別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

7/15・16・17と18・19・20の上位二チーム三連戦

まあ、いまさらですが、一応のまとめをヤクルト・中日相手に4勝2敗で勝ち越しからエエじゃないかと思う人はまあ、居ないでしょうね。勝ち越したにせよ内容が悪すぎるし、その前阪神に負け越してますからね、まあこれは甲子園なんで許容範囲ですが。

 気になるのが三連戦の初戦でことごとく落としているということ。二勝十二敗という成績(二つ数字間違えていましたので、訂正しました。)。同じ2-1という結果でも、初戦を落として残り二つ勝つのと、初戦・二日目勝って、三タテ!惜しい、三タテはならず!というのはぜんぜんイメージが違う。巨人はどこかでヤクルト・中日・阪神を三タテしないと上位復活の道はないんですから、確実に三タテするように初戦を最重視しないと。勝ち運がないグライは初戦にもって来るべきではないでしょう。

 貧打という問題はありますが、貧打なりにしっかり得点できるチャンスを作り、得点することでしょうね。今月複数回に渡って得点すること、いわゆる先制・中押し・ダメ押し、その三つの得点が出ないと勝つのは難しいですよね。

 

 今月の試合でワンイニングでのみしか得点していない試合は10試合もあります(18試合中)。さらに最終戦サヨナラで勝ちましたが、シャットアウトしていれば1-0での勝利ですから、11試合になってしまうわけで…。

 巨人は防御率一位.276、打率.230という守って勝っているチームなのに、7/1中日戦や7/13の阪神戦のように後ろが打たれて逆転負けという意味不明なゲームがありますから、持ち味を生かしてグ~ッと上昇する・後半巻き返すというのはかなり難しい気がしますね。東野だったり、ロメロ復活!なんてことにでもならない限りまあ無理でしょう。後ろが不安定すぎます。5・6・7のヤクルト三連戦でも中継ぎが打たれて持たないのが2試合ありましたし。先発のコマはとりあえず計算できますが、後ろがダメで競り負ける試合が今後もいくつかあって波に乗れないまま負けるという気がしますね。たぶん優秀な防御率は先発のみの数字であって、中継ぎ陣分析したら相当足を引っ張っていると思いますね。あと、負けるときは大量点で負けて、勝つときは最小点で勝っているというのが大きいか…。ある意味効率のいい勝ち方なんですけどね…。そういう中日みたいなスタイルならばいいのですが、そういうチームではないですからね。

 3-2、2‐1でしか勝てないのに後ろの継投が不安ではね…。こういう状態では打撃陣が調子を上げてくれるのを願うしかないでしょう。まあ、それを占う後半戦一発目の26・27・28のベイ三連戦でどれだけ打てるかということでしょうね。防御率最下位との対決ですから、ここで打てなければ波に乗れないことこの上なしでしょう。んで初戦に勝てるかどうか。初戦だけは絶対に勝たなければ勢いに乗れないですから、初戦を絶対に取れるかどうかに注目ですね。ドーム三連戦ですし。

【7/15】

 村中?だれそれ?という楽なピッチャーでまさかの一点どまり。沢村は結果的には2点で押さえるという好投だが、前中日戦でやったように初回に四球連発で打たれるという最悪な立ち上がりに、田中にまさかのHR。失投とはいえまあよく飛んだもの。しかしノンHRバッターにありがちな一発打ってバッティングを崩す。一発の魅力に取り付かれてしまいその後打撃を崩しました。その後14の1ですからね。ノムさんが言ってたとおり、HR打つと欲が出てどうしても大振りになってしまうわけです。狙ってHR打たせたなら良いんですが、まあ、あの状況で打たせて良いわけもなく。

 まあ、あいかわらず三振ばっかしやがってという内容でしたね。淡白で四球も少ない。犠打一個沢村が決めたのがまあよしというくらい。ラミレスがいないときついですね…。四球取れる、併殺しないバッター。長野・ラミレスいなくなったら、打線がかなり厳しいです。今の巨人は。

 本当に今シーズンは呪われています。まあ運がない。初回の沢村の四球もえ?入ってたろ?グライもそうですが判定でやられたという試合でしたね。まあ、審判でやられてそれを実力でひっくり返せないのがもうだめなんですけど。強いチームはそれをねじ伏せますしね。こっちだって審判のミスジャッジで救われることあるんですから。

【7/16】

 西村の完投があって、これでまあ先発まわしていけるという目処が立って、その点良い試合でしたが。むこうの小川監督は明らかにこのゲームを9連戦の中日として捨てに来た。スキがないですね。初戦負けていたら別だったかもしれませんが、まあでも山本以外ピッチャーいませんし、捨てていたでしょう。巨人は2・3流のピッチャーだけ打ち込めるという(´-ω-`)という状況が以後も続きます。

