく休ませるということでいい。

 ハムは6月調子を上げて、交流戦終盤から7連勝でホークスとの対決になりました。大事なハムとの三連戦の初戦、7/1鶴岡で和田4回5失点、7/2細川で東浜6回1失点(スアレスが2ラン打たれて東浜に負けがつきます)。7/3細川で中田6回2/3で2失点(自責1)。

 この三連戦前の時点でホークスが貯金29、マリーンズが12、ファイターズが10。今シーズンここまで対ハムに相性が良くないだけにきっちり叩いて勝ち越しを狙って、優勝を確実なものにしておきたい。まして7連勝と勢いに乗っているファイターズの流れを止めるために大事な所。ここを軽視したのは如何なものか?和田ならキャッチャー関係ないとはいえ、三連戦のカードでキャッチャーを固定して使うのがセオリー。ここで細川をスタメンで続けて使っても、あとのオリ・楽天戦で鶴岡主体にして細川を休ませればいいだけ、このターニングポイントになりそうなところで細川を固定して起用しないのがわからない。

大事な試合でリードを軽視し鶴岡を起用。首位転落劇の始まり

 ここで鶴岡を起用したのは「打てるキャッチャー」の打撃を重視したからでしょう。はっきり言って、キャッチャー(セカンド・ショートもそうですが)に打力を重視するのは弱いチーム、間違った野球をやるチームがやること。こんな馬鹿なことをやる監督だとは露ほどにも思っていなかったのでショックでしたね。

 ただそれでも、貯金17の差があって8.5ゲーム差あるということは、最悪3連敗でも5.5ゲームなので、まだまだなんとかなる余裕がある状態。ですから、それはまだ許容範囲内の話として、問題は729~31の対ハム三連戦。こちらで、和田・千賀で鶴岡を使ったことですね。これでもうダメだろうなと思いました。鶴岡でも勝ちましたが、それは結果論です。守備・リードを軽視するような指揮官では、ペナントを制することは出来ない。まくられてもおかしくないなと悟りましたね。ウチが貯金29の、ハム23で3ゲーム。そして8/5~7の三連戦で鶴岡固定起用…。

 これでもう奇跡が起こらないかぎり無理だろうなという感じになりましたね。しかも8/7はリリーフが苦しくなったから後ろに回したセットアッパー候補の岩嵜を、中田が打たれるとロングリリーフで起用したのですから、何をか言わんや。Wで狂っている采配・起用を見せつけられて心底驚きました、恐怖を感じるレベルでしたね。そしてここから6連敗が始まり真っ逆さまでしたね。

「エースキャッチャー」鶴岡

 鶴岡というキャッチャーはリードが悪い。今年は工藤監督の指導があって多少改善されましたが*2、彼は基本安全なアウトローしか要求しない。インコースを突かないキャッチャーです。そしてスライダーを多投するという特徴がある捕手です。今の野球では「外スラ」と呼ばれる変化球、外角低めにスライダーを投げて、ベースの際どいところでカウントを重ねるのが極めて有効な球種になっています。ベース=ストライクゾーンに一瞬しかこないので打ちづらいし、投球の基本・生命線であるアウトローの直球と区別しないといけない。またそこからボールになる球もケアしなくてはならないので、外スラという球種が非常に多くの投手に使われているわけですね。

 彼のリードはそれ(アウトロー&スライダー)しかない。相手の反応を見て、相手の反応を観察して意図を察知して裏をかくということが出来ない。勿論これが出来るリードの良いキャッチャーというのは球界でも限られるのですが、特に彼は相手の意図を気にしないリードをする。ノムさんが①自分状況②相手状況③試合状況という3つの状況・都合からリードを組み立てないといけないと言っていましたが、彼はその①投手の状況しか考えない(③は多少考えているかもしれませんが…)。その投手の得意とするボールを要求して、それを自分は受けるだけという考え方をしています。

 故にその日の投手が悪ければ何も出来ない、ただ受けるだけのキャッチャーなのでキャッチャーのリードで投手を助けることが出来ない。こういうキャッチャーを個人的に「エースキャッチャー」と読んでいますが、エースは制球力・変化球(カウント球・決め球)・スピードなど、投手に望まれる能力が高い水準で備わっています。なので、そのエースピッチャーの球を受けているだけで十分抑えられてしまう。キャッチャーはその日の配球・組み立てを考える必要が無い。エースピッチャーの球を捕球するのが自分の仕事だと、それだけで満足してしまうキャッチャーがいるのですが、彼はその典型的なタイプだと見ています。ダルビッシュの専属キャッチャーだから優秀なのだろうと見ていましたが、逆ですね。典型的な投手言いなりの受け子キャッチャーでした。そもそもダルビッシュのような超優秀なピッチャーにリードなんかいりませんからね。

 ノムさんは杉浦さんだったか?当時のエースの球を受けて、こんなにいいピッチャーなら自分のリードは必要ない、誰がキャッチャーでも同じだと考えて、リードとは何か?と考えたと言います。その結果、二流の投手でもリード次第でいい数字を残せるという独自のリード論を築いていきました。まあ、そういう分岐点・分かれ目があるわけですね、エースの球を受けるだけで満足するかしないかという。また良い捕手コーチに巡り合わなかったのもそうでしょうね、勉強する機会がなかったわけですから。向学心がないのは問題でしょうけども。

