身体の話(2015/10) 軸タンブリング
久しぶりに軸タンブリングをやったら発見があったのでその話を。
軸タンブリング自体は、昔軸を作るのに効果的であるというのを読んでからよくやったけど、それ以後そんなにこれ良いな!という実感をあまり得られないために、やらなくなりました。
しかし最近、ふとした瞬間、というかいつもやってる溶粘歩道法の流れで、ちょっとやってみました。膝を曲げて、膝の後ろに意識を通す。最近気になっていた、地面の中、下に意識を置く流れで軸を意識してみた結果、上手く軸が作れたというわけではないのですけど、全身をゆるめる・気持よくすることが出来ました。
そして、そのまま歩いてみると、背中・背面を中心に、体重をのせるというか任せる感じになって、うまーく力が抜けた。軸を作るというイメージ・想念よりももっと後ろに意識をおいたほうがうまくいくのかもしれない。
歩くたびに浮く感じ。浮いて押し上げられる感じ、自然に前に進む事ができる楽さがありました。多分全身がよく割れて浮き身がかかったからだと思います。
浮き身をかけるには、左右で割って落ちることが大事ということを何度か書きましたけど、このポイントは腰。膝を曲げて手のひらひとつ分、10センチちょっといかないかくらいですかね?それくらい普段の姿勢から目線が下がります。
手のひらよりも頭一つ分のほうがわかりやすいですかね?大体、普段棒立ち・直立の姿勢から頭一つ分下がるわけですね。膝の後ろに玉、球があるというのがポイントだといいますが、やはり膝を深く曲げないと軸が通らない。ハムストリングが上手く使えない。
普段の姿勢からハムストリングスを上手く使う、中立・ニュートラルの状態のためには膝を深く曲げること。そしてそれ故に腰の姿勢がきちんと落ちること。腰を落とすのではなく、膝が曲がることによって腰が自然に落ちる事が大事。
腰が落ちると、割れやすく・浮きやすくなる。落ちると自然に浮きますね。仙骨・腸骨の別もわかりやすくなると思います。腰・仙骨が少し浮く。するとそれに伴い背骨自体が、押し上げられる。背骨がフリーになる。これが上手く動くために重要になるという気がしました。
腰が大事というのは、軸を作る上で、この浮きがポイントになってくるからかな?と思いました。腰のフリー感から自由脊椎そして、背骨の上・拘束背芯を動かすにまで至る。背骨がある程度動く感覚がありましたね。
軸タンブリングで腰をフリーにする、膝・腰の柔軟性を背骨に伝えて、背骨をより動かす。これが今後の課題ですかね。背骨を中心に浮く感覚でより全身が動くという気がしました。
昔、倒れる→動くのが大事なのに、足を中心に足の力で歩いてしまうということを書きましたが、どうしても腰高で固まるんでしょうね、軸を作る・立てるという意識をしないと、そのために膝をガクッと曲げないと、その固まったままになって歩いてしまうというメカニズムが人間にはあるんだろうなということを改めて思いましたね。