鈴木雄介選手の途中棄権に思うこと
大したことを話すわけではありませんが、競歩で金メダル候補と言われる鈴木雄介選手が棄権した話を少ししてみたいと思います。
恥骨を痛めた。痛めたために痛み止めを飲んで胃が炎症を起こして本番のリオのためにやめたとのこと。
彼は世界記録を出して、初(?)の金メダルかと注目を浴びて、取材が殺到したみたいですね。その結果練習が不足して結果故障したとのこと。うーん、どうなんでしょうか?
練習時間が足らなくなって、ストレッチや補強にかける時間が減ったまま練習をしてしまった=怪我につながったというのはどうなんでしょうか?想定したうち「6割」ほどしか時間がとれなくなってしまったと語っていたようですが…。
マイナー競技故に、競技のPRも兼ねて積極的に取材を受けた。それ故に練習時間が減ってしまった。結果故障してリタイアということであれば、それはレース以前のコンディショニングづくりの失敗、ペース配分の失敗ということでしょう。おそらくそういう理由で批判もされているのではないでしょうか?
しかし、実際取材をあまり受けたことがないでしょうから、そんなに拘束されるとか予想がつかなかった事も考えられますので、むしろ今の時期にそういうことになると気づけたことは大きかったのではないでしょうかね。
室伏さんも多分金メダル候補と言わて、一躍時の人になって同じようなことを経験しているはずですが、その点はどうだったのでしょうかね?ずっと競技をするわけではない、瞬発系か持久力系かで異なるということでしょうか?
まあいずれにせよ本人が今後主体的に進める必要があるでしょう、取材側から傲慢に思われても、時間がきたら強制的に切り上げるとかね。本来は有力選手には、マネージャーのような人が派遣されてスケジュールなどを管理してサポートしてあげるべきだと思いますけどね。陸連はそういう取材管理とかはしないのですかね?トラブル防止とかで。
27歳というと少しづつ身体がかたまりだす頃。変化が起こってくる頃ですよね。そういった変化に対する適応というか理解度はどのくらいなのでしょうか?スーパースター、飛び抜けた才能を持つなら関係ないかもしれませんが、どうもそういうタイプには見えないので、身体の拘束化に対するケアをきっちりやってほしいと思いますね。
「練習が足りなかったから」コンディショニングが整えられなかったのなら、いいですけど、「練習の仕方に変化が必要になった」ことに気づいていなければかなり怖いですね。危険な徴候でなければいいのですが…。
情熱大陸の映像を見たんですけど、かなり神経質そうな感じに見えました。スケジュール通り、決められたことを逐一きっちりやらないと気が済まなそうなタイプに見えました。
アスリートにはたまに、オーバーペースで必要以上に練習をしたがる人、自分を追い込みたくてしょうがない人がいますが、そうなってしまうと一部の天才を除いて、殆どの人は失敗するので危険じゃないかな?と思いました。練習量こそ正義!みたいな発想を持っていなければいいのですけどね。
金メダルを見事とって、その後思う存分取材を受けて名誉を得ればいいので取材はもうほどほどでいいでしょう。というか受けなくてOK。世間は金メダリストかそうでないかで態度がまるで違うのでまず取ることに専念しましょう。取れなかったらただの人として手のひら返すでしょうからね。
取材する側も今回の件でそう簡単に申し込めない、OKもらえないとわかっているでしょうからね。これを逆に活かして欲しいですね。
まあ、以前書いたとおり、アスリートへの取材はきっちり敬意を持ってやってほしいということ。無神経極まりない人が結構いますからね。肉食うな酒のむな、斎戒沐浴してから来いと言いたいですね。