 大抵の球団はキャッチャーを育てるときに、まずエースと組ませる。エースと組ませて一通り経験させて、場数を踏んだら他の投手とも組ませていって独り立ちさせるというのがパターンになっていると思います。エースならキャッチャーがヘボでも大怪我しないですからね。「エースキャッチャー」として経験を積んだら、その段階から「正捕手」へという段階を踏む。どんな投手でも「正捕手」が捕手のリードの力で、上手くその力を引き出してやる。なんとかやりくりして投手陣を支える。そうやって捕手は段階を踏んで成長してチームの柱になっていくものなのですが、そのチームを支える&投手陣を活かす「正捕手」になるのは相当ハードルがある。殆どのキャッチャーはただ一番マスクをかぶっているという経験があるだけというのが球界見渡しての現状ですからね。リードの良いキャッチャーが大事だという認識はあっても、じゃあコーチ呼んで育てようと本腰を入れているのはせいぜいロッテくらいでしょう。梨田さんが楽天で良いキャッチャー育てていただけるとまた面白くなるのでぜひ期待したい所ですが…。

 若菜さんが解説で「抑えるのがスライダーなら、打たれるのもスライダー*3なんだろうなぁ」という話をしていて、まさにそうだと膝を打ったのですが。とにかく一つの球種だより。東浜がシンカーが決め球・持ち味ならば、そればっかり要求する。結果バテて、相手の目がなれた3巡目(=六~七回くらい)に捕まってHRを打たれるというパターンになります。今シーズンそのパターンを何度も見てきました。おそらくホークスに来てからずっとそうだと思います。

 故に、9回までエース級の投球をしないかぎり、ピッチャーが状態良くないかぎりどうにもならない。そういう時だけしか期待できない捕手ですね。言うまでもなくそんな都合のいい展開がシーズン通して何回あるかと言われれば数えるほどしかないわけです、エース級以外は。

エース・大投手工藤にリードは不要

 鶴岡のリードが悪いというのは彼がFA移籍してきた2014年からファンなら誰でも知っていること。その鶴岡を使い続けるのだとしたら、守備を軽視するのだとしたら、それこそ打てるという理由で肩に難があっても明石をショートで使うべき。打撃を重視するという戦術を採用するのならば、打てる選手を守備軽視で使うべき。それなのに今宮ショートは外さない(言うまでもなく守備重視派なので、打てなくても今宮を使うべきに決まっているんですけどね)。それなのに、ショート明石は使わずにキャッチャー鶴岡を使うのはなぜか?それは工藤監督自身の歪んだ現役時代の思考があるからでしょう。

 工藤監督は言わずと知れた大投手・エースでした。そのエースが何を考えるかといえば、「打てるキャッチャー」を欲しがるわけですね。リードは自分で組み立てられる・考えられるから、キャッチャーにリードなんか求めない。というか配球で苦労することがないから、キャッチャーに組み立てる力やリードを求めない。自分に良いリード・悪いリードは関係ないから、とにかくランナーを刺せて、球をきちんと受けられて、打って自分のピッチングを楽にしてくれればそれでいい。そういう発想なのでしょう。そうでなければ、打てるからという理由で守備面で難がある鶴岡を起用することは通常考えられないわけです。捕手に打撃を過度に求める。この歪んだ考えは流石「キャッチャー城島を育てた」と言われるだけあるなと実感しました。

 城島が一時期過度に持ち上げられたため、彼はリードも良いキャッチャーだと思い込んでいました。がしかし、ノムさんに「ピッチャーは要求通り・サイン通りに必ずミットに投げこんでくれると考えるのはキャッチャーとして間違っている。ピッチャーは失投をするものなのに、ここに投げきれなかったら投手が悪いという傲慢な考え方を持ったリードをする」と評されたように、ピッチャーが悪い時というのを計算に入れていないようです。それでは二流・三流Pをリードすることは出来ないでしょう。彼が中心だったダイエーホークス時代は四本柱と言われるくらい先発投手陣が整備された時代だったので、そこまでリードの拙さが目立たなかったということなんでしょうね。

 工藤監督は決して選手を責めない。そういうところに好感を抱いていたわけですが、捕手に関しては、失敗した時に注文をつけることが多い。思い返せば去年からそうでした。投手が打たれても、打者がサインに応えられなくても(あるいは見落としても)、守備でエラーが有っても、責めるということはありませんでした。しかし捕手のことについてだけはチクリということがあった。捕手に対しては苦言を呈する事がありました。例えば今年は細川のFCの時などに文句をつけていました。やはり捕手について独特の歪んだ価値観を持っていると思われます。東浜=細川の時、細川がFCで満塁になってHRを打たれた後、細川を外して使わなかった。高谷が打ち込まれて鶴岡を起用し続けたり、一度のミスでスタメンを外しつづけるという懲罰的な起用をする。こういうことはすべきではない。

