別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

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ワールドカップとか、そこら辺

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今大会は高温多湿で常に走るのが難しく、芝もはがれがちでショートパスをダイレクトで連続して繋げない。ポゼッションサッカーにはやや不利だと。これって事前にわからなかったのかね…?それでもポゼッションサッカーを選択したのならまあいいんだけど。

 今シーズンは前回と違ってFKでの得点が少なかったと。で、それは今大会で採用されたボールの影響だとすぽるとかなんかでやってました。日本の強みに、FKでの得点機会、セットプレーからのチャンスがあることだと思ってたから、ポゼッションサッカーが難しかったことと考えるともうダメダメですね。つまり日本が勝つ可能性はもともとかなり少なかったわけね。

 ボールこんなにころころ変えていいんですかね?変えすぎじゃないんでしょうか?統一球じゃありませんがいい加減基準を設けてこれだ!と決めるべきではないでしょうか?どのようなボールが選手のプレーの質を上げるか、ゲームのクオリティ・ゲーム性を高めるかとかね決めたほうがいいのでは?または、今回のような環境だとロースコアになりやすいから、FKが決まるようなボールにするとか、状況に応じてAパターン、Bパターン、Cパターンと使いわけるとかね。

 個人的な推しはオランダとドイツでした。言うまでもなくサッカー本場の欧州で高い個人能力と組織的戦術を兼ね備えていること。イングランドやスペインとかもそうですけど、前回対日本戦でオランダサッカーってスゴイなぁ(小並)と、イングランドを4-1で粉砕した安定したシステマチックな戦い方に感銘を受けてやっぱドイツの守備的サッカーだなぁ、理想は。と思っていたのでこの2チームを注目してました。スペインは優勝しましたけど、なんかあんま印象ないんですよね、パススゴイくらいで、ビジャくらいしか知らないんですよね~。オランダはロッペン、シュナイデル、ファンペルシーとか日本戦でよく覚えています。特にロッペンですね。彼に注目してました。

 ただ、今大会のスペイン・ポルトガルイングランドが予選落ちして南米勢が決勝に行ったように、南米ホームでホームに有利な状況ということもあってブラジルかアルゼンチンが優勝するんじゃないかな?と思っていました。この二つが南米で個人能力が高い選手が揃っているので、そしてその両チームは高い能力を持ちながらも組織戦術というのがヨーロッパのようにきっちりきっちり行われていないので、ドイツとイングランドの時のように、ワンサイドで負ける。ポカする可能性もあるんだよなぁと見てました。

 格下に思わぬ敗戦したりしなきゃいいが…、メッシは前回のようにワールドカップで活躍できないかも?とも思ってましたしね。

 個人的にその注目していた4チームが残ったことは、終盤ほど面白くなるのがこういう大会を面白くする鍵なので、良かった×2でヤレヤレモードになっていました。

 ドイツの優勝で、やっぱ守備最高や!と『Be blues』のかわいい先輩マネージャーのように言いたいところですが、守備を固めてカウンターという戦術全盛になった場合、メイウェザーじゃないですが、多分興行としてはマイナス。サッカーの面白さ、競技の醍醐味として、一瞬の攻防・駆け引きのあとに得点が生まれるみたいなのが減る。そういう風になっていくでしょうから、どこかで守備的戦術に足かせをかけるルールを作らなくてはいけないでしょう。判定でPKならぬ優勢負けとかね。PKやってもいいですけど、優勢ポイントみたいの作って、優勢度合いに応じて初めから優勢だった方に1~2ゴール優位にするとかね。

 カーン以来、ドイツのゴールキーパーがまたしても目立ちましたが、あのようにゴールキーパーがうおおおとツッコんでいって、攻撃の芽を摘んでいくのも面白いですね。キーパー変動性、キーパーが前に出て行ったら、DFが代わりに手を使ってもいいとかにしても、面白いかも知れません。キーパー廃止してPエリア全員手を使って良くしたらどうなるんだろ(笑)。モノすっごいカオスになりそうですね(^ ^;)。

 延長になったら交代4人目OKにすべきなんて今頃やってますけど、遅いですね。そして少なすぎる。そしてキーパーのために枠を3枚使わないといけない、万一のために登録しとかないといけないというのはマイナスでしょう。キーパーに限っては万一の負傷のために交代枠関係なくすべきでしょう。格下チームが反則仕掛けて怪我してキーパーいなくなる、終盤で枠使ってしまってまさかの逆転とかありえちゃいますよ?

