別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

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プロ野球のレベルアップは青少年の脱ヤンキー化にある?

 ちょっとした思いつきなのですが、よく~~世代と言われて新人プロ野球選手の実力が上がったことを表現することがあります。一番最初が松坂世代でしょうか?そこら辺はあやふやなんですが、それについて書きたいと思います。

 松坂世代というのは、この世代がリトルリーグなどが整備されて競技人口が増えた。高いレベルの指導を早いうちから受けられるようになった。―そういった環境面での整備が高いレベルを持った逸材が次々と出てくるようになった理由として言われているのですが、ちょっとそれとは違う要因を思いつきました。

 それは、ヤンキー・不良文化の壊滅にあるといえるのではないでしょうか?またズバリ球界とヤクザ・ダークな仕組みとの関係がキレたor薄くなったことではないでしょうか?無論、今でも清原さんみたいに個人的にそういうのがある人はいるんでしょうけどね。

 愛甲さんなんかが暴露してますが、甲子園のホテルでタバコ・コンドームだらけだったというように当時の球児の汚れっぷりが暴露されていました(無論、中には真面目な子もいたんでしょうけど)。当時の高校生というのはヤンキー文化全盛ということもあって、中には暴れん坊・準ヤクザ=将来のヤクザみたいなのもいっぱいいたわけです。海兵隊のように、あるいは傭兵のように荒くれ者が強い兵士として相応しいように規律・倫理的な問題を抱えた人間がいるように、球児に痛い人間がいっぱいいたことでしょう。

 山田名投手コーチが、当時は喧嘩が強くて有名だったみたいにボクサーが不良上がりの元喧嘩屋だったような関係性が、プロ野球でも例外ではなかった。中には軽犯罪を平気でやるようなゴンたぐれがいっぱいいた。そういうのが今の時代はなくなった。少年犯罪の世界と縁遠くなって、野球しかやらなくなったことが大いに関係しているのではないでしょうか?

 ダルとか田中とか、真面目で野球の研究を怠らず、練習も熱心にやる選手が次々生まれてきているのは、社会に高校生あたりを悪い道に誘い込む土壌が大幅に減った。減ったというか、悪事に引き込む有り様が大きく変わったからじゃないでしょうか?無論、今でも未成年を悪い道に引きずり込むような話はいくらでもあるわけですが、将来の金の卵の高校生・大学生をブラックマネーでたらし込んだり、悪い遊びを教えこむ野球ゴロみたいな存在が昔と違い、相当チェックが厳しくなって、いなくなったのではないでしょうか?

 ダルなんかせいぜいパチンコやってタバコ吸ってたくらいでしょう?まあ兄弟はごっつりそっちの道に行っちゃったみたいですけど。昔と違いケンカカッコイイみたいな精神風土がなくなって、そういう世界とアスリートの世界が明確に分かれているといった傾向が大きく作用しているのではないでしょうか?

 有望な新人にキャッシュカード渡すとか、一族事召し抱えてン億使って選手を取るとかいくらでもあったといいますからね。高橋由伸は20億でしたっけ?凄いですよね。

 多分、ちょっと前の時代でもすごい選手というのはいくらでも生まれたと思うんですよね。沢村賞の沢村さんが大リーガーをキリキリ舞いさせたなんて話があるようにね。たくさんではなくても、一人・二人は必ず飛び抜けたスーパースターがいたはずです。

 しかし、甲子園見てわかるように選手の体調管理の発想のかけらもなかったですから、江川さんが甲子園で名前が売れた以後、毎日地方で投げさせられて使い潰されたなんてあったように、甲子園=アイドルスター化が投手寿命の消耗に繋がった。その弊害が指摘され過渡期にある高校生の練習法が確立されてきたこと(ダル・大谷なんかまさにそういうスタイルだった学校だといいますしね)。

 江川さんにしろ、桑田さんにしろ、掛布さんにしろ商売・ビジネスの話がいっつもくっついてきたように、当時の人はほんとうにまあよく金銭トラブルを起こしてましたよね。その点は今でも変わらないかもしれませんが、野球に打ち込みやすい環境が整備されているということには変わらない傾向という気がしますね。これについては単純に今の給料がグッと上がって商売なんかするくらいなら野球やったほうが効率がいいということかもしれませんが。

 まあ社会の健全化の波というのが球界にも現れているんじゃないか?一つの要素としてみるべきじゃないか?という気がしたので書いときました。NPBは過去の裏金問題と決別するためにもルールをコミッショナーがビシッと決めないとまた必ず同じ問題が起きますから、今から球界史を勉強して、少なくともこれだけしっかりやらないといけないと思いますね。いい加減、アマとわけないでプロから全部組織を一括化しろと思いますし。