 思えば、去年唯一の不満として若手捕手の起用をしないという点がありました。重要なCS短期決戦・日本シリーズでも細川を使わなかったり、おかしな所がありましたね。是非一度工藤監督の捕手論というものを聞いてみたいものです。ノムさんでなくとも、伊東さんや大矢さんにその捕手論を正してもらいたいものですね。

追記、拓哉の起用について

 忘れていたので追記。捕手繋がりで、今年の重要なテーマ若手捕手育成について話すことを忘れていました。今年の開幕は山下斐紹でスタートしました。言わずと知れたドラ一の期待の若手です。正捕手細川が一年マスクをかぶれない。捕手陣の高齢化、28歳くらいの中堅クラスの年齢の捕手がいないというチームの問題もあって、若手捕手の育成は至上命題。ベテラン摂津・和田と組ませていましたが、摂津の調子が今ひとつなのはともかくとして、彼はベテラン投手のリードですら危うい状況でした。カーブ・ゆるい球を使えない、インコースを使えないなどリードがまだまだなのは、まあ経験の浅い捕手にありがちなのでいいとして、キャッチングが下手。

 鶴岡程ではないにせよ、キャッチした後ミットがブレる。特に逆球のキャッチングが酷い。他チームの捕手、嶋・炭谷を見ても逆球をしっかり追いかけながら、ギリギリストライク入ったように見せようと努力をしている(ただでさえ逆球はストライクゾーンでも逆行った分取ってもらえなくなりますからね)。高谷・細川はキャッチングの際、しっかり一度ミットを止めています。ところが彼はミットの要求通りにボールが来ても、勝手に「はい、ストライク入ったね」と動かしてしまいます。一度摂津がフルカンでストライク入ったのにボールにされたことがありました。摂津のコントロールが乱れて印象が悪くなっていたのもあったでしょうが、斐紹のキャッチングの問題もあったと言えるでしょうね。

 斐紹は高卒六年目、いわく高卒キャッチャーは3年目までにつかえるようにしなくてはいけない。鉄は熱いうちに打ての原則があると。ノムさんもそう、伊東もそう。そして田村も3年目から正捕手として活躍し出しましたね。育成に六年かけてしまったこともそうですが、六年目でキャッチングがーという注文がつくとは、一体フロント・首脳陣は何をやっているんだ!?とチームのその姿勢に疑問を通り越して怒りすら感じます。二軍のバッテリーコーチは清水将海(ロッテ・中日・晩年鷹)、去年は田村康夫(日ハム・ロッテ(一年のみ)・同じく晩年鷹)。両者とも晩年チーム事情故に補強したという捕手ですね。拓哉が二人の指導が参考になったかどうか次第ですが、あやつぐを育てられていない責任はきっちり取らせるべき、田村を下で育てたロッテのバッテリーコーチに声をかけて引き抜くべきでしょうね。

 それはともかく、今使っているのは拓也です。拓也のリードを二軍の試合で見ましたが、彼のほうが可能性を感じる。ゆるい球にせよ、インコースにせよ、それを使ってどうにかしようという意図がある。今後次第でちゃんとモノになるかは未知数ですけどね、現時点では間違いなく、拓也>あやつぐ。その選手をスタメンで使わないのが解せない。

 たしかに彼は去年一試合しか試合に出ていない。そういう段階にない選手です。ビハインドの負け試合で使って、来年同点や勝ち試合の抑えの捕手・三番手捕手として使いながら、スタメンで使っていくという「段階」を踏んでいる・セオリー通りの起用だということはわかります。

 しかし今は高谷という捕手が離脱してしまった。一番いい捕手細川がいるとはいえ、細川は怪我がち。故障しやすい選手でいつ離脱するかわからない。そして去年一番スタメンマスクを被った高谷がいない。ーとすると、残っている鶴岡も去年骨折で一ヶ月ほど離脱した過去があるだけに、万一の鶴岡&細川離脱という危機に備えて、拓也を何試合かスタメンでテストしておかないといけない。危機管理として拓也を使っておくべき必要性があった。何試合使うべきかは、正解を出せませんが、個人的には最低でも五試合はスタメンマスクを被らせて、負けを覚悟で起用すべきだったと思います。一週間のうち、細川3・鶴岡2・拓也1の割合で使うべきだったではないでしょうか?3~4試合くらい試して拓也が全然ダメなのであれば起用を諦めるということであれば、責められなかったと思いますが、一度も試さないのは今の捕手事情からしてありえないと感じましたね。

 最悪の事態を想定した危機管理ということをしなかった、出来なかったというのは、非常に問題だったと言えるでしょうね。捕手のリード論じゃありませんが、采配というのは最悪を想定して、そこから逆算して組み立てないといけない。一年を考えないといけない。ラッキーは起こらないという最悪から計算するもの。自分に都合のいいことが起こるという想定は極力すべきではない。そういうことをしてしまうのはプラス思考の投手故なのでしょうか?若手捕手の育成はここ数年どころか、もう城島以来ずっとついてまわっている問題なのですが、工藤政権下でもかなり危ない感じがしてきましたね…。

 

