別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

身体の話(2016/05〜07?)

 もはやいつ書いたか思い出せない身体の気づきメモ集。多分秘伝6月くらいに読んで思いついたことだと思います。

 ●口と鼻・耳が繋がっている話。秘伝で松原さんの読んで気になった、気づいた話だったか忘れましたが、口をリラックスさせることで鼻・耳がリラックスするという話。口というかかみ合わせですね。歯がきれいな噛み合わせになっていないと、顔の下半分を中心にリラックスできない≒固まるということなのかもしれません。噛み合わせもそうですし、生まれつき鼻炎で鼻が悪いので、そんなことが気になりました。

 で、実際にどうやるのかという話。口をリラックスさせるには実際に噛むのが一番いい。歌うトレーニング、ボイストレーニングですかね。あれで割り箸をくわえることで口を開く(喉を開くんだっけか?)というのがありますがあれをやって、口をリラックスさせる。アゴから鼻・耳にかけてリラックスさせる。割り箸のような硬い素材はあんまりよくないですね。かみやすくて柔らかいもののほうが良いですね。


 ●稲葉スイングプロ野球知らないとわかりにくいのですが、元日ハムファイターズの稲葉選手のスイングは振ったあとの「返し」があります。バットを振るより戻すほうが早いように見えるんですね。で、その稲葉スイングを真似する。腕を振ることよりも戻すことを意識するわけです。強く振るよりも強く戻すことを意識したほうがスイングがシャープになるという感覚が稲葉さんにあるのでしょうか? 

 まあそんなことは知る由もありませんが、バットのように上に構えるのではなく腹辺りから、またはだらんと下にあるがままおいといてもいいでしょう。そこから上に向けて振り切る。そして自然に「返し」を起こす。腕を振り切ると自分の意志にかかわらず素早く腕が返ってくる。勝手に腕が動くところがあるわけですね。そういう自動操作モードは自己の意志が介在しないので、読まれない動きにつながると思います。落下以外にも自動的に動くところがあるという気づきですね。 

 
 ●胸と背中の互い違いのリンク。右で突く時、左の胸と右の背中・肩甲骨がリンクする。左はそれぞれ左右逆で繋がる。左右の部位が互い違いに繋がっている、技を使うときに大事だという話は日野さんがそういえば本に書いていた気がします。脇・横肚・腰でも繋がっていくのかも。日野さんがそういうふうに繋げると力を入れずとも相手が勝手に倒れるという話をしていた記憶があるので。


 ●脚を内側に折る動き・意識。昔、書いた記憶がありますが、どうだったかな。脚、大腿骨頭から大転子へと外へ斜めに向かって、今度は膝に内側に向かって斜めに骨はある。脚をただの棒のような意識では骨をうまく使えない。足首・膝・大転子、それらの関節を外から内に波のような力がかかっているような意識を持つことでうまく力が抜ける。 

 ちょっと言葉にするのが難しいんだけども、「折り」たいんですよね。折ると言われるとベキッとか、ボキッというイメージになるかもしれないんですけど、ある程度折り曲がるという感覚があって、そうすることでベストな姿勢になるという感覚がありますね。ただ、これはちょっとまだまだ発展段階になりそうな話で結論に至らない。言葉にしにくい気づきですね。
 

 ●側臥で体の中心・内部をゆるめる。寝転がって身体をゆるめるということを結構やるのだが、リラックス・ほぐす方法として個人的に結構気に入っている。うつ伏せでよくやるが、何気なく側臥の状態のとき、半身が良いフリーじょうたいになることがあって、やってみた。普段体の中心内部を緩めることが出来ない分、こういうアプローチもなかなかいいのではないか?と思ったので、メモ。 

 しかしうつ伏せでもそうなのだが、ゆるめる方法・やり方として書かかれていないということは、身体意識としての軸・センターをうまく形成する方法としては勧められないやり方なのだろう。実際横向きになれば自然と頭部と下半身は垂れて軸・体感は歪まざるを得ないし。