別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい

【雑誌】 月刊秘伝 2014年02&03月号

 

月刊 秘伝 2014年 02月号 [雑誌]

月刊 秘伝 2014年 02月号 [雑誌]

 

 

  写真が載ってましたが、黒田泰治師は桜井章一さんにどことなく似てますね。若いころの鉄山さんの写真、小泉進次郎さんにそっくりですね。


 杜老師、エリートだったために武術家として教えることはなかったと、武術家として才がありながらも、拳法を伝えることはないという人は、当時どのくらいいたのでしょうか。高松翁にそっくりですね。関係無いですけど、河南省は海のない内陸で、他の中国人に通じないというのが昔の中国を考える上で面白そうと思ったのでメモ。

 溶粘歩道法、12法まであるが、5法まで。まずクオリティ、質的深化。抜けるように、脱力を念頭に置く。次に気持ちよく、そしてとろけるように。粘るように―ここにくると、とけると違って粘性、力が生じてくる。この力・抵抗をコントロールする必要がある。トロトロに近いものから非常に強く粘るものまで調節して行う。最後、水のように。これは単にサラサラの水ではなく、カジキマグロがハイスピードを生み出すのに利用する抵抗力・土台として固さの水をも含む。漆・膠、トロトロ~ベタベタ、そして瞬時に鉄のように固くなるところまで含んでの「水」ということ。

 12段分化、手・腕・肩周り・頭・首・胸と上背・上腹と下背・下腹と腰・股関節・腿から膝・すねふくらはぎ・足首から足。三組織成分化、筋肉・骨・内臓・血管リンパ・脳神経、筋肉なら筋肉で取り組むと。それはわかりますが、神経は理解が無理ですね。でその組み合わせによるアプローチ、12かける5(手足に内臓はないので計51通り)。心肺機能、脈拍その管理という話がチラッと出てきますがやはり、この先は呼吸や脈・内臓の状態のコントロールに話が及ぶのでしょうかね?ほゆるとかきゆるとかその実践メソッドがこれなのかな?最後が前回話した上中下節、格定と。

 平さん、武術は格闘技の素養のある人にしか出来ない、素養の上にあって初めて武術になるとしか思えない。呼吸・意識・間合い・目線を奪いコントロールする。真実とか本物とか、そういう書き方に驕りを感じる。良くも悪くも格闘技時代の自分というものから離れられていないからでしょうかね。格闘技>武術、格闘技なくして武術なし!みたいな感覚・センスが個人的にカチンと来るんでしょうか。格闘技には負の要素もある、そこに目を向けないで、足し算で自分に必要なものをつまみぐいしてそれが正解だという認識態度ですかね?違和感を覚えざるをえないのは

 浅山一伝の流儀の継承の話がいいですね。いつもは演武で何をやるか事前に言われたのに、何も言われずに「5本やるからあとは何とかしろ」と言われた。最初の一本失敗して開き直って、「斬るなら斬れ」となってやったら、何をやったか全く覚えていない。「何も覚えていないか、本物だ、オレは引退する」と師匠が言うと。で、三ヶ月後車の運転中、突如思い出して、師匠に話したら、実は形骸するか生きた武術として伝わるか瀬戸際の思いだったと。

 藤本さん、内観した時に、右半身に違和感があって、左半身にない時本当の問題は無感覚の左にあるということがある。過敏と無感覚、あまりに違和感がありすぎてシャットアウトされた状態。ゆっくり動くことでその無感覚になっているところを呼び起こす。10分かけて前屈をやることで身体のプログラムを書き換える。年をとると違和感や無感覚、出来ないことが増えていくので効果が高くなると

 合気道の曲がらない腕、フベア氏の実験で拮抗筋、屈筋を意識しないでいいとあるが、作用させないのではなく、少しクリップで止めておくくらいの意識を残していくことで、より動きがスムーズに繋がるようになる。肘だけでなく、股関節も同じ。おそらく筋膜がオンになるから。

 

月刊 秘伝 2014年 03月号 [雑誌]

