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【CS感想】 パ2nd―楽天VSロッテ

 このCSはロッテが進出した時点で楽天の勝ちと決まったようなものですから、あまり興味がわきませんでした。今シーズンの楽天VSロッテの相性にKスタということ。さらにはロッテ投手陣が良くないことを考えてまずありえないですからね。何より楽天は絶対エース、日本ナンバーワン投手田中がいる。事実上アドバンテージ三つですから、残り試合全勝しなくてはならない。これでどうやって勝てというのか、無理ゲーにもほどがありますね。

 そして西武との対決ならひょっとしたら…?という要素があって、ファイナルがどうなるか!?と興味を持てるということだけでなく、ロッテが上がっていった場合、ただでさえ疲弊している投手陣が更に潰れることになる。また、よっぽどのこと、田中のアクシデントでもない限りありえないことですが、ロッテが日本シリーズに行くことになれば、ロッテが下克上を達成したシリーズの次の年長丁場戦ったツケが来て、戦力が全く整わず最下位を突っ走ったように、来年のペナントが壊れてしまうので、ロッテには絶対に行ってほしくないと思っていました。

 CSの4試合で古谷・西野はかなり酷使されましたから、来年彼らがきっちり働けると思えません。もし出来たらフロント・コーチ・及び本人の実力などなど大したものだと思いますが、かなり厳しいと思います。

 この野球関係をどれだけの人が読んでるかわかりませんが(^ ^;)、己の記事内容からして、「お前ホークスよりマリーンズの方が好きなんじゃないの?コツコツ嫌らしい野球を好むならそっち応援しろよ」と思う人がいるかもしれません。実際、ロッテのチームカラー・戦術は好きです。しかし投手を酷使、使い潰す。有望な若手投手が育ってきても、絶対長年活躍しない。ロッテで大投手!という存在がいないのはこういう理由が大きいと思います。ですから応援する気になれないのですね。

 おお!この投手はいいな!という投手がいても必ず、あれ?あいつどこいった?え、あいつがもう引退か…。新人の時はもっと活躍すると思ったが…。こういうケースが非常に多いので応援していて長期的ビジョンが立たないので楽しめないんですよね。じゃあファイターズは?と言われたらホイホイ選手出してしまうのがね~。まあウチも最近、アホみたいな補強・人事していてちょっとうんざりなんですが。

 あまり、見どころがないシリーズでしたが、書いてみるとロッテはもっと投手がダメで、ボコボコになって負けると思いましたが、CSになると成瀬・グライがシーズンとは別人のような見事なピッチングをしていました。もし美馬完封のようなものがなければ、田中以外のあと一勝が死ぬほど遠い…!と最後まで苦しんだことでしょう。

 初戦、ロッテにとって田中敗戦は折り込み済み。里崎ゲッツー二回というのは嫌な流れでしたね。もう田中なんで結果はしょうがないでしょうけど。楽天がチャンスをことごとく潰していた時でも、田中には拙攻が投球のリズムに影響するとかまるで関係なくパーフェクトに抑える。そういう時、投げ合う相手投手は一点もやれない!と自滅するものなのに、HR一発で抑えた成瀬はさすがベテランというところでしょうね。それだけ打線が経験浅いだけに緊張しているということでもあるでしょうけど。

 桝田はさっそく一打席目にツーベースだったのですが、その後はことごとくチャンスで凡退。少し嫌なところですね。逆シリーズ・シーズン男フラグが立ってしまいました。銀次・マギーが当たりで、聖澤・稼頭央がダメ。これが次の試合どうなるか。

 二戦目、則本はポストシーズン初登板でしたが、素晴らしい内容でした。まっすぐは走り、外のツーシームがズバっと決まっていました。初回の投球を見ただけでもう勝っただろと思うほどでした。グライの立ち上がりを攻め立て、根元のエラーもあり、銀次がきっちり送ってワンナウト一・三塁のチャンスながらもアンラッキーなジョーンズのライナーゲッツー。

 則本が9回を投げ切って見事な投球をしたものの、ブラゼルの内野ゴロ間一点で負けたままマウンドを降りることに。AJは送りバントの際拙い走塁でミスをしたものの、その裏大事なところで一発打って同点に。敗北必至の状況から四番の一発で追いついたので、ここで楽天が逆転勝利に持っていくか?とおもいきや、直後の十回でブラゼルが勝ち越しの一発。

 ブラゼル・大地という左が続くケースで左の中継ぎ金刃を出したのにワンナウトも取れずという厳しい状況に。小山・長谷部も打たれて、さあリリーフどうしようという苦しい展開になりました。ロッテが先発・中継ぎ酷使をしているとはいえ層が厚いのは確か。何より日本シリーズ見据えて相当苦しいと感じる嫌な感じのゲームでした。最後はレイが二人を抑えましたが、もはやレイに頼るしかないという状況は不安要素以外の何物でもないでしょう。

