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別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい

【雑誌】 月刊秘伝 2014年12月号

月刊 秘伝 2014年 12月号 [雑誌]/BABジャパン


この号は柔軟特集ですね。
 序文、ストレッチが流行ったのはつい最近、40年位しか歴史がない。1975年にボブ・アンダーソンが『ストレッチング』を出したことから広まった。*1歴史が浅いこともあって批判あり、新しい方法の提唱がありという流れになっていると。動きの柔らかさと身体の軟らかさ、この2つが合わさって「柔軟性」。相補うものを見つけていくべしと。また、バレエやっている人が民俗芸能をやった所、まるで膝が使えなかったという実例から、西洋ダンス・バレエと日本舞踊では同じ舞踊でも求められる柔らかさというものは当然違うという指摘。
 なんのための柔らかさなのかという、自分の目的にあった柔らかさを追求するというテーマもあるという話。


 「カラリパヤット」インドに伝わる武術の話ですね。ネルカルという足上げを基本としてスタートする。体作り→武器術というステップ。戦争に使える人間育成がメインだった時代の影響を受け継いでいるという感じでしょうか。対人稽古・スパーリングでは延々と技を出し合うというやり方で、一本とる・勝敗という観念がないとか。それで相手の動きを読む能力を養うと。ウルミという金属製の鞭が出てきますけど、ベルセルクでこんな武器あったな、そういや。元ネタこれかな?

 「テコンドー」、ストレッチのコツの話。前後開脚の際に前足を開こうとするのではなく、後ろ足を爪先を横に向けて後方に引くと開くようになる。しっかり骨盤を立てて行うこと。そうでないと効果が出ない、柔軟性の獲得に繋がらない。
 股抜き➖(左右)開脚してから、大腿骨はそのままで骨盤を回転させる意識で上体を倒す。上体がベタッとついた上体から、息を吐きつつ下腹を膨らませて骨盤を更に回すと、少し身体が浮いて手で軽く支えるだけで脚が自然と後方へ抜けると。開脚から脚を後ろへ抜いて、うつぶせで寝たような状態になって、そこから自然と立ち上がれるとカッコいいですね。
 ストレッチのコツは2回やること。一回やって間を置いて二回目にやると少し可動域が広がる。三回目は無理をして傷めることになるのでやらないとのこと。

 「カポエィラ」粘り強さ、瞬発力を養う伸縮性を目的としたストレッチとか。尻を締めることで蹴りが加速するとか。逆立ちで普段取らない姿勢によって健康促進効果があると考えると、いずれ流行る日が来るのかも?あんまり老人が集団で逆立ちしまくる絵は想像しにくいですけどね。身体がもともと柔らかい人は柔らかすぎてカポエィラの技が出来ないことがあるとか。


岡田慎一郎 「日常生活と柔軟性」
 ストレッチを暇さえあればやって人一倍身体を柔らかくすることに励んだ。静的な準備運動では足上げなど人以上にできたのだが、動的な実戦となるとまるで使うことが出来なかった。それで以後やらなくなったのだが、人に動きが柔らかい・滑らかと言われるようになった。立位体前屈では10センチ以上床から離れているし、開脚も出来ない状態。関節の可動域は狭くなっているのに今のほうが動きが柔らかくなっている。

 立位体前屈をもう一度やってみる。下半身ではなく上半身からアプローチする。一度前に腕を出して下におろして一回転して耳に腕をつけてそのまま立位体前屈を行う。すると、肩甲骨がスライドした分腕を長く使えて、手が床につくようになる(写真がないとわかりにくいので補足。例えると水泳のバタフライのような感じですかね。)。小指を上に向けるとより使える(コークスクリューパンチみたいに小指が上に来るように、あるいは野球でシュートを投げる感じですね➖って喩えていたら、バタフライとかピッチングやパンチ、バレーのブロック・スパイクに活かせるってちゃんとすぐ次のところで書いてありましたね(^ ^;) )。

 寝て行うストレッチもある。うつぶせで寝ることで背中・腰をリラックスさせる。ただ首・頭に負荷がかかるので顔を向ける方の腕を顔の横に持って来て、脚も同じく蛙のように上げておく。反対側の手と足は下方に伸ばす。腕が卍になると。