 メッシの体幹を見事に使いこなした波動運動、起こりがないから誰も読めない止められない。彼のプレーは見事でしたね。つか、相手も彼を止められないから、徹底的にマークして潰してくる。マークでスペース開いたところにボールを入れてアシストという形に持っていくべきだと思ったんですけどね、出来ませんでしたね。

 3位決定戦なんて意味が無いと言われてましたが、まあやってもどっちでもいいですよね。面白そうな試合なら見たいですが。選手のこととかいろいろ考えて、同立3位でいいんじゃないでしょうかね?

 ブラジルは開催国でありながらまさかの大敗。ネイマールがいないというよりキャプテンがいなくなって守備の統率がとれなくなったと。若い選手が焦ってバタバタしてしまったと。2-0、3-0でもブラジルの能力なら点を取ることは可能。落ち着かせるために、一旦守備的に引いて、時間をかけて立て直す。そこからリスタートでも良かった気がしますが。

 まあ一人誰かがいなくなって組織が機能しなくなるというのは、チームが未完成な証拠ですよね。戦いとは、勝負とは、組織とは、今一度問いなおすべきでしょうね。能力は高くとも、それを有効に機能させられていないのがブラジルッて感じですからね。巨大戦力揃えて、後はほったらかしでペナント終盤ズルズル負けていくどっかのチームみたいですね。

 サッカーの本場が欧州にあって、南米・アフリカがまた強い。小国でもサッカーはそこそこうまい。それはサッカーが根付いているから、というかサッカーしかないから。こうやって見るとヨーロッパから植民地になった所何ですよね、サッカーが盛んなところって。結局、ヨーロッパ文化のためのスポーツということなんでしょうね。彼らをつなぎとめておけるために単純というか雑な昔ながらのルールを採用し続けているのも。

【日本代表批判への批判】

 さて惨敗した所で、今回の敗戦への批判で見当違いなものが多かったのでそれについてコメントしたいと思います。

 そもそもイングランド・スペイン・ポルトガルのような高いレベルのチームでさえ敗れるのが予選。日本のサッカーはレベルがそこまで高くない。そりゃ何かあればポロッと負けて、敗退するレベルです。前回優勝のスペインが負けるんですよ、そりゃ簡単には安定して勝てませんよ。その原因は先に上げたようにポゼッションサッカーが今大会では厳しかったから、スペインが出来ないことを日本ができるわけがない。これは代表選手の問題というより、裏方の情報収集能力の問題でしょう。大会で使われるグランドの材質、性質を把握してどういうサッカーをすべきなのかという事前対策の問題でしょうね。FKもあれなら今回ヤットさん外すべきだったかもしれませんね。

 釜本さんが本田王様論を展開して、王様を作っちゃダメと言ってました。このチームで本多が王様だったでしょうか?彼の性格が強い影響を与えることをあっても王様足り得ないですよ。中田の時は一流のリーグで一流のチームに所属して、しかも活躍して名を轟かせるという日本人選手の過去例にないクラスの選手ですけど、本多はまだ一流のクラブチームには入った止まりですからね。しかも周りに香川・長友という同じく一流のクラブチーム経験の選手がいる。それが中田の時とは全く違う。彼らが本多と対立していたならともかく、攻撃戦術で意思疎通はできていたのですから、この批判は的はずれです。