 試合は敗れましたが、銀次・藤田の好守備もあり、ロッテのエラーと相まって今日はきっちり守り勝ったと言えます。後ろに不安があって、継投で負けるというのは今シーズンを象徴する試合でした。そういえば前日にレフト角中のエラーがありましたが、ロッテはそういうところに不安がありましたね。ライトでそんなに危ないというのを見た記憶がありませんが、角中の守備は他にも打球の追い方でヒヤヒヤするケースが有りました。こんな守備でよくWBCに選んだなぁ…とつくづく思いますね。

 嶋・稼頭央が良くないのは昨日に続いてで、桝田・銀次の内容が少し良くない・心配な感じがありました。そして昨日不調の聖澤がなぜかHRという展開に。ロッテも内は怖くて使えないでしょうね。しかしいくら3点差とはいえ、監督は内に任せるという決断をしたものです。無論その後はちゃんと抑えたんですけどね。ロッテは岡田、里崎がちょっと気になりますね。

 ロッテは四球ゼロ。昨日の田中の一つのみと合わせて四球が取れていないのは本来のロッテの野球ではない。というのもポストシーズンでは勢いが大事で、シーズンとは違ってロッテはあまり粘らずに好球必打でどんどん思い切って振ってくる。不利な状況で勝ち上がるためには、投手力の不安もありますし、これしかないということでしょう。四球で塁を埋めていくというのは大事な要素なんですが、この積極戦術が吉と出るか、凶と出るか重要なファクターになりますね。

 三戦目、古谷VS美馬。美馬の出来があまりよくなかったのに対して、古谷は好調。しかし、チェンジアップが抜けたのが桝田にあたり、調子よくない稼頭央が低めのボールを合わせて外野の間に落とすという彼の持ち味を発揮して繋ぎます。嶋はインコースを狙い撃ってまんまと二点を先制しました。最初のチャンスをしっかりモノにするという非常に大きな結果になりました。点数以上に重要な意味があったでしょう。

 五回、井口のエラーから嶋が出ますが、判断が良ければ三塁にイケたのを二塁止まり。チャンスでバント失敗、そしてしっかり走れば内野安打になったのがアウトで一点も取れずという嫌な展開に。

 六回、銀次が火を吹くようなあたりをすると、スパっと西野にチェンジ。古谷→西野はもう想定していたリレーですね。大地の好守備でアウトになりましたが、解説で誰か忘れましたが、嶋は里崎のリードを読んでさっき打たれたインコース勝負でくると、インコースに張っていましたが、里崎の構えたインコースの逆に球がいって結果嶋が凡打するという皮肉な形になりました。

 何度もチャンスを作ったのに点が入らないのは嫌な感じと言えますが、結果で勝利という最上の結果が出たので、もう一安心。残り一勝は田中がいるので勝ったも同然ですから、選手はのびのびできることでしょう。美馬のプロ初完封というおまけ付きでしたしね。普段のシュートピッチャーというイメージを逆手に取ったスライダー勝負がハマった嶋のリードが光りました。まんべんなく変化球を投げて狙いを絞らせませんでしたしね。

 また好球必打のロッテは積極的に言った結果、狙い球を絞った結果、時折くる失投・コントロールミスを捉えきれないという皮肉な結果になりました。まさに裏目といえるでしょう。

 達川さんも嶋のリード褒めていましたしね。あとバントの際、守備妨害にならないように一塁へ向かう際大きく外を歩けと徹底したり、なかなか細かい野球を徹底しているようですね、星野さんは。攻撃中立って指示を出したり、Burn!やったり、選手との距離を縮める事をやって昔の星野とは変わっていると。

 ロッテを見て思ったことは、里崎のリードは物凄い強気なリードで、インコースをガンガン攻めてくるリードです。それも投手を勢いに乗せるために必要なリードであり、これこそがCSで強いと言われるロッテの秘訣なのでしょうけども、今回はそれが裏目に出たといえるのではないでしょうか?CSが最早当たり前となってきて、CS強者ロッテの戦術も最早通用しなくなってきているといえるかもしれません。

 また、古谷だったと思いますが(西野だったかも?)下柳さんが解説していたんですが、ピンチの場面意思疎通が上手く出来なくてピッチャーがマウンドを降りてきたというシーンが有りました。それを露骨に嫌な顔して里崎がマウンドに行ってサインの確認をしたんですが、嶋がサインの意図をオーバーアクションで徹底していたのと対照的だったという話をしていましたが、同感ですね。あのシーン見ていて、エッと思いましたもん。古谷は遅咲きとはいえ、一年通して活躍したことのない選手であり、不安になったり、軽くパニックになっていたとしても全然おかしくない。仮に頭が悪く毎回こういうことを繰り返しているとしても、捕手はそういう投手に対して、どうしたBoy!位の感覚で安心させてやるのが仕事。そのあとのサインの出し方も雑で、大丈夫なのかな?と疑問に思うシーンでしたね。

