別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

交流戦前までのホークス


チックが素になっていまみーを見つめる動画が上がっていましたが(笑)、チック・いまみーの例の動画はその前の楽天戦でいまみーがAJの打球をショフトでとった例があったからですね。その時は問題なく取りましたが、内川が任せろよって言った、内川でも十分間に合う範囲だった。それが二回目になってしかも危うく落球という場面になったから注意したんでしょうねw、きっと。しかしチックの見つめる眼差しはシュールでしたね。


【欲を言えば三タテしたかった西武戦】

 それはさておき西武の話。北九州での試合、ばかみたいに中継を使って。摂津ならロングイニング投げてくれるだろうと計算していたが、予定外の摂津五回降板という展開・継投になってアタフタすると。まあ去年も何度も見た展開ですね。

 摂津は確かに逆行ったりする球が多かったでしたが、それ以上に、ライオンズ打線の対策が良かったなぁという印象ですね。アウトローのカーブをそこを狙ってないにもかかわらず、栗山などがうまーく身体を残しながら手を伸ばして引っ掛けて逆らわずに逆方向に内野の頭を越すというのを他の打者にもやられていました。多分カーブのポテンヒットが二回くらい。あれでカーブを使いにくくなり、配球が制限されてしまったのが早く降板せざるを得なくなったという感じでしょうか。

 前にも書きましたけど、西武はリリーフ信頼出来ないからって岸を長く引張りすぎでしょ。130オーバーとか、それまで100球前後ならともかく、毎回130・140というのは中六日といえやり過ぎですよ。地方球場で一発怖いからといって中継ぎ使えなくても結果、岸で打たれて何の意味もなくなりましたね。

 西武相手に同点で延長なら勝ち確!というところですが、千賀が打たれて逆転負けしてしまいました。フォークの投げ損ないをおかわりくんに仕留められてしまいましたね。

 打たれはしましたが、今年の千賀は期待できるとこの試合で思いました。去年のMAXは156で、152か153くらいが平均球速だった千賀の真っ直ぐが今年は147~148くらい。これは酷使で秋山に壊されたか!となっていたのですが、この日はMAX155。満塁でラストバッターにとどめを刺した真っ直ぐが155。それまでは151くらいが限界だったのが、急にギアを上げたかのような感じ。

 つまり、去年の教訓をもとに、一年間の配分を考えて今から投げているんでしょうね(※和巳さんがフォームがちょっとずれてると指摘したのでその影響もあるかと思います)。その証拠に糸井とかそういった特定の打者には全力で投げて、それ以外の打者はかなりセーブして投げていますね。大学生や社会人が2ヶ月くらいしか全力を使わないからプロ入りしてから苦しむというように、去年の千賀は全力で投げたために、2ヶ月、多分交流戦まででバテてしまった。明らかにボールのキレがおかしくなりましたからね。

 今年は去年のような絶対感はないものの、セーブして投げているために終盤でも一年通じて投げられることが間違いないと思えるので、今年の千賀は期待大ですね。来年・再来年は体を作ってさらに良い投球になっていくというビジョンも見えますしね。おそらく終盤投げられるのなら、かなりギアをあげてくるのではないでしょうか?


 九回の代打の話ですが、高橋朋己は左Pですけど、ウィリアムス(左)に続いて9回にまた左が出てくるところからわかるように、彼は右に強い左P。そこで代打江川は愚策です。地方球場というところもあって、あそこは長打がある松中でしょう。役割が左専用と言っても、自分たちの状況・チーム事情よりも相手の都合、どういうことをされたら嫌かということを考慮して戦うべきではないでしょうか?マツナカの状態が悪い・期待できないのなら、そもそもベンチに入れておくべきではないですし。

 そして相変わらずの四死球1という少なさ。そろそろしっかり対策を講じるべきではないでしょうか、打てなければ繋いで粘って選ぶ。そうでなければ不調のときどうにもなりませんよ、何万回も言ってますけど。