 また赤ちゃんからヒントを得た正座のまま倒れて寝るポーズ。脊柱・仙骨を伸ばしてくれる。内臓に負担がかからない。股関節・足首にもストレッチ効果がある。首に負担がかかるのでアゴを下に向けないこと。上に向けるのがポイントだとか。

 長座から筋力を使わずに股関節をうまく使って柔らかく立つ。煙が登るように立つとか。柔らかな動きを身につける良い練習法のようですね。


稲吉優流 「しなやかな身体“柔芯体"」
 ストレッチ批判に対して、ストレッチはウォームアップで行うものではない。関節・筋肉の可動性を広げるトレーニングであると。それをウォームアップとして行う、あるいはウォームアップせずに行えば弊害があるに決まっている。要するにストレッチ批判というのはストレッチの問題と言うよりやり方の問題。骨盤を車輪のように回しながら前屈を行う。
 柔軟性というのは人それぞれ、特定の教えを絶対視しないこと。固まった身体とは固まった心につながる。人の意見を受け入れない人間=嫌な社会を作ってしまう。究極の目的は人を笑顔にすること。いくら笑って見せても目が笑っていない人はすぐにわかる。自信という芯があるからこそ微笑みという柔らかさが生まれる。


日本韓氏意拳学会東京分館韓氏意拳 講習会レポート「“真に動ける"身体の獲得」
 韓氏意拳を扱っているものってそういえば見たことないですね。秘伝だと初登場なのかな?まあ他の雑誌チェックしているわけではないのでわかりませんが。最近初めて光岡先生秘伝出てましたね。あんまり取材とか好きそうじゃないタイプに見えますが、DVDとかださないのかなぁ〜。 


春風館 赤羽根龍夫・赤羽根大介 あらゆる武術に通底する“誘い"という必勝法則 柳生新陰流“当てさせずして、当てる"勝利の方程式
 家康の人生哲学と柳生新陰流の兵法の発想は通じているという話。「待ち」と「誘い」という刀法を家康が実際に行っていたのは言うまでもない。「誘い」とはフェイントではなく、「相手を動かすこと」。新陰流の「誘い」には前提として命懸けの「懸(かか)り」がある。

 先に動いて相手の反応を誘発してそこにカウンターを入れる。大拍子・小拍子、おおきく振りかぶって大技と見せて小技。相手の踏み込む直前、斜に構えて間合いが大きくなったと錯覚させる。しかし実際には間合いは変わっていないのでコンパクトに打ち込む小拍子で打つ。わざと空振りしてからの二の太刀。(剣術わからないので多分正確に理解できていないと思う)

 隙を見せるだけでは相手はその誘いに乗ってくれない。攻撃するという意志があって「懸り」は成立する。最後に膝をエマすことによる素早い抜き打ちの話がありますね。剣術には興味がないのですが、相手を誘導することによって百発百中を可能にするというのは、非常に惹かれましたね。いかに相手を誘うか、誘導して気づかれないうちに自分から勝手に当たりに来てくれるというふうに持ち込むかという術理を研究するにはやはり剣術のほうが良いのかも。


湯川進太郎 ココロを通せば見えてくる意外なトコロ心理学から解く武道と日常構造
 「心配」と「反すう」の話。未来のマイナスのことを考えてストレスとなる「心配」。過去に起きた失敗などのマイナスのことを考えることでストレスとなる「反すう」がある。ストレスが披露・倦怠ひどいときは心身症となる。武術の稽古は心に効く。今に集中する、身体の感覚・呼吸に集中することでアレコレ考える癖、マイナスになることを防ぐことが出来る。


藤本靖 “ホームポジション"シリーズ第3弾意識のホームポジション
 身体編・動き編と続いて今度は意識編。その意識編の前フリみたいな感じですね。神経系には自律神経と体性神経の2つあって、自律神経失調症の話。交感神経と迷走神経がある。迷走神経には腹側と背中側の二種類ある。緊張を溶かそうとすると、これまで隠れていた緊張が爆発する危険性があるため一気に溶かそうとしてはいけない。
 体性神経(運動神経と感覚神経)のバランスをとること。また自律神経と体性神経の相互作用というテーマがある。2つがどういうふうに関係しあっているか、現代でも未だによくわかっていない。
 そして共鳴というテーマがある。施術がうまくいくかいかないかは共鳴次第。物理世界に「リズムの同期」という現象がある。同じ方向に同期するものを同位相に同期する。逆方向なら逆位相。ロウソクの火を一定の距離に近づけると同位相に同期して、遠ざけると逆位相になるという現象がある。これをヒントに「共鳴」について考察すると。
 また時間についてのテーマがある。時間・今に集中することを重視しながら感じている今は常にゼロコンマ何秒分かズレがある。それをどう考えるか。面白そうな話ですな。