月刊 秘伝 2014年 03月号 [雑誌]

 



 腰仙揉溶法、腰を溶かす・液体化させる。手が26~27の骨で構成されて(手根骨は人によって7か8かで異なるため)、それぞれが組織文化されて使いこなせる状態を「揉み解す」という。岩のような塊、黒や灰色というクオリティを変化させる。股関節の大転子を腰に含めてしまうように、腰のストラクチャさえ曖昧の人は多い。手であれば容易に想像できる屈曲進展運動や回旋運動も腰ではまず実感が無い。

 腰は固定土台の親玉。脚を使う時に腰を固定土台として使うわけだが、地面も同じく固定土台として使っている。二つの固定土台を使う身体能力の出来・不出来もある。もちろん目指すのは揺動。揺動すれば腰の痛み・不快とは不縁。爽やかな風が吹いている様な颯爽としたものを目指すと。拘束腰の他に、横・側面に発展的に拘束する身体意識が発達する。拘束腰は側面、下腿、足首にまで及ぶと。

 廣木さん、サバット・カリを教えてもらうと。サバット出身の格闘家が反則多用でイメージが悪くなったこと、またテコンドーのオリンピック化で人気を奪われて、ジムでレッスンがやっていけなくなったこと。またですか、別の記事で空手や中国拳法が中国で盛んでない。その理由がオリンピックのためにテコンドーが普及しているから、空手・中国拳法より優位だという記事を見たので。うーん…となりました。テコンドーって、はっきりいってオリンピックにいるかなぁ?空手とかのほうが腕・脚使うのでいいと思うんですけどねぇ?サッカー選手が足オンリーで転向が容易だとか特別な理由があれば別ですけどねぇ…。テコンドーのオリンピック競技は個人的に疑問ですねぇ。

 スーパーセーフでの拳法大会で優勝する。試合稽古に慣れて、実戦で危なくなってしまった話。クスリを決めたヤクザが、通り魔と化して周囲の人達を遅い、それに巻き込まれる。上段回し蹴りを顔面に決めても、相手は倒れなかった。試合慣れしてとっさに出すべき技の選択、手刀と正拳の打ちおろしを間違えた。打撃系であったため、投げ・関節の発想・柔軟性もでてこなかったと。しかし暴漢からまた人を救っているんですね、昔廣木さん通り魔(強盗だったか?)を抑えてニュースになってましたよね、よく出会いますね(笑)。

 打投極の格闘技の間合いから、繋ぐ・結ぶ・導く・包むへ。徹底的に付き合わずに相手を制すると。付き合わないことで基本的な構造を打破して自分に優位に進める。なるほど、でもそういえば、ボックスでつなげるという概念も、相手が一人の時ですね、多人数掛けは想定していないのでしょうかね?プロの格闘家でも有効かどうか検証が見たいですね。上原さんに影響を受けたとあるので当然廣木さん自身はそういうことも出来るんでしょうけど、流儀としてどう考えているのでしょうかね?

 格闘技であるがゆえに、反則が除去されていく。スポーツ化していく。スポーツ化して安全性が高まるがゆえに、技術を競いやすい。それにより発展する技術があり、技量も磨かれるというメリットが有る。しかしスポーツ化すると、同時に実戦性が損なわれる。この号にクラブマガという格闘術がありましたが、要するに実戦性が足りないがゆえに、安全性のために削ぎ落とされてしまったがゆえに、こういう軍隊格闘術みたいなものが生まれる余地があるわけですよね。

 格闘技はそういうデメリットが有ることを自覚せねば、それを最初にきっちり書いていないから平さんには違和感を覚えるんでしょうね、きっと。

 松原さん、冷え対策首を緩めること。胸筋をゆるめたり、肘を上下したり、腕の外ひねり、また胸を開くことが有効。また足首回し、四肢揺らし、ふくらはぎ揺らし、指運動がいいと。毛管現象、揺らすと内部の血管の液体が重力に逆らって上昇するもの。揉むのではなく包む、掌を張るように、運動にまさるものはなしと。