別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

続、バンデンハークはメジャーへ行くのか?

前回の続き(バンデンハーク。負けるとすればロッテ戦?)です。バンデンハークはメジャーへ行ってしまうのか?前回千賀の話と一緒に書きましたが、想像以上に長くなったので単独で上げることにしました。

 

バンデンハークはメジャーへ行くのか?

 で、本題のバンデンハークのメジャー行きの話です。今年契約が切れるバンデンハークはメジャーへ行くのか?結論から先に言うと、それはわかりません。関係者でもないので当然ですね(笑)。ただその決断をするかどうかの指標は示せると思うので、メジャーへ行ったほうが良いのか、もしくはそれで成功するのか?失敗するのか?という話をしてみたいと思います。

 日本球界で無双をしたらメジャーへ行くべきだ・行って当然という観念が未だに強いようですが、メジャーに向いているのかどうかということがポイントです。松坂(当時)・岩隈・ダルビッシュ・田中とか日本で抜群の数字を残すような投手は当然あちらでも通じるわけです。が、結果や数字を残し続けるかどうかはまた別の話になるわけです。いい例が今年復帰した和田ですね。

適性がなければ素晴らしい投手でもメジャーではやれない

 和田という投手は素晴らしいボールを投げる左腕で、向こうのバッター相手でもバッタバッタ三振をとったわけですが、向こうで実績を残すことは出来ませんでした。「怪我さえしなければ…」という声があるのですが、コレは逆でむしろ怪我をするような選手はメジャーで通じないのです。通じないというか長期間やれないというべきでしょうか。適応・適性という点からいうと和田はそれがなかった。当時は知らなかったので和田も活躍するだろうと楽観視していましたが、今になれば当たり前のことなのですが、メジャーでは身体の小さい選手は機能しないというセオリーに引っかかった結果なのですね。

 移動や気候などの環境のハード差に加えて、先発は32試合くらい中4日で投げ続けることが求められる。肉体面・精神面でのタフ差に加えてそれをこなして、しっかり回復してまた次の試合に挑むには頑丈な身体が第一条件になる。第二条件の優れた野球選手としての技術がいくらあろうと、第一条件の頑丈な身体がなければ優れた野球選手としての技術・才能はあっちでは無効化されてしまうわけですね。そのためにはまず何よりも身体のサイズの大きさがなければならない。逆に言うとそういう選手をNPBで発掘するチャンスは大きいわけですから、そこをもっと活かさないといけないわけですね、NPBは。

 投手と野手でまた色々変わってくるのでしょうが、あちらのボールというのは日本よりも大きくツルツル滑る。日本のボールは基準の下限値で小さい。メジャーのボールは基準の一番大きかったかは忘れましたが、日本よりもかなり大きい。故にピッチャーの制球がボールが大きい分難しくなる。

 変化球でツルツル滑るボールで変化させにくい故に、これまでの持ち球も使えなくなる(逆に滑る分、変化させやすい球種もあるわけですが)。どれか使えて、どれが使えないのかなどなど色々アジャストすべきことが多くなる。そうやって肘・肩への負担が強まる。我らが工藤監督も著書でその指摘をしていて、メジャーのボールで投げると回内(だったかな?)と呼ばれる内側の筋肉がパンパンになってしまうといってました。

 ではあっちのピッチャーは滑るボールをどうしているのか?彼らは手が大きいから対処ができるのだと。初めから身体が大きいことを前提とした野球なんですね、あちらさんの野球というのは。セオリーもルールもそれを前提に作られている。そこに身体の小さい和田が適応するのは相当に難しい。詳しくは過去に書いた記事を参照*1

 だからこそ、ベイスターズの山口が先発転向前に不安定なピッチングを抑えで繰り返していても、メジャー関係者からメジャーでやれるのではないか?という熱い視線を浴びていたわけですね(無論、当時の数字からすると好待遇では迎えられなかったんでしょうけど)。身体の大きさ・強さこそがメジャーでやる条件ですから。

 そういえば、日本のボールの品質がいい、滑らないボール・日本の技術をメジャーでも採用すべきだという声もあるようですけど、日本の統一球然り、利権絡んでくるのでピッチャーの肩・肘を守ろうという動きになかなかならないかもしれませんね。不正投球問題で話題になって以後、そんな声も聞こえなくなりましたからね。

KBONPBで成長を遂げたからメジャーでも出来る?