ゆる体操には“裏"の存在があった!高岡英夫の漢語由流体操「肩肋後回法1」
 4つ目は肩肋後回法、ゆる体操で言うところの肩ユッタリ回し体操。人は疲れたら肩を回してコリをほぐそうとする。その時肩を前から後ろに回す。逆に前から後ろに回してほぐそうとする人はいない。それは何故か?
 運動進化論的に考えると、犬・猫のような四足動物から人間の運動は進化しており、四足動物のそれを引き継いでいる。チーターの「ずれ回転運動」のように、肩甲骨は後ろに回転する。そしてそれに遅れて肋骨が回転することで、ものすごい推進力・速さを生み出す構造になっている。
 「ずれ回転運動」は車などのタイヤによる車輪を中心とした回転運動とは異なることに注意。機械のように固定して回転運動させたら、一回転・二回転で骨・身体がバラバラに砕け散ってしまう。
 回転運動といっても実際に回転しているわけではなく、少しづつ順番に動いてずれ動いていった軌跡が回転しているように見える。肩甲骨が360度回るのではなく、想定される中心から軌跡が回転しているように見える運動となる。
 直立二足歩行をすることでこのような運動は失われた。もし四足歩行をしていたら人類もこの運動を行っていただろうと。
 野生動物もコリ解消のための自助運動を行っている。犬猫の「伸び」がそれ、前重心系の伸びと後ろ重心系の伸びがある(ヨガやストレッチでよく知られているポーズですね)。
 肩を後ろに回すのと前重心系の伸びに近似した運動構造がある。肩を回す時、一番高く上げた所。そこで少し止める・動きを抑制すると効果的。後ろ重心では、上半身を90度前に倒して手をついて背中を伸ばそうとすると肩甲骨と肋骨の間を広げながら、背中を少し反らそうとしたがる。これは後ろ重心系の伸びと同じ構造だということがわかる。そして必ずと言っていいほど「ア、ア〜」とうめき声に似た呼吸法を行う(肩を回すときは「ウ、ウ〜ン」)。
 後ろ重心は伸びとして同じ運動が残っているが、前重心は肩を回すということでしか運動として残っていない。しかもそれは後ろ重心の伸びと比較して効果が弱い。今号ではここまで、次回に続く。


福井雅一 関西発・注目の空手家が挑む!「突き・崩し・投げ」 古伝空手の現代翻訳本誌初登場!
 古伝空手の現代翻訳家というキャッチフレーズいいですねぇ。正座から立ち上がるときの話、中足(親指の付け根)を膝より前に出すと身体がつんのめる。手前に置くとまっすぐ立てる。
 背中を壁につけて息吹をする。十のうち七を吐いて、最後の三をコッと急激に吐いて鼻から吸うと、壁と背中の間の隙間がなくなる。その状態から突きをすると威力が変わり、拳を押さえ込んでもらっても楽に突ける。息吹で骨盤の角度が調整された結果、威力が変わる。最適な角度はやや前傾とのこと。
 交差法で躱して打つのだから正中ではなく肩口を突く。三角になった分側面から崩されることもなく、重さも乗る。
 内受けから肘に手刀を当てて投げる・崩す瑞泉拳(古流・武道空手の基本ですね)。相手の肘の内側をまっすぐ真ん中に捉えられれば、重心移動だけで崩せる。後ろ足をまっすぐ伸ばしておくこと。重心移動を学ぶことで打撃の威力が上がるという考え。
 五寸釘を刺すように角度を調整して、肩を支点に腰を捻らず、腕の重みだけで打ち込む。日野さんの言うことと通じるものがあるなぁ。体験した人はやはりシステマのストライクに似ていると感じたようですね。
 消える動き、等速度で最短距離を動くことで傍目にはゆっくり躱したとしか見えなくても正対した相手には消えるように見える。
 打つ瞬間、視界の端に手を出すことで相手の間合いをコントロールする。人は視覚で間合いを作っているから、打つ瞬間少し手を出すだけで、脳が混乱して手に意識がなくなり、威力もなくなる。
 相手の目を見るのではなく、自分の目を見せる。そうすれば呼吸がシンクロする。呼吸の隙間に拳をおいてやれば相手は避けることが出来ない。
 名前は出せないが色んな高名な空手家から学んでそれを伝えることをやっている。みんな一度はチャンピオンになったことのある人が来る。さらなる技を求めて飢えた人ばかり、教えられる人がいない現状があると。