 もう一つ重要・面白いのが田村という捕手。リードについては己はわかりませんが、八回大事な場面でカルロスとともに出てきて球を受けたのですが、取り方や構え方、マウンドさばきならぬ、なんでしょう?ホームさばき?わかりませんが、動作の一つ一つが非常に良い動きをしていると印象に残りました。ニコ生の解説の人が当たりでよく見てるな~という解説だったんですが、その人も褒めていまして、田村という存在が面白いのでその回を繰り返して二回くらい見ましたね。

 高卒の一九歳であの大事な場面に出てくるというのはよっぽど期待されているのでしょうね。あの年で外国人投手、意思疎通が上手く出来ないはずの相手と組むのは相当難しいでしょうにね。低くだよ!とアピールしたり、よしその球だ!と自分の意図を里崎とは対照的に、捕手の意図を明確に投手に伝えようという姿勢がひしひしと伝わってきました。

 達川・平松さんも褒めていましたし、楽しみデスね。山中・吉鶴コーチが下で育てたとか。やはりロッテは下がしっかりしているチームですね。よいチームは捕手育成が上手いですからね。達川さんは西武のドラ一森を超えたと言ってました。来年に非常に楽しみな存在ですネ、彼は。

 最終戦、雨天中止を挟んだのですが、もし中止が続くようならダブルヘッダーでしかも途中でCSは打ち切られるとのこと。え?ということは二~三試合しただけで打ち切りがありうるということ?ようやくCSに進出!下克上や!というチームがあっても初戦負けて、今年は雨だからもうおしまいですとかそういう無慈悲なことがありうると…?それはダメでしょう。間に中日を挟まない日程を挟まないのもそうですけど、CS制度もうちょっと考えたらどうですか?日本シリーズも七試合じゃないと絶対ダメ!ってわけじゃないですし。九試合・十一試合やってもいいですしね。なんか昔の相撲の興行拡大みたいですけど、そういう形もありだと思います。

 唐川VS辛島でしたが、とうとう唐川がダメというロッテ投手陣の事情を反映する結果となりました。三回終わって3-0。楽勝だなと思ったところ、GGに3ランを打たれるという展開に。ノムさんは解説で嶋はGGって何考えているかよくわからないから苦手に感じていると言ってましたが、最初の打席でスライダーとストレートの攻めだったのが、ストレートだけ振ってファールで後は見逃し。そして少し甘い高めのスライダーをあっさり見送って三振しただけに、ストレート狙いというのを警戒しておくべきだったのでは?と個人的には思いました。

 後はそんなに思うこともないのですが、桝田の不調が気になるくらいですか。前回に続いてリリーフに苦しみ、レイが二回を投げる展開に。怪我明けだけにそんなに投げられない。もしくは彼は二イニングが限界という投手なのでしょう。コントロールが良くないのに、何故か抑えるという不思議系の投手ですからね。きっと球が重いとか球威があるってところなんでしょうか?日本シリーズでも多分彼が回が浅いときに出てくることになるでしょう。

 ようやく打線が大量点を取って、良かった良かったというところです。ただ不安なリリーフ陣の調整・整備ができたとはいえないところ。則本・田中が控えているし、美馬だっているのに。今日決める!とばかりに則本・田中のリレーをするのはどうなのかな?と思いました。別に後ろが打たれて逆転負けして流れが行っても田中が負けるなんてありえないですしね。今日唐川KOで松永を使ってロッテはもう足残っていませんでしたしね。

 第一戦に向けて、中四日の感覚を調整するために一イニング調整登板にしたということなんでしょうけどね。巨人と楽天はそんなに差がない。選手層の差、リリーフでは巨人に分がありますが、田中がいて打線が繋がっている楽天を考えると、巨人が絶対的優位にある!とはいえない。試合感覚が空いた分、巨人が不利と言ってもいい。巨人のCSの戦い方見ても打線が爆発していないという点と試合数で楽天の方がいい勝ち方をしたと言えますしね。

 評論家はなぜか巨人有利の声が多いですが、己は4-1・4-2くらいで楽天だろうと思います。Kスタで四つやれますからこれは有利でしょう。もし東京ドームで四つなら楽天不利だったと思いますけどね。長くなったので日本シリーズ予想は別で。しかし、田中を一四七戦で三つ投げさせないのか…。絶対田中の大車輪の活躍になるシリーズだと思いましたけどね。

 あ、そうそう全然関係ないですけど、星野さん演説うますぎ(笑)。はなしかけるタイミングとか場内を見渡すタイミングとか。オバマかよと思いました(笑)。