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四月のホークスメモ

 フォーリン・アフェアーズ・リポートがまとめ終わらないので、溜まっていたホークスメモでも。四月の内容を振り返りながらちょちょい書きたいと思います。

 序盤で中継ぎ陣に疲労がなく、早くゲームに使ってあげたいとはいえ、サファテを開幕カードでいきなり三連投させるという謎采配。最初の試合などサファテを投げさせる意味合いがなかったのに、肩作っていたからという意味不明な理由でサファテを投げさせる…。

 別に守護神を、一日も早く実戦を味あわせたい、ヤフドのドームになじませたいという理由で使うこと、ファンへお披露目すること自体はいいんですよ。144試合の一発目、開幕という大事な試合に大差がついていても使っていい。問題はそのあとの二試合でサファテを使うケースでもどちらかで休ませるということを考えていないこと。二試合目で使って連投させたのなら、明日は絶対使わないように継投を計算しないといけない。

 言うまでもなく12球団屈指の中継ぎ陣を誇るホークスでサファテをどうしても使わないといけないわけではない。本当にやりくりが下手というか戦力を過剰投入して目先のことしか考えていないというやつですね。早くも秋の風物詩を感じさせる采配ですね。

 個人的にロッテが一番怖い相手なだけに、開幕カードでいきなり三タテ出来たのは非常に大きかったと思います。その後ハムと楽天に続けて負け越して、絶不調の西武に三タテ出来なかったのは嫌な流れですが、金子・ディクソンと絶好調のオリから二試合のみのカードで連勝できたのは非常に良かったですね。

 二試合しかないカードで連勝するだけで負けがないというのは非常に良い印象で終わることができるのでこのカードが楽天でも続くという、二試合カードが多いこの日程は非常に有りがたかったですね。楽天にも負けなしで結局前後の西武・ロッテと合わせて6連勝というのもイメージが良かったですし。

 三連戦ではなく、二試合カードが今年は多い。4月は楽天・オリ・ハムと二試合カードラッシュ。きっと、屋外球場に比べて中止が少なく、終盤に試合数でのズレが出ないように日程を考えたのでしょうね。日程で試合数が少なければ、ウチはCS不利というのはもうずっと前からでしたから。ようやく対策されてよかった×2というところです。

 休みが多く、交流戦のようにバンバン投手を使えるというのも今年ウチが首位を走れている大きな要因でしょうね。ただでさえ中継を使うペース配分が下手くそなだけに助かりますね。この二試合カードは計六試合五勝一敗でしたし。

 で、ロッテでサファテを休ませるという理由で九回摂津の完封がかかっていたこともあり引っ張って引き分けた試合なんですが、言うまでもなく勝ちを逃したのはしょうがない。エース摂津がプライドを掛けて球数が多くなっていても続投させてくれという要求を飲むことは問題ないでしょう。だが休ませたいからという理由で九回にサファテを投入しなかったのに、引き分け狙いで十二回に投入するのはどういうことなのか?使うなら使う、使わないなら使わないとハッキリしないとダメでしょう。最終回はマッチのファインプレーに救われましたが、球が高かったし不安定なピッチングで打たれて負けてもおかしくなかった。十二回にサファテを使わず負けても別にいいでしょうに。結果他の投手も疲れただけ。意味がわからないですね。

 オリで7-1の大差の試合でサファテを登板させていましたが、間隔が開いていて、開くと良くないとは言われるけども、登板過多は確実に投手の寿命を縮めるし、パフォーマンスを低下させる。優秀なセットアッパー・クローザーのパフォーマンスを維持することが投手コーチの仕事であり、何年も優勝争いし続ける秘訣でしょうに。間隔が開いてもコンディションが維持できるようにしないといけない。そのために調整を進めることが何より大事なのですが…。

 みんな登板過多。誰を春に中心にして、誰を夏以降後半の軸にしようとかやりくりのプランがほんとうにあるのかどうか…。行き当たりばったり感が否めないですね。

 一番疑問なのが、開幕捕手で鶴岡を使ったこと。鶴岡を正捕手起用し続けたことですね。打てるから使いたいというのなら、移籍一年目なんですから投手のことを把握するまではサブで少しづつなじませてから、投手にどういうリードをするのかを把握し終えてからでいいでしょう。摂津は以前カーブピッチャーと書きましたが、それを理解していない彼のリードは不調の摂津を助けられませんでした。結果的に勝てたからいいものの。あれで大事な開幕戦・カードを落とす事もありえただけに非常に愚かな選択だったでしょう。

 だいたい打てるキャッチャーと言っても超強力打線でインコースを執拗に投げられる、身体近辺に狙われるようになったことからもわかるように、相手はアウトをどこで取るかを徹底してきますから、鶴岡の攻めも当然変わる(内川・デホ・長谷川絶好調の時は徹底して彼らと勝負を避け、不調?の松田・鶴岡勝負というシーンが目立ちました)。去年のハムで打てた状況とは全く違ってくるに決まってる。まずいかに投手に気持ちよくスタートを切らせるかを考えて、細川正捕手を外すことはありえない。全く考えられない采配ですね。