以下↓、続編のリンクです。1.5は長いので分割した補論のようなものですね。

【2016工藤采配批判1.5】 見当外れな打順批判、固定的起用は好ましくない

【2016工藤采配批判②】 李大浩の穴は存在しない。李大浩がいる前提の野球をしているだけ

【2016工藤采配批判③】 歴史的V逸の最大の原因は「継投」にあり

*4

*1:※細川の角中殺しについて、この試合は首位打者レースのトップを走っている角中との対決がありましたが、見事に殺していましたね。細川は本当に特定の打者を殺すのが巧いですね。最初の打席でフォークを三連投してスリーノーのカウントを作って、結局歩かせていましたが、後続を打ちとっていました。そしてその次の打席から続けて見せたフォークの残像があったため、アウトローの球に角中はフォークと迷いながらスイングして、振り遅れて三振。日本シリーズでの山田の時もそうでしたが、細川は相手打線の一番いい打者を殺しに行く時に特定の球種を植え付けて、意識づけさせた上で裏をかいて打ち取るというパターンのようですね。多分、一打席目はその意識づけのために使うので歩かせてもいいという配球をするのではないでしょうか?無論その日の投手がそこそこ制球出来て、捕手のリードに応えられるという条件づきですが。細川対策にはその勝負してこない・意識づけの最初の打席を捨てることかもしれませんね。短期決戦だと無理な話かもしれませんけど。例えば山田なら、彼が歩いた次の打者がなんとしても彼を返すことを意識すべきかもですね。殺される対象は無理せず出塁に専念してその次・その次の打者が返す役目を担うという風にするしかないかもしれません

*2:バッターの意図を考えれば際どいところに投げきれなくても抑えられるんだよという話をしたと言ってました。相手の状況を考えるという当たり前のことを今更教えても、長い間マスクを被っていてもそういうことをしてこなかった=経験値ゼロですから、学習して成長するということはありえないでしょう。前に書いたかもしれませんが、彼は移籍一年目にピンチのときにピッチャーに声をかけにマウンドに行くことがなかった。なんで細川みたいにマウンドに行かないんだ?と不思議に思ってましたが、状況とか相手の反応とか見ていないのですからそういうアドバイスがそもそも出来ないんでしょうね。投手言いなり捕手なので、自分が投手をまさにリード=引っ張ることが出来ない。そういう捕手でした。細川に相手チームのバッターの情報を共有しようと持ちかけられたときも拒否していましたが、そもそもそんなデータが無いんでしょう。データがないから共有するしない以前の問題ということなのでしょうね。

*3:ノムさんがスライダーというのは便利な球で、真っ直ぐを待っている相手に非常に効果的だと言っていました。ということはダルのように真っ直ぐが滅法速い投手は、真っ直ぐにタイミングを合わせざるをえないので、抜群の効果を発揮したでしょうね。つまり、①真っ直ぐがそこそこ速く②スライダー持ち、という二つの条件を満たした投手しかリードできないんでしょうね、鶴岡は。彼がよく組んでいた投手が中田とスタンでしたが、まさにそのパターンでしたからね。大隣を炎上させた試合、また今年の山田なんか見ていると左腕や制球型の投手をリードすることは無理なんでしょう。

*4:アイキャッチ

カイザー(Kaiser) 野球 軟式 キャッチャーミット KW-340

スポナビブログを止めた話

 ブログ引っ越しついでにスポナビで野球ブログを書きました。そしてすぐに止めました。野球専門というかスポーツ専門ブログということで、書いてみるのも面白いかな?面白いことを書く人と交流が増やせるかな?と思って始めてみたのですが、有益な分析をするというものは少なかった印象ですね。まあ己のが有益かといえばそうではないわけですが(^ ^;)、その人のオリジナルの視点から「なるほど、こういう見方・考え方があるのか!」というものはあまりなかったですね。まあ、そんなに他所様のブログを拝見したわけでもないのですけどね。

 まず、ブログサービスが悪かった。連休に入って、これまで書けていなかった分10本くらい記事を連投しようと思っていたら、旧記事のインポートが不具合でエラーを起こして、スパム扱いを受けてアカウント停止に追い込まれました。解除されるまで2日半かかった上に。対応が悪い。何度もやり取りをしなくてはならなかったですし、解除されたと思っていたら、コメント投稿ができませんという半端なことになっていましたからね。自分でエラーなんとかして下さいみたいな「?」な対応を一度受けましたし。

 インポートの不具合で昔書いたものが新着コーナーに表示されてしまうという他の方への迷惑行為をさせられる羽目になったのはかなりキツかったですね。他の人に「何こんな古い話してるんだ?こいつ目立ちたがりのアホか?」と絶対思われたでしょうからね…。せめてトップページか何かでそういう説明をすべきですよね。こちらの信用を傷つけるようなことをしてその後の対応がないってどういうことなんでしょうかね…?まあ、SNS・ブログサービスをいくつか利用してきましたが、流石にこういう仕打ちは初めてなので、どういう方針でスポナビはブログ運営をしているんだろうか?と不信感を抱きましたし、どういう人間が方針を決めているのか気になりましたね。

