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【ボクシング】 厚くなる日本人選手層とライト級の壁

 Wiki世界王者一覧を見ると一目瞭然なんですが、日本人世界チャンピオンの多いこと多いこと。ちょっと前には冬の時代で日本人世界挑戦10~回連続失敗とかもあったくらい。それを考えると隔世の感がありますね。特徴としてサウスポー王者やアマ上がりの王者が増えたことでしょうか?まあ、昔っからアマ出身の人はいたんですけど、プロ前の技術の向上という背景には競技としての浸透とかそういうのがあるんでしょうかね。あるいは、研究などが進んでトレーニング法・ケアの向上によって、選手寿命が伸びやすくなったとか?西岡がいきなりぐぐぐっと来たこともありましたし。

 ボクシングはフェザーからスーパーミドルくらいまでが面白い。ちょっと前まではフェザー級の世界王者、スーパーフェザー級のそれ、しかも絶対王者が出てくるなんて考えられませんでした。竹原のミドル級王者というのが史上に一度あるくらいで、今また村田がそこにかなり高い確率で間違いなく王者になる。世界トップ戦線の一角に上り詰めようとしているなんてね…。ホント、面白い時代です。

 スーパーフェザーまで日本人王者がぎっしり。ミニマムからスーパーフェザーまでほぼ日本のお家芸化しつつありますね。んでライトからミドルはアメリカのッて感じでしょうか?最近ミドルはそうでもないですけど。ウェルタースーパーライトなんてアメリカ人ばっかりですね。

 せっかくなんでフェザーから順に話をすると、内山の試合がまだ決まっていませんが、内山はスーパー王座の称号を得た?打診されても断ったのでしょうか?スーパー王座の資格をせっかく得たのですから、そのタイトルを保持したまま、ガンボアに挑戦してもいいですし、一階級下のフェザーに降りて行って、クリス・ジョン(WBAのスーパー)や西岡が破ってその名を世界に轟かせるきっかけとなったジョニー・ゴンザレスことジョニゴン(WBC)とやってもいい。ウェイトなどの心配があるなら、ノンタイトルで一回手頃な相手とやってやれるかどうか試すというのもありかと思うのですが…。メキシコやインドネシアに乗り込んでいいってビッグマッチを見たいです(願望)。

 やはりスーパーバンダムのドネアやリゴンドー(WBAスーパー&WBO)が上がってくるのを待つんでしょうかね?三浦に粟生もいるので、この階級にも以後ドンドン日本人の王者が出てくると期待したいですね。粟生はライト級タイトルとってほしいなぁ。バンタムからフェザーに日本人が闘う舞台が広がったとはいえ、未だに日本人にはライト級の壁が厚く立ちはだかっていますからね。

 スーパーバンダムといえば、長谷川がこの階級で三階級制覇を狙っていますが、ドネアやリゴンドーがいる中で王座が取れるんでしょうか?タイトルマッチ出来るのかどうかという…。この二人には間違いなく無理ですから、WBAWBCIBF残った三つのイスを取りに行くのでしょうか?ドネアがリゴンドーとのリベンジのためにそのどれか一つくらい取ってからリマッチをするとしたら残り2つ。試合自体組めるんですかねぇ?それよりフェザーでジョニゴン(WBC)へのリベンジマッチやクリス・ジョン(WBAスーパー)との対決を狙う方が面白いと思いますが(まあ、コンディション考えてもうこの階級では無理だろうと判断しているんだろうと思いますけど)。

 クリス・ジョンって03年の9月から王者ですから丁度今月で丸10年この階級に君臨しているんですね(^ ^;)。佐藤修とやったやつか、佐藤修が最終ラウンドまでスタミナ切らさずパンチ出し続けていたやつだったかな?懐かしいですなぁ。解説の畑山が褒めてましたねぇ。佐藤含めて四人も日本人とやってるんですねぇ。

 そういえば、リゴンドーの試合はディフェンシブで面白くない。アレじゃあ客を呼べないからダメだとかプロモーターに愛想つかされたとか。とするとドネアもリマッチに動かない可能性はあるかもしれません。WBCIBFのタイトルを取ったらさっさとフェザーにあげるかもしれませんね。んでジョニゴンやクリス・ジョンに挑むというストーリーもあるのかしら?

 バンタム級は亀田1(WBA非スーパー)&3(WBO)に山中(WBC)と5人中3人も日本人王者がいるところ。とうとうモレノ(WBAスーパー)と対戦指令が出たようですし、亀田とモレノが先になるのでしょうか?山中としてはモレノとやってWBAWBCを統一したらさっさと上にあげたいところでしょうけどどうするか?階級的に亀田和毅は厳しいと言いますから、指名1位とやったらすぐにあげちゃうんじゃないでしょうか?山中はスケジュールがあえば、IBFとの統一戦→亀田VSモレノの勝者=ほぼ間違いなくモレノ→VSモレノで三団体統一したいってところでしょうけど、そんなに上手くスケジュールが運ぶはずがないでしょうからね。モレノとやるまで拘って二年くらいこの階級に居続けるか、それとも上に上げるか?どちらを選択するのか面白そうですね。モレノとヤる前に他団体との統一戦の目処が付いたら間違いなく残るんでしょうけど。

