読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい

【雑誌】 月刊秘伝 2014年10月号

月刊 秘伝 2014年 10月号 [雑誌]/BABジャパン

「忍術学とは何か?」「リアル忍術修行譚」川上仁一
 忍者特集ですが、興味ないので殆どパスです。忍者修行の話だけ面白かったのでメモ。
 末端、指・足を鍛える。金的を打たれても効かないように睾丸をしまう。肩を外す訓練。手首は細かいことが出来ないリスクがあるので余りやらない。肘は外すメリットがないので外す訓練はやらない。こういう関節外しが縄抜けなどに有効だと。
 忍びこむ時に便がしたくなって、バレたらいけないので、我慢する訓練。土やガラスなどなんでも食べる訓練などをした。
 印に、蝋燭の火を見つめる精神鍛錬法。何メートルにも見えるようになって、火の中に自分がいるように見えるようになる。こうなると「外界」、眼に見えない範囲のものが見えるようになったり、聞こえないものが聞こえるようになると。忍び込んでものを取ってくる訓練もあった。返す時の方が、任務をやり遂げたとなって、緊張が切れているので難しいとか面白い話ですね。


大東流 蒔田修大 心技清榮館に伝わる居合心剣流柔術の理合を解く!“抜かぬ居合"が生む合気とは?
 抜かない居合。柄の角度を上下どちらでも変えるだけで抜けなくなってしまう。柄を取りに来た相手の肘を下から持ち上げるだけで腕が決まるのでそれを防ぐことが出来る。以前取り上げたことがあるので、かぶるのでもう書きませんけど、剣を持ったまま四方投げなど出来る。剣を持って出来るように考えられている。そして氏の考える柔術と合気の違いの話。合気は棒で柄を抑えられていてもかけられる。


増田俊也氏が語る、高専柔道・七帝柔道が生んだ“分け役"と“カメ"の意義とは?高専・七帝柔道百年。
 国際ルールと違うオリジナルルールで生まれる技術、活かされるワザがあるのでこういうの良いですよね。しかしチーム戦のためにカメが必要というのはどうなんですかね?それが社会に出ても役に立つ的な見方には個人的には疑問ですね。まあ、そういう要請が社会にあって、そのための人材育成という物もあっていいと思いますが。武術・武道は本来チーム戦ではないですからね。戦場・戦争だとまた話は違うのでしょうけど。カメという技法を禁止するルールってないんですかね?そういう消極的な戦術・戦法のは本来ルールで禁止するか、ポイント取られるとかにすべきだと思いますけどね。競技の根本思想と反するので禁止した方がいいと思うのですが、競技が成立しなくなっちゃうレベルではないということなのかしら…?まあ全部が全部そうしなくても、そういう思想のもとでやる大会があってしかるべきかと。


ゆる体操には“裏"の存在があった!高岡英夫の漢語由流体操「腰仙揉溶法 8」
 第三法、骨横面滑切法、尾骨と仙骨の間から腰椎まで
滑切面を作る。計七で、第二法の5塊と同じで、七×5で35パターンになる。滑切面は胴体より大きくイメージすること。かつ、骨と骨の間が動くように意識する必要があるので、リアルな骨と骨の間の滑切面を意識すること。
 第四法、骨縦面開割法。寝ながら仙腸関節をさすって開いていく。次は柱や壁の角を使って仙腸関節をこすって開いていく。基本は上下動だが、左右の動きを微妙に入れるのも効果的。次は平面の壁を使い落下の力を利用して仙腸関節を開く。最後はなにもないところで自然落下の力を利用して仙腸関節を開く。もちろん急激にやって痛めることに注意して。膝を曲げるときに腸骨がより落ちるようになるようにすると。
 座談会があり、その中の話で骨に意識を及ぼす話があって、そういえば立つ・歩くに脛骨の意識をもっと効かせられるなということにいまさら思い至りました。コゾコゾふくらはぎをもみほぐして終わってたらアカンがなと…今さら気づきました。