 バンデンハークは198センチ、105キロ。オランダ人だけあって立派な体格をしています。手が小さいから出来ないなんていう問題はまずないでしょう。

 というか、そもそもマイナー含めて6年向こうでやってから、韓国で2年そして日本に来たわけです。本人が一番メジャーでやれるかどうかということはわかっているはずですね。今ならメジャー復帰して向こうでやれるのか?マイナー行ったり来たりでろくな数字を残せなかった投手。それが再びメジャーへ再挑戦するか?という疑問が湧いてくるわけです。

 バンデンは2013年の韓国球界(KBO)では、7勝9敗3.90のどこにでもいるそれなりの投手、それが14年に13勝4敗3.18で防御率のタイトルを取るまでになりました。門倉コーチ*2の話がよくされますが、この年に才能が開花したという可能性が考えられますので、成長を遂げた今なら!!今こそメジャーでもやれる!と意気込んでいる可能性は当然ありえます。

 KBOで自信をつけて、NPBでも無双する。となればMLB復帰は不可避と考えられそうなものですが、メジャーのマウンド・ボールに適応できるかということは問題なくても、日本ほど良い球を投げられないという可能性はあります。

バンデンハークは成長もさることながら日本のボールがハマった

 KBOのボールは日本式の小さいもの、下限を基準に作ってあるのか?それとも上限で作ってあるのか?ググったら、スポナビの『韓国プロ野球統一球導入問題』という記事に、韓国の統一球・公認球で検査結果の表というものがありました。日本の野球規則を見ると、ボールは141.7~148.8グラム。周囲は22.9センチ~23.5センチという基準になっています。重さは最大値ということではなく144~6グラムのようですが、大きさ周囲は23.3くらいが多い。まあ要するにメジャー仕様、最大基準から少し小さく・軽くするというのがKBOの方針と見ていいでしょう。いずれにせよ日本のボールよりも大きく・重いことには変わりがない。日本のボールが下限値で作られているのならば、NPB投手から見て明らかに「投げにくいボール」に値するでしょうね。

 バンデンが素晴らしいピッチャーであることもさながら、今ここまで活躍できているのは日本の「投げやすいボール」が彼にフィットした。彼にとって日本のボールがあっているという事実を見逃してはならないでしょう。たまに韓国人投手や、KBOからの外国人投手が活躍することがありますが、そういうケースというのは例外なく日本のボールや環境に向いていた投手なんでしょうね。元々自力があるというケースもあるでしょうけど。意外と活躍した・化けたなんていうケースはそういうことなのでしょう。向こうのボールがつるつる滑るかどうかまでは、知りませんけども。あと球場の広さの面で心理的に楽になったなどもあるでしょう。

ボール以外に重要な生活、総合的な環境面

 ボールの問題に加えて、メジャーでやるかどうかは、環境をどう思うか?メジャーで3球団を渡り歩いた彼ですが、もしメジャーでやるとしたら、おなじようにあちこち移るリスクを覚悟しなければなりません。嫁さんがいて今は子供がいないようです。子供の教育を考えると、厳しいですが、今子供がいないのならば奥さんさえ納得してくれれば、アメリカ生活も問題がないでしょう(ウチは今のうちに奥さんをたらしこむ好条件をたくさん用意しておくべきでしょうね。子供が生まれたあとの教育面のサポートとか)。  後は故郷のオランダに近い東海岸の球団と長期契約できるか?とか、まあそういう視点があるでしょうか?今年32歳になることを考えると、メジャーでやるラストチャンスとも言える年齢ですね。メジャーでは35歳になると契約内容・金額がガクッと落ちると言われます。日本で抜群の数字を残しても、そこをあっちの球団がどう判断するか?ホークス以上の条件を提示できるか?今のところNPBで23試合で14勝。仮にあと3試合3勝するとして一年で16勝無敗する投手だとする。これをメジャーがどこまで評価するのか? 田中ほどの評価は難しい。