 ザックが本田を信頼して、本田ありきのチーム戦術を展開していましたが、本多不在のとき、チームはどうだったか?本田がいなくても機能するチームだったかというところで、ヨルダンあたりにホイホイ負けてしまったでしょう?そりゃそうしますよ、別におかしいことではないです。大久保のサプライズ選出で、そもそもかなり厳しいということですよね。ビッグクラブや海外リークで目覚ましい活躍をしたわけでもない選手を選んだこと=代表を長らく離れているベテランを選ぶというのは、攻撃の手が足りない。戦うと決めていた中心選手のコンディションが上がっていないから選んだわけですからね。

 ※ホークスネタ書いてるので、「本田」が「本多」にどうしてもなってしまいます…。脳内変換よろです。

 経験やメンタリティを支えるための年長枠というものはたしかに必要ですが、彼がそれにふさわしかったのかどうか?まあよく知らないので分かり得ないですが。本来なら前回大会で中田が残っていて、彼が経験を代表に伝える役割をしてくれないと困るんですよね。海外で誰もが知ってる選手がいるいない、柱があるない、ではまるで違いますからねぇ。

 短期決戦は守備、状態の良いものを大事にしなくてはならない。しかし大会前から各選手落ちていましたからね。少なくとも所属チームで素晴らしい活躍をして輝いている選手というのはいなかった。この時点で相当厳しかったことはわかるわけです。選手にワールドカップの年のために手を抜いてクラブでプレーしろと言っても無理ですしね。出来るならやるでしょうけど、そういうものでもないですからね。

 そして短期決戦では「一」にこだわらないといけない。最初の一点は言うまでもなく、ワンプレーワンプレーの意味を大事にしないといけない。初戦コートジボワールに勝って勝ち点3取ってたらまるで違ったでしょうね。前回もそうでしたが、初戦で勝つということはそれくらい大きい。

 正直、ギリシャが3-0の大差で負けた時点で、この試合は引き分けでも良かったんですよね。得失点差で有利ですから、まず負けないことを意識して戦うべきだった。1点失った後、日本の攻撃パターンで長友が上がったスペースを狙われるというのはある程度想定できるのだから、1点失った後長友さげるとか守備にシフトすべきだった。

 前にも書きましたけどね、年がら年中守備しろとは言いませんが、場面・ポイント・流れによっては守備戦術を採るべきだった、その選択肢が狭いことは「勝つ」サッカーとしては問題だった。

 しかし「勝つサッカー」よりも攻めるサッカーを「自分たちのサッカー」として選んでやってきた。それが日本サッカーの未来に繋がる選択肢だから、目先の勝利はもちろんそれ以上のものを見据えてやってきたわけですね。ずーっと攻撃的なサッカー目指して四年間やってきました。しかし相手のサッカー、チーム状況がどうなのかとか、試合の環境・状況などその他の配慮が足りなかった。コンディショニングも不十分だったし、想定外の事態が起こった時に、守備的戦術などの選択肢が乏しかった。それが問題なわけで。

 一度こうだと決めたことを選手全員は最後まで「自分たちのサッカー」をやりぬくとブレなかった。なぜそこを褒めないのか?そこだけは叩くとこじゃない。それなのに「自分たちのサッカー」批判をしている手合には頭来ますね。

 「攻めるサッカー」をずーっと攻め続けるということと勘違いしたこと、自分達の都合のいいように物事が進むと想定しすぎていた。それは確かなんですよ。ですがそういう手順や思考回路すっ飛ばして、「負けたから」という理由で叩いているのはほんと不愉快ですね。

 そもそも監督がそういう監督、高いレベルの選手がそれなりのプレーをしてくれることが前提という人で、コンディションが落ちてどうもそのサッカーが難しそうだとなったら、監督を代えないといけなかったですよね。ザッケが優秀・無能とかそういうことではなく、代表というものが四年という長い期間の間にチーム事情がガラッと変わりやすい。だからこそその変化に応じて監督は適宜変更しないといけない。これまで日本代表の監督を代えずに四年間一貫していたのはいいことだと思っていましたが、今後はチーム事情を見て適宜交代する必要性を神権に考えるべきでしょう。中心選手が怪我したり、新スターが育ってきたら、それに応じてチーム戦略は大きく変更されなくてはいけませんからね。まあ二年目処でしょうね。