 本文以外の写真での説明ページが面白すぎるので、別にしてメモ。基礎鍛錬としてスクワット・腕立・腹筋・背筋を十回三セット行う。ドローイングしながら、一回往復で十カウントゆっくりやる。常に腹横筋を意識することと。
 腹圧をしっかりかけることで突かれても空気がパンパンに入ったゴムタイヤのごとく跳ね返すことが出来る。
 大山倍達の動画では肩口を突き、拳を身体に巻きつけるよう腰に戻している。首里手の口伝は三戦は身体に拳を巻きつけるよう「骨のない所」にそわせる。肋骨下部、骨盤の間の僅かな箇所に収まる。泊手では腰骨の上に置くと肩甲骨が自然に使えるという。拳は腹と面一にして腰は捻らない。三戦で上下に腹を締めて、真ん中にまとめることによって、ナイファンチの横移動も決まり、セイサンに移行しても威力がボケない。
 取られた腕を人差し指を先導に胸を閉じるよう肩甲骨から腕を差し込む。胸、胸部の開閉とあります。これ肘を主体に腕立て伏せみたいな形でやってましたが、力士や吉川投手みたいな形でやってますね。こちらのほうが効果あるのかな?小指・肘に縁があるのかな、この号は。
 親指の上に他の四本の指を乗せる(足尖蹴りの形)ことで腸腰筋・ガマクの効いた蹴りになる。予備動作が少なく、歩きながら自在に出来ると。四肢をそれぞれ押さえ込まれても胸の開閉で、腕の抑えを外し、足尖蹴りで脚の抑えを簡単に跳ね返せると。
 ナイファンチの分解。腕・脚を引っ掛けて崩したくなるが、中心を捉えたら一歩踏み出すだけで相手は倒れる。
 軸をタテに回す投げ、重心を回す投げ。ふむ、説明だけではよくわからない。着衣を想定していない脇を指しただけで投げるというのは相撲取りが喜びそうですな。支持基底面を外す、頭部が中心にない場合人間の重心コントロールは非常に脆くなる。それを利用した投げということなのだろうか?無茶苦茶面白いですね、大阪の人かぁ。習いに行くのは無理ですなぁ。

宮司古神道や武術に通じる“霊術"の世界を明かす!霊術講座 「霊術の技と植芝盛平翁が行った技との繋がり」
 二指大力法、しゃがんだ状態から背後に棒を置く。それを上から押さえつけてもらい、二本の指だけで押し返す。杖突き返しという技があるように、捻ることで突いてきた相手をうまく投げ返すことが出来る原理があるので、捻ることがポイントになると思っていたが、今一度試した所、前回の軽身法のように身体全体の力を急激にかけるのがコツだとわかった。
 また何度もやるうちに自然とかけられる方も対策をしようと意識的・無意識的問わず手だけでなく体全体の力で抑えるようになってかかりにくくなったと。戦前の霊術家など術者はこういうことを防ぐためにうまく誘導していたと思われると。
 座った状態での両手持ちを返すという合気道でよくある技があるが、これもただ抑えるだけでは簡単に返される。先程の例のように全体重をかける、また受の丹田に向かって押し込むようにすると簡単には技がかけられなくなる。大東流では一度見せた技は二度と使わない。相手はそれに対応してくるものという教えがあるように次はかけ辛い状態にして、それでもかかる状態を探すというふうにしないといけない。
 片手大力法、大男二人に横にした棒の端を持ってもらい、真正面から押してもらうのを真ん中を片手で持って跳ね返す。ベクトルずらし、相手がまっすぐ押してくるものを斜め上に持っていくだけで均衡がずれて相手は崩れる(おそらく二人の左右バランスも崩れて味方内でも自滅するのだろう)。浮いた分うまく力が入れられない。もっと大人数でもできる、その時左右の人の力が均等になるのがコツだと。
 また植芝翁がやっていた棒の端を持ったのを三人が押し込むのに微動だにしないというのも特に不思議な話ではない。筋力で押される力に対抗したのではなく、持ってる棒の先端・下方に力をくわえることで相手の押す力を無効化している。掴んで押しているから、引っ張るような力も加えないと立ってられなくなる。その引っ張る力が弟子が加減している(=やらせ)と取られることもあると。ちなみにNHKの番組でも棒を押し込む力で対抗しているとちゃんと技の解説があったとのこと。

