別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

東浜の快投について+外れ外国人対策の話

 終戦で東浜が完封しました。それについて一言。たかせんの東浜「絶対0点に抑える」強い気持ちで初完封 最終戦締めた  この映像を見て、ああよかったとホッとしました。※あ、違いましたプロ野球ニュースでの映像でしたね。この映像だと東浜の投球が少なすぎてわからないですね。

 最終戦でもう後がないとはいえ、完封ということが本人にとって物凄い財産になる(とはいえ、130球近く投げさせることに不安もありましたが)。これで一軍復帰して3連勝。来シーズン、来来シーズンと計算ができるので頼もしいですね。ドラフトで大卒・社会人投手をとれば先発の不安はほとんど無くなるでしょう。大隣も投げ始めたみたいですし、武田を再生させて、オセゲラ・バリオス、あとは下で伸びてきそうな若手を仕上げればよし。

 もちろん、ちゃんとした投手コーチ・コンディショニングコーチがいての話なんですが…。

 彼の投球回は28と2/3だったかな?なので30イニング未満で新人王資格もそのまま。来年の新人王は間違いないと期待しましょう。平松さんも来年は二桁間違いなしとの太鼓判。平松さんの見る目は確かなので間違いないですね。

 これまでは東浜について懐疑的でした。新人なんでまあ3年くらいじっくり見て長い目で考えるべき。しかも故障歴有りますからなおさらですね。たまに東浜なにやってんの?とか東浜wwwと草生やしてるコメントを見かけましたが、まだこれからどうなるかわかんないだろ、アホかと思っていましたが、それは別として彼の持ち味、長所がよくわからなかったのでめどが立つか不安でした。

 プロ野球ニュースでの映像を見たら、フォームが非常に安定していました。球持ちがすごく良くてぬら~っと始動して投げるときはビュッと腕を振る。バッターからするとタイミングが非常に取りづらいはずですね。ですから見逃し三振が決まって、相手は為す術がなかった。アウトローズバズバ決まっていましたしお見事でしたね。いつ来るのか?いつ来るのか?来た!と思ったら、え?アウトロー?という感じでの見逃しでしたから、これは素晴らしいと言わざるを得ないですね。あとはああいう投球をどれくらい常時出来るかということになるでしょうけど。

 見逃し三振というのは狙い球を絞って結果手が出ないということも有りますので、空振り三振よりかはマシというケースが有りますが、あれだけ鮮やかに見逃し三振の山を築いたのは投球術の賜物でしょう。キャッチャーの配球で見事に裏をかいたという事も言えるでしょうが、それをさせるだけの技量が投手にないと決してああはなりませんからね。

 特に球速が速いわけでも決め球があるわけでもない。コントロールに定評があって、外のボールの一個分の出し入れができるわけでもない。左打者に強いとか、ストレートに伸び・キレがある。投球術がある―とかそういった何かこれだ!というウリが見えてこなかった、東浜という投手は何が持ち味なのかハッキリしていなかった。せいぜい頑丈でたくさん投げられそうだというくらいでしたからね。それが今回の内容で、来年までしっかり鍛えて調整すれば、まずいけそうな投手だということがわかったので一安心。

 まあ、それにしても倉野の魔改造がまたでたというところでしょうか。鷹にダイジョーブ博士ありですか。逃げられないように年俸しっかり上げといてくださいね。「体幹鍛えて球速5km~10kmほど上げといたで~」と毎回当たり前のようにやりますからね。まあそれだけ東浜が投げ込みばっかで筋トレせず、未開発な部分が大きかったということなんですけどね。それで大学ピカ一だったんですから大したもんですね、やっぱ。ドラフト巧者多分歴代ナンバーワンの西武がドラ一指名するだけありますね。西武さんのお墨付きを信じろというところでしょうか。西武のドラフト凄いですもんね。1位細川、2位中村、3位栗山みたいな年ありましたからね。豊作すぎィ!豊穣の神ですね、最早(笑)。


 今シーズンの先発崩壊で補強すべきは先発やろ!みたいな声が上がってますが、先発ではなくコーチですよ。優秀なコーチがペナントでは全てです。優秀な選手がいくらいても、コーチが無能なら大抵途中でつまづきます。投手&コンディションコーチ。それがダメなら何人選手集めてもダメ。大体、FA補強できそうな先発は殆どピークを過ぎている。杉内のような球界でもピカ一という例は稀。そんなに出てこないですし、寺原・帆足を見てわかるように大体あんな感じの成績を残すケースが殆んどですね。FA出来る物理的な年齢を考えてもそうなるのは当然ですし。

 ヤクの伊勢コーチが言ってました、「ウチだから外国人育てられるという要素が確かにある。余所は選手取ってきてそのまんまってのがダメな原因なんじゃない?」って。毎回ダメ外人連れてくる巨人がヤクルトのスカウトをリクルートして海外担当に据えても失敗続きという時期があって、結局スカウト&コーチなんですよね。実際バレンティンは日本来てから伸びている要素が非常に大きいですし。

 スカウトが素質ある選手をピックアップして、なおかつコーチがきっちり育てる&イロハを教えこむ。その二つがないと外国人選手の当たりというのは難しいでしょうね。そういう意味でラミレスコーチを取ってください。お願いします。

 ラミレス・バレンティン・ブランコと優れた成績を残している外国人打者の特徴は、日本野球の適応=研究熱心であること。配球を研究しているということですね。それがなければいくら素材がいい外国人選手でもダメでしょう。

 ちなみにラヘアはスイングだけ見れば、絶対やれる選手だと思います。しかしアホみたいにブンブン空振りしている。三振王ですね、打数と比較して脅威の三振率です。あんだけ空振りするのですから選球眼も良くないのでしょう。しかしそれでもしっかり
事前に何を狙うのか?またどのボール・コース・球種に手を出すべきではないのか?などをキッチリレクチャーすれば、必ずある程度の成績を残してくれると思います。ペーニャにしてもそう。しっかり彼らの力を発揮できるようなコーチを揃えないと、4億5千万とかドブに捨てたようなもんですよ。

 伊勢コーチかラミちゃん獲れないかなぁ…。ホント、ばかみたいな金使うなら1億積んで優秀なコーチを連れてきて欲しいですよね~。