我が鷹日記⑥ 泥沼の交流戦と今シーズンの不調分析編
前回はこちら→我が鷹日記⑤ 5月第二の週、またしてもロッテに三連敗編
【交流戦惨敗】
んでまぁ、言うまでもなく今年の不調は打線にあって、その打線のまずさが交流戦もろに出ましたよね。まさか笑いのセに負け越すなんて想像だにしてなかったので大ショックです。ここであわよくば二桁、まずくても5近辺の貯金を作るだろうと。巨人については打線好調で杉内/ホールトンとデータが行っちゃったこともあってやられるだろうなぁ、ということも織り込み済み。中日もちょっと厳しいかな?と思いましたが、まあそれでも残り4球団から貯金作るでしょうと。なんてったって、ヤフド無双がありますから。
初戦、ボコボコにやられて、巨人に連敗といっても、広島連勝で3-3、まあ余裕だろうという感じが夢幻の如くになったのは阪神戦inヤフードーム。8連敗うち3引分つまり11試合勝ち星なしという最悪の状況が続きました。なぜ?こんなことに?どうしてこうなった!?×2状態。
対ヤ
14-3 安打10HR1、四死球1、エラー2、三振4。
ヤクルトは安打15HR1四死球8と対照的ですね。
1-9 安打16HR3、四死球4、エラー1、三振7
※この日のヤクルトは前日と対照的に8安打7四死球なのに一点どまりという残塁力を発揮します。HRがポンポン出ていたのでまさか交流戦でこれほどまでに打線が不調に陥るとは思いませんでしたね~。このときはまさかこんなことになるなんて、鷹ファンは思いもしなかったのであった…。
対巨
2-0 安打2、四死球3、三振9
5-1 安打4、四死球1、三振7
※この試合で足をくじいたペーニャ。思えば故ペーニャが最も輝いていたのはココらへんまでだった…
対広
9-1 安打14、四死球5、エラー1、三振7
6-3 安打7、四死球5、エラー1、三振6
※広島の自滅でこりゃセ・リーグ美味しいわ。余裕や!と思っていた最高の時でしたなぁ…。
対神
0-5 安打3、四死球2、エラー1、三振7
1-1 安打8、四死球3、エラー1、三振6
※なんで本拠地で外野ボロボロの阪神に負け越すんですかねぇ…。まるで阪神を見てるかのような体たらく。なんでや!阪神関係ないやろ!この日に限ってマートン当たりだすとか運無いにも程がある。
対中
6-4 安打8、四死球2、三振8
6-1 安打7、四死球2、エラー1、三振9
※嫌な流れを引きずった中、ナゴドであるとはいえ、山本昌。この時期きつくなってきた山本昌と当たれることはラッキーな事この上ない。とその予想通りに点取ったら、取られたで御座るの巻。ファルケン離脱がなければ中継ぎ投入が一枚早くていいですから、テンポ・リズムが全く変わってくる。先発は少しでも長く投げなきゃ!と自滅していった感が否めません。
確か内川が犠牲フライや最低限が出来ずに攻撃のリズムも悪かったのがこのカードだったような、もう忘れてしまいましたが。明石がイミフな三盗しかけてアウトになっていたような。
対横
5-4 安打10、四死球3 、三振9
1-1 安打8、四死球4、エラー1、三振10
※ブレーキの壊れたダンプカーの如し。走塁ミスが本当に多い。この日かな?どうも走塁ミスが目立ってしょうがないので、データ調べようと思ったのが松田のランニングHR失敗。打てないから走塁で無茶しようという悪循環ですね。
対ヤ
2-7 安打3、四死球3、エラー1、三振5
1-5 安打5、四死球4、エラー2、三振5
※石川に完投負け。前回石川で勝ってるからホークスと相性がいいと見たのか120球完投。中継ぎも良くないし完投したい!という相手チーム事情を考えればもっと待球作戦をとっても良さ気なもの。
対照的にいつもの摂津の悪癖とは言え、120球で6回持たず。そしてPとしては最悪のフィールディングミスからの大量失点。ミスからの自滅という最悪の形。明らかに走塁妨害でしたけどもそれを言い訳に出来ないほどの魔の悪さ。リズムが悪い時はこういうまずい流れになるものです。
それにしても本当に審判のジャッジに疑問が残ることが多い。最近はハーフスイング判定。頼むから一試合3つまでオブジェクション有りの制度にして欲しい。ミスをするなということではなく、透明性のあるジャッジを求む。
ヤクルトはそんなに良い投球をしたわけでもないのに、三振の少なさを見てわかるように手玉に取られた。討ち取られたという印象でしたね。
対巨
1-5 安打2HR1、四死球1、エラー2、三振11
3-4 安打11HR1、四死球3、エラー1、三振8
※巨人の投手酷使が目立った。山口使う理由もマシソン・西口使う理由がなかったのに無茶苦茶投入。こりゃ後半沈む可能性あり、もしくはやはり来年誰か離脱してまた弱くなる例のパターンでしょうね。監督アホでしょ。まあ、投手継投については落合森以外にキチッとしたことやる人のほうが少ないですからね。今の時期に吉見をなぜ使わんのや!とか無茶苦茶言ってますから。5回にサファテとか、しかも6回続けてとかトチ狂ってるとしか言いようが無いですね。まあサファテ・バリントンは酷使もさることながら、投手コーチが日本に適応するためにちゃんとケアできていない要素のほうが大きいのでしょうけどね。
