別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

【雑誌】 月刊秘伝 2014年07月号

 

月刊 秘伝 2014年 07月号

月刊 秘伝 2014年 07月号

 

 

佐川幸義宗範が認めた男伝説の“代師範"小原良雄

 小原良雄さんと他高弟との対談ですね。東京学芸大で教えていたため、学生のために佐川氏が合気体操というものを考えて、それをやっていたとか。空中でも合気はかけられるのか?ということで空中合気というものを実演していますね。

 あと佐川氏は甲源一刀流を学んでいたために、その話。

 

 特別企画・連載秘伝誌でマジック!? マジシャン上口龍生が解き明かす異端のマジック 秘伝のタネ

 マジックの話面白かったですね。エクスキューズ・説得力。バーでバーテンダーに絡む酔客をタバコの火を目の前で消すことで何も言わずに退かせたという先輩の話。 氷で手を冷やすことでタバコの火に耐えられる。準備できなければ、やけどする前にずらして行くとか。大根を腕に乗せて日本刀で切る。日本刀は押し引きしない限り切れない、包丁だと腕も切れてしまう。日本刀の方が実は安全。大根の繊維質だと実は包丁でなくても定規でも切れる、きゅうり・人参でも同じ。当てるだけで勝手に切れる。へぇ、なるほどねぇ。

 

新連載開始! 安田洋介太極遊戯―陳氏太極拳・大陸練拳秘訣

 拳法修行のためにどうあるべきかという準備の話や鍛錬の仕方とは?という感じでしょうか、なかなか好感が持てました。練習時間・気候・衣服・食事の話とかですね。

 

異色対談実現! “ミスター・ストイック"小比類巻貴之×成瀬雅春「心の作り方」を語り合う

 成瀬さんの対談シリーズですかね。ちょいちょいありますよね。特に書き残すことはありませんが、面白い話ですよね。成瀬さんは修行者なのでその体験談は大抵面白いですね。

 

重村尚「実践操体法」身体の法則に沿った“快"の動きで歪み、痛みを改善する

 橋本操体を学んだ方ですね。背中の丸まったおばあさんの施術に、伸ばすことはしない。原因があって丸まってるものを無理やり伸ばしたら、却って逆効果、それでバランスを今とっているのだからおかしくなる。さらに丸めるようにしてバランスを整えることで本来のあり方に戻していくと。足の左右の長さの違いでも長い方をより長くすることで整えるのだとか、へぇ。前屈・捻転をする。その後一度膝の屈伸を挟んでからやってみると、そこからさらに可動域が広がる。より楽にできるようになる。身体はいきなり動かすようにはなっていない、ブレーキが掛かる。膝の屈伸を一度するだけで準備が整って可動域が広がると、なかなか面白そうですね。

 

高岡英夫の漢語由流体操「腰仙揉溶法 5」

 フリーかスティフか。ニュータイプかオールドタイプか。拘束背芯・腰芯を取り払うと人は起きることができなくなる話。まあどこか本で書いてありましたね、この話は。

 

特別寄稿 我が故郷、青森県弘前に埋れる幻の日下真流手弓術探求記

 手弓術という術の探求レポート。

 

 

平上信行時代考証の裏表

 なぜ江戸の庶民は時間に正確だったか、山田順子氏の誤りの指摘。 

 これかな?まあ特に内容書く程ではなかったので、タダ書くだけ書いておきました。

 

斎藤豊介護・古武術セミナー 体験レポート

 起倒流研究の斎藤さん。坐骨を前方に向けて骨盤を後傾させることで上半身の脱力、重心の安定をはかる。「おばあちゃんの姿勢」。後ろ受け身でクビを引くことを意識するとバランスが崩れるので、この坐骨・骨盤意識が良いと。

 寝てる人を起こすときに、坐骨を上手く使って起こす。人は腹筋運動では起きない。どちらかに重心を移して起きる。冷蔵庫の角をクルッと回すように坐骨の角を上手く使うことで簡単に起こせる。

 

松原秀樹「100%動ききる調整術」

 可動性を良くするために可動域を広げようとするストレッチはあまり意味が無い。可動性のためには関節周りの筋肉がゆるんでいることが大事。大きく動かすのではなく、小さくゆっくり何度も動かすこと。スタートする前のランナー、子供のもじもじ動作が良いと。

 親指の酷使は、肘・肩・首を緊張させる。親指を掌側に寄せるような力を使わないこと。ゴルフでも野球でもテニスでもバドでも、スイングには親指の力を使わずに肘を緩めて腕全体をしならせて力を伝える方がいい。

 眼球の筋肉のこりは首・肩の疲労に繋がる。凝視が原因のため、視線を広げる。目を閉じて手を振る。無意識に手を追うから、眼球のリラックスになる。前にもこんな話なかったっけか?頭皮・首・腕とリラックスが波及する。手と目はつながってるから、どちらかが悪くなると、もう片方も悪くなる。逆も真なりと。

 

感想コーナーに「日野先生に毛がある」、編集者よ、そんなもの採用するんじゃない!馬鹿者(笑)。、