 しかし、この試合も投手の山本がキッチリ犠打を決めるなどヤクルトはそつない野球をします。宮本下げるわ、藤本が使えるかちゃんとテストするわ、キャッチャー川本・福川を使ってくるわ、やりたい放題やられていますね。もしかしてヤクルトおちるんじゃない?とか、書いてましたが、こりゃ無理ですわ(^ ^;)。コンだけしっかりとしたことやるチームが落ちるわけないわ。まず、一位本命でしょう。怪我だけですね。怖いのは。

【7/17】

 小野が何度も打たれてピンチになりながらも2失点で勝ち星がついたというラッキーぶり。沢村なみだ目ですね(^ ^;)。こういう変なことがあるからおそろしい。意外と勝ち運があるのかもしれません。789は中継ぎが三人で全部アウトで抑えたのも大きいでしょうね。なまじ打てそうだからなんでしょうか?ヤクルトが珍しく振り回して、9三振・四球2という結果に。逆に投手の名前がない、二流・三流どころを出した方がヤクルトのバッターは調子こいて振り回してくるのでいいかもしれないということですかね。。

 この日は四死球4の合格点さることながら、4回大村が粘って四球を選んで阿部が失投を逃さずスリーランという最高の結果。増渕の内容は良かったのに、あの一球だけ。まさに、初戦の沢村が一球に泣いたような初日の運をそのままひっくり返したような試合になってしまいました。

 

 中継ぎエースの久古が出てきて、坂本を一塁において、坂本がリードだけ大きくして小笠原が四球を奪ったシーンがありました。こういうことが出来ると大きいんですけど根。四球2つに1安打で、仕事をしてくれてほっとしています。東野が三人で抑えられた、機能したのが大きいですね。

【一番打者比較】

 まあ、この日も相変わらず坂本は振り回すだけで貢献できずヤクルト戦13の1、うち死球一つという問題児っぷりは相変わらず。スタメンは仕方ないとしてせめて一番からは外して欲しい…。打席数324で四死球19って…。打率252って…。

青木は打席数323で四死球31 打率.315

東出は打席数287で四死球14 打率.275

平野は打席数298で四死球16 打率.285

荒木は打席数282で四死球15 打率.279

石川は打席数327で四死球22 打率.251

 あれ?各一番打者比べてみたら30いってるの青木しかいないんだ…意外だな。30いってるの当たり前だと思っていた。四死球の数が圧倒的に少ないどころか、単に打てていないだけなんだ、ふーん。まあでも打率も、四球=出塁率も残してしっかり仕事をしているのは青木だけですね。やっぱり長野一番がいいと思うけどなぁ。とにかく最終的に.280は残してもらわないと。

 マートン四死球14か…。打率.324なら十分機能するか、しかし得点圏.348のバッター一番に置くべきじゃないと思うけどな~。はっきりいってマートン一番だと相手チームはピンチに出てこないから助かったと感じると思うんだけど。

【7/18】

 件の試合グライがまさか、まさかの大失点。正直今の巨人に4点取る力はない。4点差がついたらかなり厳しい。四回という早い回でしたが、グライは二連打を食らった時点で投手代えるべきだったと思います。まあ、後ろに頼れる人がいないというのもあったんでしょうが、四球を二回に連発して押し出していますから、三回でも四球出したしコントロールがついていない。かつ運がなかった。討ち取ったあたりでポテンヒットが何回も続くというわけのわからない試合でしたし。こういうゲームでは思い切ったことをして流れを変えたほうが良かったような気がします。呪われているとしか思えませんでしたね。解説の水野さんが清めの塩とか、ボランティアとか言うのもさもありなんというゲーム内容。

 

 初回いきなりHR。これまで中日は6連敗という大地獄。しかもドームでこの最悪な状態の中日を迎えるんですから、三タテあるで!とどこかのファンならずとも思うもの。しかし二回のフィールズのラッキー二塁打から、ホームに帰ってくるタックルが失敗したところで流れが相手にいってしまいましたね。2点差、さらにはもっと開いていたら、試合は逆転していたでしょうね。アメフト出身なのに、キャッチャー吹き飛ばせないのか?なぜ上から押しつぶすようなあたりをしたし…。キャッチャー弾き飛ばすタックルの仕方も出来ないのか…。

 敗戦処理で仕事も出来ないアルバラデホと収穫ゼロのふがいないゲームでした。ソトというだれこいつ?これは今日もらったというピッチャーで攻略できないお粗末さを露呈してしまいましたね。スコアラー何やってんねんということでしょうか…。