高額・好条件オファーは今年の数字次第

 田中の場合24勝0敗。28試合ですが先発は27で、完投8(完封は2)の212イニング。1試合平均8回投げているバケモノなので当然田中ほどの評価はつかないでしょう。当時統一球、ボールが飛ばなかったとはいえ。彼はギアチェンジという技を持っていて、7・8割で投げてここぞという時に全力で抑えるというスタイルでした。ゲームコントロール能力が異常なほど高かった結果が24勝無敗というレコードに繋がりました。

 バンデンの試合を観ると去年は15試合93イニング。危険球退場があったのでそれを除外すると、14試合90イニング。平均すると7イニング行かないんですね。実は。今年は今のところ7試合50イニングで平均7回を超えているのでエース級投手としてふさわしい内容ですが勝ち星を増やすには、まあ勝ち星はどうでもいいとして、先発としてはできるだけイニングを消化してもらいたいところ。200イニング投げ抜いて欲しいですね。  ホークスファンとしての願望はおいといて、メジャーがこれをどう評価して良いオファーを提示するかどうかの話。どちらかというと、守備・打線がよくて結果負けなかった要素が大きいという評価になるでしょうか?イニングが思ったより伸びなければ?やはりイニングを食って、かつ防御率を残すことでしょう。また奪三振などのタイトルもポイントになるでしょうか?そしてどの球場でもまんべんなく安定した結果を残すことでしょうね。

バンデンにはヤフド・ホームアドバンテージがある

 先ほどボールが彼にあっているという話をしましたが、それ以外にも彼はホームのヤフドにあっている。去年のホームゲームの防御率は6試合42回で1.93&四球が僅かに2つでした。今年も先日ロッテ戦であわや完全試合か?というゲームを見せていましたね。三振10でやはり四球0。ヤフドでいい成績・数字を残せる=安定した数字を今後もNPBで残せる大きなファクターを持っているということでもあります。ホークスは彼を手放したくない大きな理由になるので高額オファーを出すでしょう。

 メジャー球団としてはヤフドをまさか作るわけにもいかないので(笑)、彼に高額オファーをするのならば他の球場、野外かドームかを問わずに、デーやナイトゲーム、月別で好調不調の波がないこと。苦手チームがないこと。雨・風などの条件も問わずに安定した数字を期待できる。去年の数字を見る限りではデーゲームが4試合しかありませんでしたが、そこで防御率3.00。地方で良くない、猫屋敷で良くないという話をしたとおり、そこら辺をマイナスとして査定する可能性はあります。まあ日本のようなマウンドの低い地方球場などむこうにはないので、あまり考慮にいれる必要性はないのでしょうけどね。

 ただ、2~3年割りきって契約して先発してくれればいいというチームならともかく、あちらさんはトレードをバンバンしますので、合ってる球団で数字を残せても、優勝狙えるからトレードで出されて、結果不適な環境のチームに移ってしまったら…と考えると、バンデンは二の足を踏むでしょうね。しかも3年経って35でその条件になったら、次のオファーは相当キツくなる。やはり安定した活躍・契約は日本ほど考えられないでしょうね。最初のオファーで3年7~8億、21億~24億とかもらえてホークスで6~7年やるのと同じくらいの金額貰えるなら実績よりもお金&夢ということはありえるんでしょうが、想像しにくいですね。

来年メジャーのFA市場がバンデンの残留を左右する

 また、マエケンが意外に高額オファーが出なかった理由の一つに、他に良い投手が市場に出ていて後回しにされたという事情がありました。田中のときは彼以外にビッグネームが市場に出て来なくて、故に莫大な契約金を手にすることが出来たとか。来年彼がメジャーに行くとして、良い投手が市場に出ていないで彼に注目が集まるという背景があれば、バンデン流出の可能性は高くなるでしょう。メジャー事情に詳しくないのでわかりませんが、来年どんな投手がFAになるのか?調べれば、バンデンのメジャー移籍の可能性がわかるので、気になる方はその動向をチェックしてみるのも良いかもしれません。