 摂津・スタン・ウルフは細川に決まってる(※)。どうしても鶴岡を使いたいなら半分半分でいい。ほぼ鶴岡スタメンで5:1位の割合で鶴岡を使って毎度のごとくまた鶴岡か…とイライラしました。それが今や、逆転して中田以外は細川スタメン。こうなるのはわかりきっていたこと。何やってるんですかね。

 ※若菜さんの解説で外国人に外すという発想はない。バッターの体を起こそうという発想もあまりない。自分のいいたま、投げたいボールをドンドン投げるというタイプが多い。鶴岡はあまりインハイに構えたり、ボールゾーンにハッキリ構えない。それでリードの意図を伝えるためにはっきりしたアクションを取れる大野のほうがウルフには良かったと若菜さんが言ってました。あと低めに制球する練習しかしていないから、高めに外す球を要求するのは怖いと。そういうことを考えても細川が安定でしょうね。そういえばスタンとメンドーサの違いについても若菜さんは面白いことを言ってましたね。三振でアウトを取るスタンと動かしてアウトを取るメンドーサ。その差が球数となり、早く降りることにも繋がると。

 スタンについてはどうして勝てないかという話でも色々書きたいことが多いんですよね。打たせて取ることがあまりできないのか。球数が多くて早くオリてしまうからなのか。左打者に被打率が高いわけではないが、外へ投げづらそうにしている。右が四球2なのに、左は14というようにここぞというとき左にやられてしまうのか軸となる生命線のボールがないのか。アウトローにスライダーでバックドア決められるのが一番いいと若菜さん言ってましたけど、コントロール出来ないみたいですからね。スタンは鶴岡のサインに首をふるんですけど細川にはふらないですからね、細川安定は間違いないでしょうね。

 前にも書いたようにFAで鶴岡を取れた意味が大きいのは代打で早く勝負できるから、代えても問題がないからこその鶴岡なのに、捕手に代打を送らなすぎ。5回で捕手に代打!?というような勝負をかける場面もないし宝の持ち腐れですね。そしてそのため代打のチャンスすら与えられない控え。スタメンを固定して、競争させない。江川・明石を腐らせるのでしょうか?城所は代走・守備要因と言っても、結果を出していたのにオープン戦でチャンスを与えない、これではチーム内の競争が選手のレベルアップを促すことは期待できない。すなわち、不慮のアクシデントで何かあったら、グッと戦力が落ちて一気に順位転がり落ちる事もあるでしょうね。危機管理という発想が無いですね。

 鶴岡への勝負が厳しくなるで思い出しましたが、ギータがぶつけられて怒ったのがありました。あれは「怒らないから内角を攻められる。もっと怒れ!」という指令をまんま実行したんでしょうね。怒り方がわざとらしすぎますね(^ ^;)。自分たちが寺原・五十嵐とか陽にぶつけているんですから、こっちが一方的にデッドボールを多くもらってるならいいですけど、そうじゃない日ハム相手にああいうのやめてください、みっともないです。連続でぶつけられたとかならわかりますけどね。ギータは内角突かれて苦しんでいる、あまりにも際どいところに投げられすぎているというのもわかりますが、文句を言うシーンはもっと厳選しないと。谷元にまたぶつけられたという伏線があったわけじゃないでしょ。

 そして去年はバティーヤでぶつけていくのもいいみたいな発言をしていた。インコースをつくのはプロとして当然だ!というスタンスなのか、コントロール無いアホがインコース投げるな!というスタンスなのか一貫すべきです。みっともない・恥ずかしいのでやめてください。というか、どっちかハッキリ意志・主張を統一してください。コロコロ主張を変えるのは人間として信頼されませんからね、やってはいけません。

 あとは、寺原使いすぎですね。確かにロングイニング食えますけど、一発&四球病なので勝ちゲームを作れない。オープン戦で結果を残していた大場からでしょう、使っていくのは。東浜や大場・巽・岩嵜などの若手がローテ守れるように育ってきてくれないと困るチーム事情なんですから、ひと枠はテスト枠として先に若手を投げさせて育てていくために使うべきだったでしょう。

 開幕で巽が入っていて、なんで巽?という声がありましたが、ゲームが壊れた時や危険球・怪我などのアクシデントでロングリリーフとして育成も兼ねて使う当然の処置でしょう。ところがロングリリーフとして使いもせず一度マウンド上げただけで二軍へ。それはともかくとして未だにロングリリーフがいない。先発でもロングリリーフでも試合を捨てて若手を試すという発想がない。来年・再来年また若手が育たずに苦労するんだろうな…という気がしますね。

 おそらく何かアクシデントがあれば、嘉弥真をロングリリーフに使うでしょう。今はいないですけど金とかも。去年あんだけ変な使い方して結果、今年はあまりよくない嘉弥真にまた負担をかけるつもりなのでしょうか?

 まあ、結局は若手を試せ・スタメン競わせろ・中継酷使するな―に集約されますかね。