ヤフドを本拠にしているとはいえ、HRが交流戦初戦・カードのヤクルト以来出ていなかった。特に不調のペーニャが同点2ランという最高の形で負けが消えたら森福が…。橋上さんにやれましたね。Wスチールの隙があるという分析が見事にはまってしまいました。
対広
1-1 安打6、四死球2、エラー1、三振10
3-7 安打10HR3、四死球4、三振6
※広島は清涼剤。マエケンで引分ならまだマシですか。んでマツダとはいえ三連発。今後はカブレラが一発を打てるということで復調の鍵をにぎると思ったら…。帰国ですかね?もう帰ってこないかな。多村とか松中小久保が良くない中カブレラ復活はかなり期待していたんですが…。
うちのホークスのブンブン野球に広島の投手力がモロハマリしてくれた結果ですね。前回なんかキャッチャーがぽろぽろ本当にひどかった。走られる野球に対して全くダメですね広島は。DeNAが勝てないのも走ってこない、走れないというのが一因としてあるかもしれません。だから内村獲得?うーん。
対神
1-2 安打10、四死球0!、三振11
1-0 安打3、四死球1、エラー1、三振10
※岩田なんていう三点台の投手に封じられるチームがあるらしい。なぜ阪神という弱小チームに負け越すか?ホークスがもっと弱いからですね。細川の送球エラー絡みでの隅1ですからなんなんや!というゲームです。まあ、阪神も広島も横浜もおんなじ、無茶苦茶なことやってるからわけわかんない負け方をするのですね。だってDeNA相手に摂津で隅1負けだもん。
対中
1-0 安打4、四死球0…、三振10
8-0 安打10、四死球1、三振5
※さすが中日コントロール良い、四球は出さないね。初回犠牲フライを内川がきっちり打って勝ったというのに光明がみえました。
中日の温情野球かエラー3つで早々と捨て試合になりました。
対横
0-1 安打5、四死球3、エラー1、三振8
1-0 安打7、四死球1、三振5
※昨日の幸運を生かして最後は四連勝で弾みをつけて終わりたかったのが、この体たらく。強いチームとは弱いチームにきっちり勝てるチーム。阪神・横浜への負け越しは見事に今シーズンのダメさが現れています。三浦はともかく、ブランドんというコントロールナッシングタイプに6回ゼロ封にされる。これが今シーズン象徴のベストゲーでしょう。選ばずに打ちに行って結果三振で凡退するというのが自滅パターンですね。あんまり良いPではないといえ、左腕。捉え切れない可能性も十分考えられる。それを想定して粘る・揺さぶるという姿勢がなぜないのか?
安打数はまあそんなもんだろうと言えますが、よんたまが非常に少ない。毎試合3つ程度じゃないでしょうか?打てなかったらよんたまとエラー絡まないと点はいらないんですから、よんたま取りに行かないと。それだけチャンスが少なくなりますからね。
次にお約束のごとく毎試合エラーしている。内野陣が特にヒドイ。今宮使ったほうがいいと思いますね。本多不調だし。明石セカンドで、打てないなら守りを重視すべきではないでしょうか?連携エラーに盗塁のタッチミスに少しでも点をやらない今宮ショートでしょう。
去年よんたま取りまくってたから粘れるんだな、このチームは。と思ってたら結局相手がビビって結果的によんたまが増えていただけなんでしょうか…。だとすると今シーズン相当厳しいですね。ロッテ・ハムがつなぐ・守るということがしっかりできている。結局守りとか繋ぎの当たり前のことが出来るチームが上位に行っているわけですね。
三振の多さと比べて相対的にHRが少ない。これなら倍はHR打ってないと割にあわないです。この路線は今の時期にはやってはいけない戦術です。8月ごろ投手がへばって失投→HRが増える時期ならともかく。これは明らかに首脳陣の戦術の選択ミスではないかと思います。自主性に任せすぎて失敗ということだと思います。完全統制しろとは言いませんが、こういう時は明確な支持を与えてプレーをするケースをもっと増やしたほうがいいでしょう。
今シーズンは昨シーズンと比べ本多・内川・多村が不調。であればよんたまを取ったり、選んだりしないといけない。粘る・つなぐ・いやらしさがないことですね。今は調子が悪い。ならばそれ相応の野球をしよう!そういうモードに切り替わっていない。これが全てでしょうね。ヤクルトだって調子がいいわけではなかった。きちんとした野球をしていれば、十分勝ち越せたでしょう。
そしてHR9本というのは巨人の半分。そりゃ本拠ヤフドだし!と言ってもそんなことはわかっているのですから、長打より単打を狙うべきです。特に本多・明石などは。短く持って転がすことを徹底すべきでしょう。去年ダルビッシュ相手にやったあの戦い方をもっとやるべきですね。
全部が全部、クリーンナップもやれ!とは言いませんが、状況に応じてここは粘る、転がすといったケースバッティングをしていれば、それをこなす能力があれば、ここまで負け越すことはなかったような気がします。三振数の多さは考えなしに振り回しているからとしか思えません。その代償のHRも少なすぎます。これを何とかしないとホークスの今年は日本一(笑)になってしまいます。
八勝一三敗三分。去年の優勝チームがまさかの横浜の下の十一位…。ハムが6、ロッテが5、西武が2と貯金を作ったのが最終的に響いてきそうでもう怖いです。なんで交流戦で上と5ゲーム離されちゃってるんですかねぇ…。
続く…