 ホークスが松坂に4億出すくらいですから、サファテの4.5億と合わせて考えて3~4年の5億くらいだしてもおかしくはありません。その条件を上回るオファーをメジャーが出すか?そして本人が安定よりもリスク覚悟でさらなる可能性を選ぶか?きっと今頃メジャーのボールで、今のような投球ができるかどうかチェックしていることでしょう。メジャーの大きい・滑るボールでも制球ができる。変化球が曲げられる=自分のピッチングが組み立てられるという計算が立てば、自信があるのならば仮に条件が悪くてもメジャーに行って好条件を引き出す道を選ぶでしょうね。また岡島方式のように、一年だけむこうでやって結果を残せそうにないと分かれば、ホークス復帰というパターンも当然考えられますね。両天秤方式もありえるでしょう。

バンデンが唯一日本向きでない点は完投能力の欠如

 で、あれだけ良いピッチャーにしては意外と彼には完投能力がないんですよね。去年から未だ完投したことがない。よく考えるとメジャーで中4日でやっているわけですから(KBOも中5日&中4日が主流のようですね)、完投を重視する野球をやっていないわけですね。京セラの試合で大量点が入って間があいたとはいえ、後ろを試したいとはいえ、6回87球でマウンドを降りました(4/26)。前回書いたように京セラは得意、ここで投げるのが嫌というわけでもない。なぜ?そして前回のロッテ戦でパーフェクトペースで行ったのにもかかわらず、8回急に球が乱れてそこで失点して完投ならずという展開になりました。完全試合ペースですから、95球。最後まで投げさせて!せめて完投したい!となりそうなところですが、サファテにお任せ。

 これはおそらく、8・9回を投げるという経験が彼のキャリアには殆どない故なんでしょう。あちらの投手は中4日でゲームを作ることが大事で完投は求められませんから。100球を超えると球威はともかくコントロールで不安定なところが出てくるのでしょう。KBOで一度完投してますけど、その一度だけですからね。

 今年の初先発は118球、今年のゲームの球数は順に105球・91球・111球・87球・111球・95球という球数です。初先発は宮城で8回に3‐1から同点にされたケースですが、100球を超えて、8回に入るとまず投げないイニングなのでダメになると考えていいと思います。

 完投するとしたらやはり石川のような良い投手と投げ合ってテンポよくゲームが進んで、いつもより早い時間内にポンポン投げられる。ピッチングに専念できる環境になった場合でしょうね。おそらく球数よりも時間がポイント。一度ゲームが始まって、3時間近く投げ続けるような展開になると、緊張・身体のコンディションが続かないんでしょう。中4日5・6回に全力を注げというあちらさんのスタイルに慣れているとすると。京セラで間が空いたから6回で下ろしたのも球数よりも「時間」が問題だったんでしょうね。

 去年は初回に9点、5回に7点とそこが弱点。立ち上がりと勝ち意識の5回で捉えるしかないという投手でしたが、そもそも去年8回を投げたのが3試合しかないんですね。そら終盤の失点という傾向は出てこないですよね。去年の日本シリーズで工藤監督が「完投で来たのにごめんね~」と言って、「武田!お前のせいで!エースの自覚を持て!!!」なんて思ってましたが、こういう特性を考えると、そもそもバンデンは9回投げるつもりなかったと思いますし、監督・コーチも投げさせるつもりもなかったんじゃないでしょうか?

 去年は130球投げたのは1試合だけ(やはりヤフドで、一度ローテを飛ばされた8/26のロッテ戦。)。100球・110球前後が殆どですね。イニングを消化できないから6回まで投げきりたいということで120球超えても投げるという日以外はあまり投げないという契約になっているのかもしれません。好調な日だから120球投げる、もしくはヤフドだから120球投げるという傾向があるかもしれませんね。

メジャー志向があるかどうかは球数をチェックすべき?