 ヤフオクドームに帰ってデホの二ランという四番の一発があったのは大きいですね。その後追いつかれてしまいましたが、きっちり犠牲フライで勝ち越して一点差を物にしたのもいい。若菜さんは十亀について右の厳しいところに投げられないといったように彼は右はだめ、左に強いというタイプみたいです。このような投手がクローザーだったというのはかなりライオンズとしては問題だと思います。高橋も、ウィリアムスも、左・右に偏った投手が少し多すぎますね。先発ならまだいいですが、セットアッパー・クローザーがこういう偏りがあると、終盤で代打をまとめればなんとかなるということがありえますからね。ちょっとピッチングスタッフの整備が不可欠でしょうね…。

 打てない&低迷中のライオンズだけに、打ってるホークスは楽に打ち込んで四~五点差つけて三タテしたいというカードだったのですが、ここまではライオンズからも快勝できないという苦しい流れの中でようやく三戦目でマッチの三ランで快勝。今シーズンの菊池はピリッとしないですね。先発の枚数が一番豊富な西武は今やオリックスにその座を譲ってしまったということでしょうか。守りのチームでもないだけに、これでは浮上は厳しそうですね。

 ウルフが七回を投げ、楽な展開となり、八回に二点のダメ押しもあったのにもかかわらず、森に一イニング任せず柳瀬にアウト二つを取らせてからのという過保護初登板となりました。三点差とかならまだしも六点差あってやることでしょうか?それならランナー二人アウト取れずに貯めるとかで柳瀬にスイッチでしょう。打てないライオンズにそこまで安全策を取って柳瀬に負担をかける必要性があったのか?投手コーチの考えですから、それはいいとして、柳瀬のマウンドでの表情を見る限り、「え?なんで?」という感じだったので、きちんと確認取れていない気がするんですよね。事前に森をテストしたいから柳瀬に「すまんが、今日こういう使い方するけど投げてくれるか?」みたいなことを伝えていないのでしょうか?金澤の件もありますし、こういう意思疎通の欠如はかなり気になりますね。


【敵地でのロッテ叩き&全QSという収穫】
 続いてはロッテ、怖いロッテに対し六試合がQVCでありながら、六勝二敗一分という非常に良い結果で交流戦前を終える結果になりました。先発が誰もKOされず、0・3・1という失点の少なさですからね。井口がいないというのも非常にラッキーでしたしね。

 初戦はマッチが甘い球を逃さず仕留めて結果この二ランだけでゲームが終わるという形になりました。わくわくさんはやらかすことも多そうですが、それなりに働いてくれるのではないか?といういいピッチングでしたね。

 続いては、古谷の出来がとても良く、代打江川が四球を選んで送って、今宮が代わった益田からキッチリ一点を取るという非常に良い形で点をとっていました。そしてクローザー西野からハッセが同点HRというしぶとく食いついていく非常に良い攻撃パターンでした。先制されて今日の古谷の出来だとちょっともう打てない、これは継投でシャットアウト負けするかな?と思っていただけに非常に嬉しい&素晴らしい打線のつながりでしたね。ハッセは古谷に対して全くタイミングが合ってなかっただけに交代してもらって有りがたかったでしょうね。

 このあと延長線で嘉弥真が捕まり、負けてしまいますがホークスに勝つのに常に苦しむというイメージを植え付けられたのは良かったと思います。

 欲を言うと帆足がもうちょっと球数を少なめに七イニング投げきれれば、嘉弥真のピンチでもまた違う投手を使えた、引き分け&勝ちが狙えたというところでしょうか。まあ、帆足が最近少し良くなかった事を考えてもそれは望み過ぎでしょうか。帆足にはコントロールミスをもっと減らして先発としての役割をこなせる展開がもっと多くなると望ましいのですが、年齢的なこと&故障経験有りということを考えて厳しいかもしれません。

 そして最終戦。先発は前述のとおり帆足がロング食えるか、かなり微妙。ウルフ・スタン・中田がまあいいとして摂津がちょっとどうなるかわからない。若手の台頭がないと将来的なチーム事情から言っても苦しくなる。そんな中での岩嵜登板でした。