 結局、インポートエラーのために、一つづつインポートしなくてはならないというので、そのエラーが直るまで待っていましたが、結局そこから3ヶ月位して止めたので、関係なくなりましたけどね。インポート機能が復旧したら、連絡・お知らせしますとメールを貰いましたが、あの対応からすると絶対そんな対応・アフターケアをしっかりすることはないなという気がしています。絶対放置してこちらがまだですか?などメールを送らないかぎり対応しないでしょう。対応が全て後手後手でしたから。というかそんなエラーがあることに気づかず、しかも修復するのに3ヶ月以上かかっているんですから、まあなにをかいわんやですね。

 それはそれとして、またブログを書く事自体がやりづらい。色つけたり、文字を大きくしたりなどがアメブロと比べてやりづらい。本などのアマゾンリンクも貼れませんしね。そういうやりにくさを感じていたので、止める良いきっかけでしたね。

 

 で、まあ、なんで止めたかというと荒れたからですね。評論書いたら、侮辱だ何だとそういう手合の人がいたので、ああこれはちょっと無理だなぁと思ったので書くのを止めました。批評をすると、能力の有無・高低について論じ無くてはならない。そういう理解がどうもない人が多いようですね。タグというのがあって、そこからファンが流入してくることを知らずに、タグを貼ってしまったのはこちらのミスなんですけどね。

 自分に都合の悪い意見は聞きたくない・見たくない。またAという風に自分が解釈したら、それ以外の解釈を認めない。こちらがいくら「Aではないですよ、そういうことを言っているんじゃないですよ」と言っても、理解しようとしない。まあそうなったらどうしようもないですよね。もう自分の言ってることが絶対で、それ以外は許さない。そうなったらもう無敵ですね。

 そういえば、以前、セ・リーグ・巨人を中心にペナントの話を書いていた時にセ・リーグのタグをツイッターで貼って、今年のヤクルト優勝はもうないと書いたらヤクルトファンがそんなもんヤクルトのタグに流さないでという人がいたことがありました。ファンは優勝を信じて応援しているとか「?」な感じでしたが、戦力分析で現状どう見ても不利だろうという分析とファンの気持は関係ないでしょう。というか不利なのか、今危険な状態になるのだとか、そういうことが分からなくては対策の立てようがなくなる。目の前の危機から目をそらして座して死ぬつもりなのか…?中には変な人がいるものだなぁとその時はそこまで気にしませんでしたが、今になって思うと野球ファンにはかなり変な人が多い。プロ野球を見る人口が多いことを考えれば、まあそうに決まってますね。

 酒の席で政治・宗教・野球の話はするな!ーとか、この3つはタブーなのだとか。個人的に酒の席でそんな話をしても、相手が起こったり変な空気になるような経験がなかったので、ああそういう人が世の中には多いのかと今更改めて認識しました。特に顔が見えないネット上のコミュニケーションではそうでしょうね。平気で初対面の人に丁寧な口調・敬語も使わず、話しかけてくる人がいる。そういう非常識な人達がいるんだなぁとあらためてカルチャーショック的な感覚を抱きました。

 そういえば、いつも試合を観戦する時、ファンの感想をチェックするところでも、暴言を吐く人は本当に多いですからね。馬鹿野郎辞めろ!とかいらん!とか平気で選手や監督叩きますからね。そういう空間で、ちょっと結果を残せないくらいで人のことを叩くなんて恥ずかしいとは思わないのですか?なんて言っても通じるわけないですね。

 アメブロの頃、プロ野球観戦系のブログを3本くらい見てましたけど、文章を書く人というのはそういう人ばかりだと思っていましたね。んで、その中の一人が、「辛口で書いてますので容認出来ない方は読むのを控えて下さい」的なことを書いていて、どうしてそういうことを書いているのだろう?と不思議に思いましたが、まあそういう変な手合の人がいたからでしょうね。コメント付ける人の中でも、頭のおかしいようなコメントを付ける人は極稀にいるので気にしていなかったのですが、そういえば一人・二人いましたね。目につかないところだから、来ないだけで、もしもっと説記事が人気出たら変な人がいっぱい来るんでしょうなぁ…。

 まあ、そんなことはツイッターで知っていたので、積極的にフォロワーやブログ仲間を増やそうということはある時期を境にしなくなりましたね。この人おもしろいこと書くなぁという人は本当少ないですからね。

 

 スポナビの人達の他のブログ見ると、なんというか一喜一憂が非常に多い感じがしましたね。「勝った~!やった~。」「負けた~悔しい~次は勝とう!」的な。別にそれが悪いとかそういうことではないのですけど、個人的に目指すものと方向性が全然違いましたね。中にはこの球種が有効だが、これは序盤は有効でも3巡目からは対応されるとか、リードの特徴がどうだから投手との相性考えて、今回の配球がどうしたこうしたとか、この采配の決断がセオリー外だが、実はこういう意図があった!とかそういうものがあるかと思ったのですが、なかなか見当たりませんでしたね。