 他国の選手にあって日本代表にないもの。ギリシャ戦全選手採点(webスポルティーバ) - Y!ニュース zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=2014 逆だろ、ギリシャは10人になったからこそよりガムシャラに守りに出て、堅守のギリシャから一点を取りにくくなったんでしょ。

 W杯前の闘莉王の言葉が頭をよぎる。本当の「日本のサッカー」とは何か?brazil2014.headlines.yahoo.co.jp/wc2014/hl?a=20

 これ見て、ああ闘莉王外して正解だったなと思いましたね。自分が選ばれなかったから四年間がムダだったっていいてるだけでしょ。問題の本質・所在をわかっているとは思えない。

 サッカーに国民性とか文化とか、農耕民族とか狩猟民族とかそんなことどうでもいい。日本人の今の選手を見て何が適しているのか、どういう戦術は不向きで、どういうことなら出来るのか?ただそれを論じればよろしい。耐える国民性とかナンセンスの一言。サッカーの上手い下手にそんなことは関係がない。

 前回のW杯で守備重視でやった結果はあの結果ですよ?つまり同じことやっている限りは、絶対上にはいけない。ベスト8以上は絶対無理。だからリスクを犯して攻撃的戦術を取ったんでしょう。というかそもそも攻撃的サッカーで日本が楽に予選突破出来るって思ってた人のほうが少ないでしょうに…。

 ギリシャは守備のうまい選手がいてこそのEURO優勝であって、日本が同じことをできるんだったら、そりゃ採用していますよ。個人的には守備戦術というか守備をもっと重視すべきという意見ですが、今回のケースはそもそもやりにくかったし、リスクを犯す選択をしたんですからそれを今更批判は疑問です。

 一つ問題を指摘するなら、代表を使いきらなかったこと。ワールドカップという大舞台を若手中心に経験させて次代に繋がないといけない。それなのにでなかった選手がかなり多いというのはザッケの監督としての資質や協会の指示はどうだったのか疑問に思いますね。ドリブルがいいと言われる清水をギリシャ戦で使わなくてはいけなかったでしょう。結果になるならない関わらず、そういう持ち味で選ばれた候補なんですからね。

 今回の敗戦の総括をせずに、新代表監督をさっさと決めてごまかしちゃいましょうとかいう協会の姿勢は大問題ですね。次はアギーレとか報道している場合じゃないと思いますけどねぇ。ザックの責任以上に協会の責任の方が大きいでしょうねぇ…。これまでは優勝国から監督を選んできた、それなのにどうして今回はドイツから監督を選んでこないのでしょうか?アメリカだってドイツ監督だったでしょう?

 というか選手育成・強化がポイントで、優秀な監督を高い金だして取ってくるって意味あるんですかね?優勝候補はそうするべきだと思いますが、日本レベルなら安い監督で、選手強化に金を使ったほうがいいのでは?

 守備的な監督だから守備が出来るとかそういう問題では無いと思いますが、強いチームは一度ボールをロストしても途中で奪い返してカウンターの芽を潰してますよね。守備戦術よりもFWやMFとか高い位置にある選手がいかにカウンターを潰す、楽にやらせないかという事が大事だと思いますが。守備的戦術やってハイ、カウンターだったら誰でも出来る気がしますけどねぇ…。いかに守備意識を高めるかということならドイツ人監督の方がいいんじゃないですかね?

 城さんが守備的で成功したから岡田さんを候補にと言ってましたが、ナンセンスですね。あの戦術を選択する過程を見ればダメに決まってるでしょう。

 あとなにかありましたが、暑いのでこのへんで思い出したら追記します。