 若手のハムキラー山田に西武キラー岩嵜が未だあがってこないというのはどうなんだろうか…。と思っていたら、ようやくあがってきました。河原・巽は今年こそ出てきてほしい!で、まーだ出てこない…。河原や仁保はもうダメなのか…。うーん。

 十五試合カード一巡したら、まあ交流戦前に若手を一人二人テストで上げて使うんだろうけど、今年が最終年の監督だから若手を先を見据えて使うとか、そういうチームの長期的プランを無視しそうで怖いな~というところ、現に寺原は使いながら大場はすぐ抹消ですし。

 誰を上げるかな?と言われれば、中継ぎ陣のコマが揃ってても、みんながみんないいわけでもないし、岩嵜昇格かな?と予想していました。寺原抹消が考えられていた時に、二軍の試合で長いイニングを投げていたし、多分先発テスト&ロングリリーフチェック。んで今ロングリリーフおらんし、岩嵜昇格かなと見てました。巽・大場とか他の先発が出てくれば。先発からロングリ&後ろ去年の実績からして、全部いける。便利屋として使えそうなのがホークスだと岩嵜くらいだし、投手として上げて真っ先に使うべき存在は誰か?と考えた時、岩嵜でしたからね。

 まあ、そんなこと考えなくても東浜や大場とかは投げていても、岩嵜まだ投げていませんでしたし、状態上げてくれば試すべき存在でしょうからね。若手は誰か一人でも今年一軍定着してくれると嬉しいんですけどね~。で、岩嵜はパワーカーブを覚えたって言ってたので、パワーカーブ炸裂する姿を予想していたんですが、どうもあちらさんの気候で使えるボールで日本じゃ無理みたいですね、実際そんな球全然使ってませんでしたし。

 ちょっと話はそれますが、最近どうも「あとはメンタルや!的な」コメントを良くみまが、何ですかねこのメンタル重視・過大評価傾向は?単に投手コーチが育てきれていないか、そういう素質・才能止まりの選手でしかないか、あと武器が一つ増えたら一軍で活躍できるのになぁ…っていう選手ってだけでしょ。昔っからここぞという時に胸元えぐるようなコントロールがないピッチャーなんかいくらでもいたでしょうに。

 まあ、そんなことどうでもいいんですが、選手層厚いだけに、先発候補の若手がどうも数試合先発で固定されない、監督・投手コーチが結果出るまで若手投手を育てるぞ!って姿勢に乏しい。使い続けないから安定して投げられないということも一つの要因としてある気がしますね。先発はせめて三試合は安定して使ってやって欲しいですね。それで全く安定しないというのならそれは間違いなく実力不足ですからね。また状態上がった時に頑張れってことで本人も納得できるでしょうからね。

 で、実際の登板では、細川の巧みなリードもあり八回を一失点。大矢さんもさすがベテランと褒めてましたね。思うに細川は最悪を想定して、そこから最悪を減らしていくというリードをするのではないでしょうか。そこに打者の反応から、この球は打てない、打っても単打止まり・被害が浅く済むというような形で組み立てを考えていくと思われます。

 ゲーム自体は唐川の出来の悪さも有り、初回の四点で決まったといえるものでした。マッチもハッセもHRと敵に嫌なイメージを植え付けるに十分な試合だったので最高の形で首位決戦に迎えることになりましたね。


【最高な形から最悪の首位決戦へ】
 しかし、重要な首位決戦で三連敗という最悪な形に…。せめて一勝二敗という計算をしていただけに、かなり痛いカードになり、交流戦を迎えることになりました。このところロースコアゲームが続いて、三試合目には点を取るという形が続いていましたが、それすらこのカードは通じませんでしたね。まあ、良かったロッテ戦が全部QSで、このカードはQS一つもなしというところから見てもよくないということが如実にわかる出来ですよね。基本的にここんところの試合の傾向は、勝つ試合にはQSついて、負ける試合にはQS付いていないんじゃないでしょうか?

