高橋竹山 - 別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

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　高橋竹山さんを高岡さんが取り上げていました。ベートーベンと並んで比較するほど巨大な身体意識。氏が不遇の時勇気づけられたというその音曲に心を傾けてみると。ものすごい深いんですね～、音が。重くて体の芯にズシっと響いてくるんですよね。北海道のような大地を感じさせるところからは地重根が発達しやすい。佐川幸義など大東流の達人を輩出するのもそこに関係があると。そうだとすると政治家にも関係ありそうな気がしますね。

　盲目ゆえに身体は人の何倍も研ぎ澄まされたんでしょう。当時の三味線弾きなんかは物乞いと一緒、ひどい待遇を受けた。そのような人生の深みが創り上げたのでしょうな～。合気道など師匠に何度もたたきつけられてようやく地重根のようなズッシリとした身体意識が出来上がるもの。よくもまあ、武道経験もなくここまで鍛え上げたものだと感心してしまったと。

　歌舞伎が今ウケているのと彼の曲が評価されたのは全く意味が違う。歌舞伎の評価は衣装とか舞台装置が評価されている。パフォーマンスが評価されているだけで、結局身体運動としてのそれは評価されていない。竹山は曲そのものが評価された。三味線一本でベンベンとやるだけで世界中を魅了した。まさにその本質が評価されたわけですね。

　高岡さんが直に聞きに行って、思わず「大統領！」と叫んだそうです。二回目に聞きに行って、また叫んで「またのお越しをありがとうございます」と覚えていてくれたと。それだけで十分だといってましたね。マサルさんが我慢できなくなって友人の背後からウォンチュ！ってやるアレとおんなじですね(笑)。

　あとついでに高岡さんの岡本正剛さんの技をちょっと解説するのがあったんで載せておきます。高岡さんの映像はあんまりないんですよね。