 以前、鶴岡はスライダーをうまく使うキャッチャーでカーブはうまく使えないという話をスポナビブログで知ったので、そういう面白い話をする人が多いと思っていたんですよね。多くなくても一定数いるものだと思っていました。そうじゃないなら拙スタイルと水が合わない。よく考えたら、検索かけてスポナビブログにヒットすることって早々ないですからね。ということはまあそういうことなのでしょう。

 

 そういう観戦してただ楽しむ、ファン同士が仲間内でワイワイやる感じを前提としたブログサービスということなんでしょうね。そういうところで評論みたいなのをやろうとするのは畑違いも甚だしかったですね。勢いで始めたのが良くなかったですね。他の人はすぐブログ内容書き終わってるのに、己だけ毎回4P位書いていましたからね(笑)。おそらく、贔屓のアイドルとか、猫ちゃんブログみたいなノリなんでしょうね。スポナビって。だから贔屓のそれ以外について、これがよくない・あれがよくないとかそういうことを言ってはいけないと言い出す人が出てくるのでしょう。そういう捉え方をする人がいるというのは、なかなかいい社会(?)勉強になりました。ね

 ああ、そうそう。そういう痛いコメントが少なからずあったのですけど、NGワードみたいなものがあったら弾く設定にはしているようですが、普通のブログサービスに存在するコメント禁止みたいな装置がなかったのはかなりマズイと思いましたね。まあ、あんまり良く見なかったので本当はあったかもしれませんけど、そういう機能もきちんとされていないのは「?」でしたね。一件だけ「てめえふざけんなよ、こらぁ」みたいな、酷いものがあったので、流石にこれは見るに耐えないのでNGにして通報しようと思ったのですが、そういう機能がない。これはちょっとどうなのかな?ブログではそういう事が必ずありますから、そういう機能がなかったらどうするのだろうか?問題があった時どうするのだろう?とかなり疑問に感じましたね。

 ブログ運営として原則コメント受け付けなさいというのも「?」でしたね。中にはコメントなんていりませんよという人だっているでしょうに、そういう選択をユーザーにさせないというのはなんでなんでしょうか?ゴルスタなんてのが話題になりましたが、そういう高圧的なスタイルなのでしょうかねぇ…?

 気になってツイッターで検索かけたら、昔はコメントの方式が違っていてもっとコメントが盛んだったとか。下手したらもっと荒らされていたのかなぁと思うと…な気になりますね。まあ、ですから、スポナビで「鷹ファンならこのブログを知らないと!&見てないとおかしい!」みたいな大手がないんでしょうね。そりゃぁ廃れるだろうなぁと個人的には思いました。

 でまあ、俺たちの戦いはこれからだ!で打ち切りでブログを終わらせたわけですけど(ちょうど10本くらい記事書いたので10週打ち切りですねw)、選手・ファンの無事を願って一富士(無事)二鷹三連覇!というブログタイトルだったんですけど、肝心の自分が大丈夫じゃなかったんですが、それは大丈夫なんですかね…?

 

 まあ6月交流戦終わってから一本も野球ネタ書いていなかったので、ちょいちょい書いていこうかなと思います。御存知の通り、大失速して優勝も危うい状況になっていますからね。工藤監督は日本一の監督・名将!と書いておきながら、まさか工藤監督無能論を書くハメになるとは思いもよらなかったですね…。采配のマズイ要因が3~4ありますが、さてはて、どれから書いたものか。

 

 んで身体論のカテにも入れていますが、どうしてかというと、コメントが荒れてそのへんな意見の対応で、体調を崩したからですね。思いもかけないコメントだったので、不意をつかれて怒りで腸が煮えくりかえる状態になりました。身体がカッカして、怒りで眠れなくなりましたし、腸が煮えくり返ったので、食事も受け付けなくなってしまった。3日位は体調不良のままでしたね。本当に辛かった。腸が煮えくり返るという表現は本当に適していて、ドンドコドンドコ腹の中に虫か小動物がいるかのように、暴れるんですよね。

 それもこれも、肚・丹田がしっかりできていないからこういうことになる。戦争だったり戦いというのは、自分が始めるものではない。緊急事態は突発的に起こるもので、不意をつかれるのが当たり前だと考えるべき。こういう風に急な事態でも対応できないのでは、いざというときに使えないなぁと自分の未熟さをまざまざと思い知らされましたね。もっと肚を鍛えないといけないなぁと感じた出来事でしたね。

 何万人という大衆の前で、ここで打たなければ日本が負けてしまう!というプレッシャーをはねのけて最高のパフォーマンスをするには、肚・下丹田が必要不可欠。それどころかそういう応援・期待をエネルギーの源泉にしなくてはいけない。そういうスタープレーヤーを日ごろ見ていて応援している自分がこんなことでどうするのかと不明を恥じ入る日々でしたね、不調の間は。

身体の話(2016/03?) アーシング

身体の話(2015/10) 軸タンブリング 以来、身体の話書いてないのかな?これも随分前の話なんですけど書いてなかったので、これを単独で書いとこうと思いました。これ3月か4月か5月頃の話だったか、どうだったか忘れていますが、未だに気に入っているのでまあ単独で書いておくのもいいでしょう。いろいろ身体の気付きの話はまとまりがないのでね、単独で。

 

 アーシングというものをご存知でしょうか?多分知らないと思います、その名前を聞いた時「?」になりましたから。

 

母なる大地との健やかコミュニケーション<健康><美容><安眠><癒し>アーシングBOOK101

母なる大地との健やかコミュニケーション<健康><美容><安眠><癒し>アーシングBOOK101

 
不調を癒す《地球大地の未解明》パワー アーシング すべての人が知っておくべき重大な医学的真実!