 エース金子ということも有り、そう簡単には勝てないことは想定内ですが、まさか大事な首位決戦でいきなり山田とは予想外でした。というか、山田を使うなら今後も計算できるようなもっと楽なところから入ると思っていたので、負け・捨て試合として計算するにしても、ロング投げさせるにはかなり厳しい展開になると思ったのでどうかな?と思っていました。交流戦で山田に馴染みがないところで使うべきでは?と考えていたのでうーんと言わざるをえない感じですね。山田は交流戦で相性が良いだけに尚更。この試合でやらかしても二・三試合は使っていくというのなら、チャンスを与えていくということで評価できるのですが…。

 まあ、そう簡単には金子は打てない。三連戦考えて、平野から球数投げさせて体力を奪いたかったところ。ランナー一人だすだけというのはちょっと物足りないですね。12球だと次の日に響きませんからね。これが結果的に三連敗ということにも繋がってしまうので打撃陣はよーく考えて欲しい所ですね。

 山田は四球病が問題ですが、もうちょっときわどいところに投げなくても相手が打ち損じてアウトを取れるんだよということを意識させないと厳しいところに投げないと!で腕が触れなくなる→甘くなる&抜けるで打たれる・四球出すの悪循環ではないでしょうか?2回のランナー三塁のピンチに最低限で失点しないように、ランナー出してもしぶとく凌ぐというのが山田の持ち味だと思います。今の山田は相手と勝負してのらりくらり打ちとっていくというより、制球のプレッシャーに負けてしまって自滅してしまっている感じが強いですね。打者一人に明らかなボール一個くらいは計算の内として割り切るべきではないでしょうか?QS、試合が作れればいいんだくらいの感覚で望んだほうがいいと思います。5回終わった時点で2失点なら、上出来ですよ。

 問題はむしろ柳瀬でしょうね。西武での変な使い方がたたったのか、ん?という内容。結果、このカード後には森が計算できる分入れ替わりで落ちることになります。

 デホの走塁死がありましたが、足が遅いのですから、ああいうのは抜けても三塁行けなくていいところ。もうちょっと走塁を考えて欲しいですね。足が遅いのなら尚更、レフトの肩・守備が良ければ三塁行けないのは仕方ないと割り切るべきでしょう。マッチはこれでイ・デホでヒット損したの二本目ですからね。

 金子のようなピッチャーからはそうそうチャンス作ったり、点取れませんから細かいことやって欲しいですね。特に五回のチャンスでは本多にエンドランかけさせるべきでしたね。本多もそうなるようなカウントをつくれるようにしないと行けませんね。せめて叩きつけてゲッツー崩れで一塁に残って、ランナーとして足でプレッシャーかけて欲しいところです。

 4-1でほぼゲームが決まったとはいえ、最後のチャンスでイ・デホがゲッツーで台無しにするという形は非常にまずいですね。本当に大事な所でゲッツーでダメにしてしまうということが多いバッターですね、イ・デホは。松田とイ・デホでゲッツー王争いをしてますが、ちょっとは状況考えろと言いたくなりますね。打撃コーチは何を考えてるのかと言われても仕方ない所ですね(本当、状況考えろ、打撃コーチは何を考えてるのかってセリフ、このブログで何回書いてるんですかね…?)。ふたりとも四球が少なすぎ、ゲッツー多すぎと非常に使いづらい選手ですね。松田に至ってはベスト30にもはいらない四球の少なさですからね。

 チャンスや789の終盤でゲッツーだけはダメだという時はエンドランや四球狙い、大きいのを捨てて、コンパクトにヒットを狙ってゲッツーだけは避けるというバッティングが必要とされますが、どうもそういうことが出来ないようですね。出来ないというかそういうことを徹底していないチームの問題というか…。

 良い時は良いバッターですから無論チームを勝ちに導くでしょうけど、ちょっと不調になるととことん足を引っ張りそうですね。李&松問題がホークス打線の問題になるでしょう。つなぐ意識がないので、ここで打線が途切れてしまいますからね…。

