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北京オリンピック400mリレー、ドーピング発覚で日本銀メダルに

 ジャマイカチームの第1走者、ネスタ・カーター選手の検体再検査で禁止薬物「メチルヘキサアミン」が検出されたとか。結果、ジャマイカの金メダルが剥奪されて、銅メダルだった日本が銀メダルに繰り上げになったようです。

 当時、日本が銅メダル・初メダル獲得で喜んだものですが、銀メダルになるとは…。しかし、このようなドーピングで繰り上げというのは微妙な感じになりますね。昔、室伏選手が繰り上げで金を取ったときも同じような微妙な感じになりましたが、やはり今回も「何だドーピングで金繰り上げって…」と思った人は多いのではないでしょうか?

 喜びを味わうために、それこそもう一度レースを行って、そこで大々的に表彰するとか何かやってほしいものですね。しかし、もう9年近く経ってるわけですから、当時のようなパフォーマンスを期待することは不可能ですし、難しい話です。まあでも、映像でうまく外のチームを遅くしたりして、当時のメンバー四人に走ってもらうとか何かやりようはあるのでは?という気もしますがどうでしょうか?

 今回のケースはオリンピックの反ドーピング機構が当時提出された検体を保存していて、そこから再検査でドーピングが発覚したという流れのようです。いくらなんでも再検査遅すぎるだろ!と思うのですが、暗号技術のようなもので、その技術が発達すればそれに伴う解読技術も発達する。8~9年経って発達した技術で当時には検出できなかったドーピングを検出できるようになったから今になって発覚したということのようですね。

 つまり、当時のドーピング検査では引っかからずにセーフ判定がされていたということですよね。バレなきゃセーフという考えで、絶対バレない物質が選手の間に流通していて、それを使っていた選手が何人もいたということですよね。ロシアが最近は組織的なドーピングで問題になっていますが、ロシアに限った話ではないでしょうね。

 旧共産圏はそういう文化がありそうですし、アメリカでも成功すれば一攫千金がつかめるということで多くの選手が手を染めているのではないでしょうか?途上国の選手であれば、ドーピングのハードルは低いでしょうし、手に入れられる名誉と富は計り知れないでしょうからね。

 ボクシングでドーピング検査を徹底すべし!みたいな話を書いたのですが、それこそ有名なボクサーが10年後にドーピングでこれまでのタイトル剥奪!みたいな話聞いたことないですよね?まああんまり世界のトップどころを熱心に見ていないので、それこそ知らないうちに、あの誰々がドーピングで三階級制覇取り消し!とかあるかもしれませんけども。

 ボクシングは本当に反射神経と瞬発力のスピード&バネの世界なのでドーピングが非常に有効な世界。今からドーピングの検体をしっかり管理しておいそれとドーピングに手を出せないような体制をしっかり気づいておくべきではないでしょうかねぇ?

 しかし、ドーピング対策のためにクスリで使う普通のものも飲めないという話もありますし、アスリートは大変ですよね。そういう選手のために、毎日採血は無理でも食事の記録のデータ化、口腔内チェックとか毛髪検査。あとは呼気や尿などをスマホなどでデータ化して、ドーピングはしていないんだということを証明するという日が来るのかもしれませんね。最近では毎日スマホでそういうデータをチェックしていち早く病気対策をするとか聞いたことがあるので、そういう日が来ると面白いですね。