 四回以降六回の一安打のみで四球さえなし。やはり初回~三回に簡単にヒット打てて、調子こいたのが全てですかね。中日が7つも四球とったのと対照的なゲームになってしまいました。本当に粘りというものがない打線。負けるにしてもせめて粘って次につなぐものがないと無駄になる。無駄ゲームが多いチームが優勝する、上位に行くことはない。

 

【7/19】

 ようやくエース内海10勝目の試合となりました。藤村のエラーとなりましたが実質ヒットと見てよかろうと思いました。なんだろう藤村は回のあとのほうが打つ傾向がある気がします。中日は自分たちの都合に合わせて東野相手の九回ノーアウト一塁でも犠打を選択しました。ワンナウト二塁でしっかり同点という選択。堅実ですがいきなり四球を出すコントロールが安定しないピッチャーにワンナウト与えるのはどうなんだろう?と思いました。普通に打つ、あるいは四球を取りにいったらわからなかった気がしました。

 しかし、HR打つなど阿部が機能するようになりましたね~。失投を見逃さない特にインコースの厳しいあたりは持っていってしまうあたり復調を感じますね。HR警戒で、次回四球を選んだところもさすがでしょう。長野は二回四球選んだんですが、この試合は大村がつながりませんでした。

【7/20】

 そしてこの試合でも三度も犠打を選択して、少ないチャンスを活かそうとしたのですが、結果的には実らなかったという感じでした。もちろん間違いではないですし、それが中日の野球ですから理解できるのですけども。初回のノーアウト、十回の場面では細かい野球が出来る中日はもっと揺さぶってよかった。積極的に出たほうがいいという感じがしました。しかし和田さんがタコるという珍しい場面も見れましたね。昨日の内海との相性最高で、鬼のように打ちまくっていましたが。今日はダメ。しかしそれでも最後には同点打で仕事をするのが和田さん。本当に嫌なバッターですね。敵からすると。三回のスリーハント失敗からして中日に流れがないというのがわかるチーム状態ですね。というか先月からずーッとタニシゲ抜きでむしろここまで良くやったというべきでしょうね。本当なら巨人並みになってるはずですよね。その辺がチーム力の差というやつでしょうかね。

 この日は先日あたりからそうですがアウトになるにしても内容が良くなっていました。ちゃんと捉えたあたりになってきました。これが続くといいのですがね。坂本が活躍した試合は何日振りでしょうか?アウトになるにしても8球近く粘ったし、後半戦期待していいんでしょうかね?藤村もヒットに、9回粘って四球を選びました。彼は淡白でだめなバッティングをするときと粘って選んだり、二塁打打ったり良くわからないところがあります(^ ^;)。安定して粘れれば二番任せられるんですがね。しかし四球6つに犠打4つというおよそ巨人の野球からかけ離れた結果になりました。そういうチーム状態といえばそうですが。いずれにせよ四球増やして、犠打でしっかりチャンスを作るのは間違いではないでしょう。

 両監督とも投手起用が良くわからないことになっていましたね。今シーズン統一球の成果コントロールが安定しないという不安があるのか。巨人は九回ゴン出しておきながら代えてしまいましたし、代えるならイニングまたぎではなく、チャンスだったんですから代打送るべきだし、山口が打たれたんですから(四球かな?)、和田のところで久保を投入するべきだったでしょう。山口が相性がいいというデータでもあったのか?

 中日も河原を最終回マウンドに行かせるなら岩瀬に最初っから任せておくべきだと思ったんですけどね。その前の2試合ともなまじ巨人をシャットアウトした実績を買ってしまったのが大きかったか。オールスターで日が開くんだから岩瀬・浅生つかっていいと思うんですけどね。そして敬遠満塁策。中日の守備力の高さを考えての選択ですが、巨人の状態からするとノーアウト二塁でがんがん攻められた方がよっぽどイヤだったと思いますけどね。なにせ内野ゴロ一点・進塁&犠牲フライが出来ていないんですから。結果的には阿部ムラン(ツーベース)でサヨナラでしたが、はなはだ後味が悪いゲームでした。そして中継ぎだけで十勝したわけのわからない勝ち運がある東野に勝ち星が。原監督はこれを狙ってたのか?阪神戦の東野当番もあのマートンブラゼルという場面で初抑えで使うべきではないと思いましたが、勝ち運頼みだったのか?間違いなく十回突入する場面だから楽なのは九回と考えたのか…。いずれにせよ東野はあと四五回は登板しないと、キャリアがないですから、安定しないでしょう。スライダーしかないですし、向いていないとは思いますけど。他にいないですからやるしかないですね。

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