 多村なんか、おっつけて内野の頭を越す、詰まりながらポテンヒットという技術がありましたが、イ・デホにそう言うのないですからね。どうもおもいっきり振り回すだけで、細かい技術がない感じがしますね。8月以降投手の疲れが見えてきてからじゃないと本領発揮しない恐れがありますね…。


 期待を裏切らず、続く二戦目の初回のチャンスでゲッツーで先制のチャンスを潰してくれました。今年はいくつゲッツーを出すつもりなんでしょうか。続くチャンスでギータ押し出しのあと鶴岡ゲッツー。鶴にタイムリーを打て!というのは厳しいにしても、投手が悪い時にきっちり仕留めておかないと…という展開になりそうですね、またもや。犠牲フライが打てない時は…でもありますし。

 ピンチに森福で、T岡田を見事に抑えました。しかし、続くイニングマタギで坂口に同点弾を浴びます。ビデオ判定になったり、抑えたとしても完璧ではない、何球も高めに浮いてしまっているここ最近の森福にこれは無謀だったといえるでしょう。勝ちを狙うならオリで左に連打を浴びた森福を使うべきではなかったでしょうね。まあ、今回のことでオリには調子が戻らない限り森福を過度に使うことはないでしょう。仕方ないですね。

 九回二イニング目のサトタツに対し、ハッセが出て、その後ランナーを進められない時点で察しですね。相変わらずのフリースインガーでした松田は。楽天で三試合連続HR打ったような状態がいいとき以外、この時期自由に打たせても結果を出せることはないでしょうね、松田は。確率的にかなり低い判断ですよね、松田任せというのは。

 今日は五十嵐を二イニング行かせるつもりだったのでしょうか?その五十嵐があっぷあっぷでかなり厳しくなってしまったでしょうか。まあ前日打たれたとはいえ、柳瀬を起用から外すというのは出来ない決断ですから、柳瀬ではなく五十嵐に二イニングいかせるのも難しかったでしょう。

 そして最終回先頭にファーボールを出してバントからバスターでアウトカウントを稼げずに犠牲フライを打たれておしまい。事実上アウト一つも取れずに終わったことになります。バスターでうまく守備の隙間を突いたとおもいきやそうでもないですからね。完全な失投というか。アレで抑えろという方が無理な話でしょう。


 最終戦、ウルフで最低限の一勝、相手が松葉ということも考えてそういう計算だったのでしょうが、悪いことは重なるもので、アクシデントでウルフが離脱。そしてこのカードはイ・デホが全てと言える初回のノーアウト満塁というチャンスでゲッツー。本当何してくれてるのか…。後ろのバッターが長谷川、確実性があるバッターが控えている時に一番やってはいけないのはゲッツー。
 犠牲フライを狙って、三振でいい。少し足りずにただの浅い外野フライになってもワンナウトフルベースでハッセ。相手は敬遠松田勝負ができないので、一番嫌な展開。ハッセならゲッツーはそうそうない、後ろにつなげる意識でいい。ファールフライでもやむなしなのに、何を考えているのか!打撃コーチ・監督はどんな指示を出しているのか!と怒鳴らずにはいられないですね。この場面でこれだけはない。

 結果、立ち上がりのピンチで、やはりハッセをあるかし、松田勝負で難なく切り抜けるという最悪の展開に。一点とっても嫌な感じがするという試合になってしまいました。

 そしてなぜか、ウルフに鶴岡。今シーズン大量失点は鶴岡という相場・ジンクスが出てきますが、アクシデントとはいえ、鶴岡でまたゲームが壊れることになりました。その後鶴岡はバントも失敗して…ですね。初回に今宮や本多のファインプレーあり、その後も素晴らしい本多の守備はあったんですけどね。六連打でウルフはKOになります。こういう時に危険球、怪我などがあるのだからロングリリーフは絶対必要。それなのに大場でも誰でもいいのにロングリリーフが用意されていない。結果、新人の森を引っ張ることになる。こんなに負け試合で引っ張るということは彼を先発に使うのかな?と思ったら、それもない。いくらなんでも三回二/三とかそこら辺まででしょう。急造ロングリで五イニングは投げさせすぎですよ。