注目連載第2回! 大宮司古神道や武術に通じる“霊術"の世界を明かす!霊術講座「断縄法と武術の技に見る共通法則 」
 
断縄法、手の中に輪を図にあるように作って一気に引く。一箇所に力が急激にかかるようになれば、引っ張るだけでビニール紐はちぎれる。一気に急激な力がかかればちぎれるに決まっていますね、あとはそのやり方・コツ次第だと。ただし失敗のリスクがあるので、やる場合は半分にして脆くしてコツを掴んでからやったほうがいいと。
 コツは緩みをなくすこと。両手取り呼吸投げなどもそう。緩みをなくしてかけるのがコツ。舟漕ぎ運動で腰を後ろに引き、両手の緩みがなくなった時に両手を腰の方に引けば受けの身体は自然と前方についてくる。藤平氏は帯の例えで説明して緩みがあると伸ばした瞬間に相手に察知されるとしている。せっかく技に入っているのに緩みがあるから相手が体勢を立てなおしてしまう。自分、そして相手の腕の緩みを消して片手を引くと相手は勝手に倒れる。手首を引くという意識ではなく、相手の背後にいる霊魂でも引き寄せるつもりでやるといいとのこと。
 意念・意識をどうするかが非常に重要なファクターだというのは言うまでもないですけど、実際に丹田・軸を自分の体内外に延長させて何かをするというのはあまり意識してやっていないなぁ、そういえば。竹田二男氏の想いの力という話がこの後にありますが、相手に届かせるということも意識しないとダメですわな。対人稽古やってないからどうしようもないんですけどね。自分の軸、丹田ということに意識はあっても相手のそれというのはもっと意識してもいいかもしれない。そりゃ殆どの人にはないのでしょうけど、あると仮定して相手を見る・捉えるというのは日頃できることなのでは?とふと思いました。


南半球に伝えられた日本柔術の技と精神豪州紀行 赤道を越えた日本柔術 扱心流柔術
 という流派があるという紹介ですね。肥後三大道場と言われた流派で、木村政彦氏の師匠牛島辰熊さんの流派だとか。
扱心流江口吉太夫が熊本に入った時に、領主(藩主じゃないのかな?)細川公に不意打ちを仕掛けられ、投げられた後に、どうして投げられてしまったのか?と尋ねられて、「躰術とは敵の死命を制することであり投げられることを防ぐにあらず。あいての襟首をご覧あれ」と返す。そして相手の襟首には脇差しの笄が刺さっていたというエピソードがいいですね。彼は久留米の名家蒲池氏で、松田聖子がその子孫なんだとか。日本では絶えてしまっている流派が豪で稽古が行われているというのが面白いですね。


えっ、観てない? TV放映後話題騒然、あの戦いを! 研心会館 横山和正異種武器術トーナメントから見えたもの
 水曜日のダウンタウンに横山氏が出演してたんですね。知りませんでした。バラエティだから武道をバカにする造りにならないか心配だったが、そうにならなかったと。鎖鎌が相手の武器に引っ掛けたのを上手く有効出来なかったのが残念だと。当然武器術は歩法・位置取り、有利な位置をいかに確保するかに尽きる。安全性確保のために、柔らかい・軽い素材でぶっつけ本番のような形になってしまったのは残念。まあ武道修行の場であるが故の一テストにすぎない、勝敗に拘るべきものでもないので構わない。試合・競技の弊害にきっちり触れてあるのがいいですね。


藤本靖動きのホームポジション
 均等なビニール意識を持ち続けるのは難しいという話。Airという感覚のコード、360度全方向の風の流れを意識すると良い。このAirをより意識しやすくするために自分が今いる部屋の6面を意識すると良い。6面体の中にいるということでニュートラルな皮膚感覚が保てる。丹田・軸また大腰筋など特定の部位を意識すると、動くたびに意識しているものが変わってしまうので感覚をつかみにくい。6面体の中でホームの意識が作られる。自分が受け入れられている、皮膚感覚も空間認識も良くなる。逆の感覚がアウェイ。アウェイという本来のパフォーマンスが発揮できない環境をホームに出来る人が本番に強い人。馴染み深い自分の部屋で6面体を意識しやすいが、新鮮さに欠ける。そのためAirの感覚を加えるといい。6面体が静で、Airが動。
 OIのアプローチによって、大腰筋がどう動くかなどを知っておくのは必要。ただそうすると部位認識だけに終わる。筋膜、全体のつながりのためにIOが必要。呼吸が基本だが、緊張が強い人などは随意的にコントロールできない血流を意識するのがいい。自発的な反応だから。横隔膜・心臓から深層の筋膜、そして表層の筋膜という流れ。
 他者・外の世界との距離感のために竹ひごを使うというのがあります、以前も藤本さんはこの竹ひごの話を紹介していたと思います。これってヒモトレだったり、刀禅と同じ発想なんじゃないでしょうかね?推手なんかも、全部同じ発想ぽいですね。