不調を癒す《地球大地の未解明》パワー アーシング すべての人が知っておくべき重大な医学的真実!

 

  こんな本あるんですね。なんかスピリチュアル系の感じがして、大丈夫かこれ?という気もしますが、まあそれはそれとして、なんかの健康雑誌をチラ見した中で載ってたんですよね。アーシング

 大地に裸足で立つことで、身体に溜まった磁気とかをリセットするとか、まあそんな話なんですけど、正直嘘くさいなぁと思ったんですが、タダなので試すだけ試してみました。するとこれがなかなか良い。全身の繋がりが整う。流れが良くなるんですね、これ。

 一日30分とかありましたが、まあそんなにやってる時間ないのでもっと短いですけど、15分くらい?それでも効果ありますね。立つというか歩いてますけど。登山家の三浦さんも本ちらっと見たら、裸足で歩くのが良いって書いていました。思ったよりも世間に浸透しているのかな?

 

 いずれにせよ、裸足で歩くことは体のバランスを整えることに良いというのは知っていて損はないかと思います。そういや昔、裸足で砂浜ランニングするとかそんな本が流行ったような記憶がありますね。靴だと足を閉じ込める結果になって、本来の足の柔軟性が死ぬ。それを開放して大地に直接つけることで複雑に使う事で機能を回復するとかなんとか。

 以前ランニングでアスファルトは足を痛めるから土の上で走りたいという話をしましたが、土がろくになくて出来ない。歩くのは何をか言わんや。まあちょっと歩くだけならなんとかなりますが、最適な場所がないので大変ですね。いい年こいて裸足でウロウロしたら通報モノですからね。

 そんなことを考えると、海が近くにあるのは良いですよね。砂浜を裸足ランニングは当たり前の絵ですからね。山でも良いんでしょうけど、山は虫とかいろいろ障害が大きいですからね。いつもの森でやったら地面が石とかで痛かった…。

 農家は裸足で田植えをしていた時代があったので、「男」という感じは「田んぼで力仕事をする人、そこで力を入れる人」なんて解釈をされていると思いますが、「田んぼから力をもらう」という意味合いかもしれませんね。昔の人は田植で泥水に足を突っ込んでそこからエネルギーを貰う感じでいたんじゃないですかね。

 まあいつもの自然の中にいないと、身体が歪む。エネルギーが無くなる、心も荒んでいくという話になりますね。本当アスファルトハコモノ邪魔ですよね。

 まず足、そして腰に行くまでの重心・捉え方が変わりますよね。沈む感じというか、沈めば浮くので浮くとも言えますが。まあバランス機能が回復するんでしょう。やっぱ胸のあたりでその通る感じが消えちゃうんですよね。胸から頭の上にスッと抜けていってくれない。このスッと伸びるように通ると軸ができたといえるんでしょうけど、いつになったら出来ることやら。浮く・倒れる・吊られる。これをいっぺんに意識してやるといい感じでしょうか。一回かなりいい感じがあったんですけどね。

祝イチロー安打世界記録とMLB3000本安打

「ローズが喜んでくれたら全然違う」イチローの一問一答  ハリー呼ばわりで草。「生きている間に自分の記録が破られるということは喜び。自分もこの記録を誰かに破られる所を生きている間に是非見たい」。さすがイチロー。カッコイイ。苦労しているところを見せたくない。そういうのは上原やノムさん、人に見せたくないですよってのもなんかほっこりしますね。

 この世界記録の話は、さすがイチロー素晴らしいで終わってしまうので書くほどのことではないのですが、あえて取り上げようと思ったのは、ピート・ローズについて。彼は、日本の野球なんて3Aレベルで一緒にするな!と散々言って、日本の野球ファンのヘイトを集めたわけですが、まあアメリカ版張本さんみたいな感じの人ですよね。

 野球賭博かなんかで球界を追放されているのもそう。おまいうの代名詞みたいになってますね。偉大な記録を残す人はどこかおかしい、だからこそ人格者のジーターみたいな人であってほしいみたいな発言になるわけですね。それはさておいて、このピート・ローズは、韓国系の嫁さんを貰う前は実はNPBに好意的な発言をしていたわけですね。

 これで、韓国系の女のせいでおかしくなった!的な説明を見ましたけど、それ以外に実はこういう批判的な言動を繰り返すことで、テレビだったりなんなりで、日本からのオファーや取材を待ってるという説を思いつきました。と言うのは前述通り、球界追放処分なわけで、その仕事に携われない。だったら、注目をあびるために方言をする。それでテレビ企画で対決!とか、そういうC級企画にでも出てわざと負けるなり何なりして仕事をもらう。そういう意図があったりするのかな?とふと思いました。暇な老人がたまに来る客に過剰サービスするメンタリティのようなものがあるのでは?と思いつきましたのでそんなことを書いておきました。