 今年は100・110球前後となってます。メジャー復帰を見据えて、球数を投げたくない=メジャー仕様から外れたくないという本人の意向が反映されているのかも…?去年一年ローテを守っていないので、120球オーバーだと一年持たないと考えているのかもしれませんが。メジャーを見据えているのなら、評価の対象にならない完投をバンバンしてもしょうがないと考えるでしょうからね。

 逆に言うと、夏・終盤リリーフがきつくなった時に、球数なんのそので140球以上平気で投げてくれる日が続けば、日本仕様にアジャストしようというわけですから、メジャー移籍の確率が下がることになります。ぐう聖なので、今は日本だ!手を抜くなんて出来ない!メジャーで成功できなくても良い!という男気かもしれませんけども。

 ヤフド以外で、五回・六回投げきりたいからという理由以外で120球オーバーが出るかどうかというのも今年のバンデンの一つの見所でしょうか。

バンデンの変化球はメジャー向きではない

 また、もう一つポイントとして、メジャーといえば動かすボール。スタンリッジがそうでしたけど、カット・2シームでゴロを打たせる。あるいは黒田のようなフロントドア・バックドアというボールが成功する鍵になる。なんでこのピッチャーが日本にいるんだ…?という投手がたまにいますが、それはそういうボールを投げられないからですね。メジャーのバッターが日本に来てやるのならば、例えばファルケンのチェンジアップなどで抑えられるのでしょうけど、向こうのボールでそれがちゃんと投げられるのかといえば別の話ですからね。ファルケンなんてなんでMLBでやらないんだろう?と思われるくらいの投手でしたが、あっちであのチェンジアップを投げられないわけですね。またはまっすぐの制球があっちのボールだとつけられないからでしょうね。

 ましてや先発ならボールを動かすこと、黒田のような中・外の出し入れ自在が求められるわけです。黒田のようなフロントドア・バックドアを使いこなせる外国人投手がいないというのはそういうことですね。出来るのなら条件が良いメジャーでやりますから。

 そういうことを踏まえるとバンデンの球種は日本向きのスライダー・チェンジアップ・カーブであって、向こうで通用しないわけではないですが、主流ではないんですよね。たまの強さ・速さで勝負するので。あちらの大きいボールを使えば、まだ球速は伸びる。少なくとも+3キロくらいは見込めるんでしょうが、変化球を制御できるかどうかという問題がありますからね。滑る分、抜けるくらいに大きく変化しますからね、あっちのボール。メジャー向きの投球術ではない彼が果たしてそこをどう判断するか…?多分左バッターのバックドア・スライダーというボール投げてないと思うんでどうかな?と思いますよね。フロントドアがなくとも、それだけでも使いこなせればあるいはと思いますが。

 田中ほどのスプリットがあれば動かせなくても良いんでしょうけどねー。まあマーさんも、あっちではスプリット・スライダーだけでなく、カーブもカットも2シームもチェンジアップ投げられるという多彩さを持ってるからこその活躍なわけで。果たしてバンデンがあっちでどれくらいの変化球を投げられるのか?過去6年の時代にもっと色んな球を投げていたとかなら面白いんでしょうけどね。

 

 まあ、長くなりましたが、要するにバンデンがメジャーで即大活躍するというわけでもないということですね。つまり今年16勝0敗くらいの好成績をのこしても、それが=100%メジャーというわけではないということです。様々なファクターをクリアしてメジャーということですね。それでも残留の目も十分ありうるよという鷹ファン向けの記事ですね(笑)。

*1:メジャー移籍する選手の「通用」する・しないは、「活躍」の間違い

*2:関係ないですが、バンデンの最初のインタビュー記事みたいので韓国コーチの名前が上がっていました。今ググっても引っかからないのですが、門倉さんにも教わったけど、そのコーチが大きかったみたいな話だったのですが、最近はバンデンの成長は門倉のおかげ!のような門倉オンリーになっていました。どうも記者がそういう方向、「日本人指導者の指導力は高い」というストーリーに無理矢理持っているのではないか?という疑念が湧いてしますね…。