新極真会 三瓶啓二身体ゼロ化ー三瓶式身体理論の実践
 足踏み・腕振り、腸骨を意識するなど、空手と健康の話が中心でした。空手が良いですよ!というPRなんでしょうけど、ゆとり教育云々のところが個人的に合わないだろうなぁと違和感を覚えました。

日野晃武道者徒歩記
 ゴロフキンはしっかり肘を使えているという話。腕の力みが他の選手の半分以下。その分体重が素直に拳に乗る。だから軽く見えて重い。人は見た目に無意識的に反応するから軽く見えるパンチに防御態勢が取られない。よってその分更に効く(想像だが、システマのストライクとかなりにている気がするが、実際の所どうなのだろうか?)。
 真っ直ぐ(垂直)の姿勢で歩くだけ。相手の攻撃を読まないからこそ鉄壁の防御。伊藤一刀斎が身体の働きを使うと書いてある。情緒ではなく働き。これが奥儀だと気づくのに30年かかった。ゴロフキンが自覚的に肘を使っているとすれば、他の選手は肘も動いているというレベル。
 フットワークを使わない、ベタ足。ということは足に力みがなく、体重が浮くことはない。その分がそのままそっくり体重=パンチ力として転化される。踵を挙げないから、パンチがヒットした時跳ね返りがなく相手に伝わる。全てが理にかなっている。
 とにかく攻めることで、上下左右ブレなく相手に迫っていくからプレッシャーとなる。プレッシャーをかわそうとするために相手の攻撃は正確ではなくなる。それがゴロフキンの防御をより確かなものにする。だからまともにもらわない。ゴロフキンがきれいな顔をしているのはそのため。相手よりも先にパンチを出すから正面に入っても簡単にもらうことはない。無意味に相手の前に立ってない。
 日野さんのこういう解説って初めてみた気がしますね。もっと優れている!と思うアスリートの解説してほしいですね。ゴロフキンの肘に注目して映像をチェックしたくなりましたね。

川江礼子 ガンと闘う「心は自由を失わない。私は私らしく生きるだけ」
 全身ガンになりながら修行を続ける女傑の話ですね。鍛えることが好きという人はまさしくこういうタイプで、こういう人生を送るんでしょうなぁ。

天野敏武の根源力! 禅が拓く新しい世界
 関係ないですが、落語界で分裂闘争があった話が気になりました。相撲や空手やプロレスやら、何でもかんでも一時期大組織の形成&分裂という流れが社会史としてあったんじゃないかなと変なことが気になりました。大組織から離れた師、小さい組織の師に付く当時の落語家と自分を重ね合わせた話。自分流を如何に作るか、落語家的に言うと「江戸の風」を感じさせるという極意があるようですね。

江口英顕「二人太極拳
 楊名時氏のお弟子さんですか、ページが少ないのがもったいないですね。色々面白そうな話をしてくれそうなのに。2ページだけだとさわりで終わっちゃうでしょう。もったいない。


中島章夫「強くなるための技アリの動作術」
 踵・小指・薬指=足の3Kルート。踵から拇指球に重心移動して技をかけるのと、この3Kルートの重心移動だと後者のほうが技がより効くという話。

*1:
ボブ・アンダーソンのストレッチング(初版)

アマゾンでおいてあるみたいですね。古典的名著で未だに読まれている感じでしょうか?