 このあとメジャー3000本安打もありましたね。さすがイチロー氏、おめでとうございます。天皇陛下生前退位の意向と重ねあわせて、何か時代の転換点を示すようなイベントだと感じましたね。まあ、そんなお祝い言葉と思いつきのメモ

大分の女子マネが甲子園練習に参加できない話

他にもなにか書くことあった気がしますが、忘れて思い出せないので、こんな話を。

 女子マネがグラウンドに立たせないのは、安全性のためだとか。まあわかりますね。札幌ドームでお客さんが硬球あたって失明した事件があったように、危険性は一応ありますからね。アマチュア故に興行とは違うわけで、高校野球という独特の(というか変な)世界を形成して、自分たち独自のルールで運営する以上、まあそういう世間とは違っても良いのでは?

 万一負傷で、遅延・下手したら治療云々で試合ができなくなる可能性もあるということを考えたら(もちろん相当低い可能性ですけど)、彼らがスムーズな運営進行のためにそういうルールを設けるのはまあいいのではないでしょうか?己は部外者ですから、まあそういう方針ならばしょうがないかなという感じですね。

 あと年頃の男子なら、潔癖クンが「俺らの聖地に女は入るな!ここは戦う選ばれた男の聖地だ!!」っていう硬派の子もいるでしょうからね。「俺達は青春のすべてを捨てて野球に打ち込んでいる、普段チャラチャラ女といちゃついて遊んでいるリア充死ね!」的な子は、やっと念願かなって聖地に立てたのに、「女子マネをグラウンドに連れ込むなんて許すまじ!」と考えていてもおかしくないですからね。

 まあ、現代ならそこまでの思想・信念であなゆるすまじ!的に女性・女子マネ排除精神はないかと思いますが、基本そういう精神が優先されるとしても、それはそれでいいのではないかと思います(出場選手の意見を聞いて多数決とか、あるいは前年度優勝校の方針とかで決めても面白いかと思いますね)。そういう特殊・特別な世界ですからね。

 で、問題は8年前に選抜で山口代表の華陵高校の女子選手が「女子だからダメだ」って直前にNG食らった一件だと思いますよね。ソッチの方がよっぽど大事件で、こちらのほうが明らかな男女差別だと思いますけどね。練習に参加できない理由が「技量がないからケガに繋がる」というロジックなのに、女子部員として普段から練習してふさわしい資格を満たしていると判断できるのにもかかわらず、ダメだって言うわけでしょう?明らかに矛盾していますからね。

 そもそも女子で野球やっている選手ってリトルなんかだといくらでもいて、中学生くらいでも体格差がそこまでまだないときは、女子が混ざってるというのは結構(でもないか?稀?)よくある話。男女で分ける時、女子競技に男子が参加しちゃダメってのは誰でもわかると思いますが、その逆はあまり成立しない。女子のほうが圧倒的に男子で筋力などで劣るわけですからね。競技によっては異なるでしょうが、不利ではあっても有利ということはない。ましてやプロへの登竜門的役割がある甲子園で、女子が男子の大会に参加するな―という方針はダメでしょう。
 ※もちろん、女性のほうが関節が柔らかく伸びやすいなど優位性もあって、それを活かして女>男になってしまうポジションなどがあるとかになったらまた考えないといけないでしょうね。特に野球の競技の性質の根幹を変えかねない場合などは。考えにくいですが、男とは違うために特別な球が投げられるとか、柔軟性を活かしてオーバーアクションでスイングして当たりに行くとか。特に女子が打席に入ったらインコース攻めにくくなるでしょうからね。己が監督ならその利点を使って、わざとぶつかって泣いて相手ピッチャーを全国の悪者にするという戦術を使うでしょうから(^ ^;)。*1

 トップの話し合いで、結局ケガ防止で禁止のままという路線で行くみたいですね。それは別に良いと思いますけど、女子選手の参加の道を開いておくべきだと思いますけどね。女子マネなんかいる意味わかりませんから、マネージャーって雑用でしょ?給料払いなさい。あと、なんかリア充っぽくてうらやましいからダメです(嫉妬)。キャプテンとかエースと恋愛関係なんてもってのほか。男にしなさい、男子マネと腐れ合うのなら、許します(笑)。

*1:追記として、BUNGOだったかな?高校野球のマンガで女子選手が男子と違って成長が早い分、もう成長が終わってるからウエイトをガンガンやれる。その分、普通の選手よりも筋力があるという設定の女子キャラがいました。なるほど、高校生くらいの時点では女子がウエイトをためらいなく出来るという点で男子よりも優位に立つ可能性があることはあるのかと感心しました。言うまでもなく成長途上の高校生はウエイトをやりすぎると逆効果、成長を止めてしまうのでプロを目指す高校生は一定以上やれないですからね。そういう優位性が女子選手にあるのならば、活躍する女子選手が出来て活躍!男子を圧倒という可能性がなくもない。そういう選手でてくると面白いですね