 このあとヒットをイ・デホは連発するわけですが、本当に得点圏で打てない。ケースバッティング・状況判断が出来ないのなら率・打点を残して勝利に貢献する確率は相当低いと言わざるをえないですね。

 五点差で追いつく可能性があるとしたら六回のチャンスでしたが、やはり五も六も連打は続かない…。そりゃそうですね。代わった嘉弥真も打たれるなどちょっと最近良くない嘉弥真の状態。まあ、もともと毎回いいという絶対的な安定感はないですけどね。

 まあ、言うまでもなくホークスの課題、捕手(鶴岡のリード)・李&松の繋ぎというところが如実に出た試合でしたね。


交流戦書くつもりですが、文量的に無理ですね。意外と書くことまた多いし、交流戦編は無駄に長いかも(いつものことですが(^ ^;))

※追記1、森はロングリでの完璧な内容を見て場合によっては先発もあるんじゃないか?と思いましたが、あのフォーム・投球スタイルだとちょっと無理でしょうね。和巳さんも、彼は全力で投げることしか出来ない、ちょっと力を抜いて投げろと言われても出来ないタイプと言ってたんで、先発でペース配分を考えながらというのは厳しいでしょうね。緩いボールあるので先発も出来るはずですが、一球一球全力じゃないとボールが行かないでしょうからせいぜい3イニングのロングリでしょう。
 追記2、金子・西対策をいつか書こうと思っていますが、金子対策にはこの試合での内川のHRが鍵になるでしょう。結果のHRではなく、金子は何故か内川に真っ向勝負を挑む傾向があります。失投だったのでちょっと違うのですけど、その前の対戦でも金子は内川に3安打されるなど、特別なライバル感情がある可能性が高いですね。普通、状況によって勝負を避けるべきバッターなのにそういうの無いですからね。ですから内川に真っ向で挑んで打たれることがある。金子対策には内川がキーマンになるという話。ウチがよく金子に勝つのも内川の存在が大きかったのかもしれないですね。
 追記3、最終戦プロ野球ニュースの解説で高木さんが面白い解説してましたね。バントをすることで打線に硬さがでてしまった。これまで連勝して、サヨナラで勢いに乗っていたバッファローズに対し、大事な首位決戦で連敗して萎縮してしまっていたのではないでしょうか。ウルフだから1点・2点あれば相手の松葉ということも考えて確実に勝ちを拾えるという攻め方に対して、オリは松葉だから点がないと勝てないと大量点をとりにく攻め方をした。その明暗がわかれたと。本多・鶴岡に、今日勝てないと大変だ!というような変なプレッシャーがあってバントが出来なかった、しにくくなったということがあるならば、本来戦力があって相手を見下ろして戦えるはずなのに、そういうことがわからない支柱がいないチームなのかもしれません。
 落合さんが巨人で、周りから叩かれるとすぐ選手が萎縮してしまうということを指摘していましたね。強いチームなんだから一時期負けが混んでもすぐ取り戻せる、くよくよして落ち込む必要性はない。そういうことを諭してくれる落合さんのような選手がいないとガタガタっといくかもしれません。現に去年の後半戦はそうでしたしね。
 本来、ああいうところでバントで確実にというのがホークスの野球ですが、そういうメンタリティがあるのなら、場合によっては、萎縮を避けるために、負けてもいいから進塁打なんか考えずガーッと振って、10点取るつもりで行け!それで凡退したら下で構わん!今日は三連敗していいぞ!いつでも取り返せる!くらいの豪快な指示を出す必要性があるかもしれないですね。今宮がノーアウトでランナー進められなかったのはあれですけど、時にはそういうのもいいかもしれません。器用なことが出来ずに自分に変なプレッシャーかけて負のサイクルに入るよりは。
 そして森のカットボールはまっすぐの球威を落とす危険性があることを指摘していましたね。川上憲伸がそうだったと。摂津もそうですし、カットはNPBでは投げにくい諸刃の剣かも知れないですねぇ…、やはり。