 スーパーフライのソールヴィンサイ(WBC)は佐藤からタイトルを奪った人ですが、彼はデヴュー戦で八重樫に負けてるんですね。そういえばそんな記事をどっかで読んだなぁ。八重樫は三階級上げてスーパーフライや!なんていうのもあったくらいですし、まだ上げるのか!?リップサービスでじゃあわしがやったるでぇ!みたいな記事かと思いましたが、マジであげたら惚れますね。ソボリオ・ソリス(WBA)は河野を倒して統一した人ですか、スーパーフライで日本人最近軒並み陥落したんですなぁ。

 IBFは言わずと知れた亀田大毅ですが、彼そういえば二階級制覇でしたね。減量苦でタイトルマッチでボロボロだったのを思い出しましたが、今回は動けたんでしょうか(未観戦)?兄弟で一番不安定だった彼が勝って、三兄弟同時世界王者というギネスの達成がありましたが、三兄弟二階級制覇も時間の問題でしょうね。なんとなくバンタムで微妙な防衛を繰り返しているお兄ちゃんの不審な行動を見ると、亀田2をバンタム王者にさせる、世襲させるための行動にも見えなくもないですね。んで自分は一階級下げて四階級制覇とか?興毅の身体からして流石にスーパーバンタムは無理でしょうからね。王座統一戦でスーパーバンタムの王座にもなって五階級制覇したら逆にすごいですけどね(笑)。

 まあでも亀田興毅の本領といえば、日本人対決による視聴率稼ぎなんで、スーパーフライでVS井岡、そして井上というのは至上命題ですからね。何年先になるかわかりませんけど、間違いなくスーパーフライで亀田興毅VS井岡一翔というカードは実現するでしょう。スーパーフライじゃないかもしれないですけどね。多分両者のコンデションが一番いいのはこの階級じゃないかな?って気がしますしね。フライやバンタムに比べて寂しかったスーパーフライでの対決なんでスーパーフライでやってあげましょう(どんな理屈だ)。

 WBOのスーパー王座オマール・ナルバエスがいますが、まあ暫く彼と対決しておおっ!日本人が彼とやるのか!って日はまずこないでしょう。久高が彼とつい先日やりましたが、結果は言うまでもないです。というかこの試合が井上、村田の試合とかぶっていたんですよね。井上のライトフライから二階級先の絶対王者なんですから、将来やる可能性は大。井岡だってやるかもしれないんですから、ダイジェストでいいから放送しとけよフジテレビ、バカじゃねーのと思わずにはいられませんでしたね。

 オマール・ナルバエスは過去たった一敗ですが、それはドネアがビクトリーロードを歩む際、蹴散らした時のレコード。後は無敗、ドネア以外無敗、こういうドネアが数々の英雄たちを屠り去った後を井岡・井上は追わないといけない。ドネア以外無敗という対決を制して初めて伝説になるんですが、TV局は「伝説は俺らが作る!」ッて感じで無視するんでしょうか?

 そういや地味に暫定王座デンカオセーンいますね。久高・坂田・名城・大毅と戦ってきた日本人に馴染み深い人。坂田に勝って、久高に反則しまくった人。なんとなくそういう因縁を煽って井岡とかが闘うみたいな筋書きがありそう。

 そして今後風雲急を告げそうなフライ級。まずは八重樫(WBC)先日防衛を果たして、今度は指名試合を乗り込むと。彼には期待大ですね、以前も書きましたとおり。五十嵐も再起してくるでしょうし、フライ級は今後もっといっぱい若手が出てきそうです。この階級はホント途切れたことないですからね。WBAの暫定とはいえ、江藤が敵地でチャンピオンを倒したのも面白い。名前が亀田興毅とかぶって「コウキ」というのもキャラ的に面白いですしね。

 んで、井岡がフライ級に、宮崎がライトフライ級にあげるとあったように、再び井岡VS八重樫があるのか?防衛成功しても八重樫が挑戦を受けてくれるとは限りませんけどね。なんてったってローマン・ゴンサレス(WBAライトフライスーパー)が上げてくるので、もし上げてきたらそちらとやりたい!って絶対言うでしょうから。井岡と相性的に良さそうじゃないですし、再戦よりもそちらを選ぶ確率は高そう。ただ、ロマゴンの標的はWBAスーパー&WBO統一王者のファン・フランシスコ・エストラーダでしょうから、その試合・スケジュールが何よりも優先されることは間違いないでしょう。

 ビロリア負けちゃったんですね。ロマゴンはビロリアを狙っていたんでしょうが、エストラーダが勝ったことで標的は間違いなくこっちでしょう。一試合で一気にスーパー王座ってのはなんだかなぁって感じですね。とりあえず王者になってタイトル取ってからビロリアという感じになるんでしょうか?最近、またロマゴン勝ちましたが、116ポンド契約とか。スーパーフライふっ飛ばした体重ですが、間隔開けないため減量無しでの調整なのか?それとももう減量が厳しいのかどちらか?いずれにせよライトフライ級にとどまりすぎた感は否めないですね。なんでこんなにグズグズしてたんでしょうか?

 まあ、そんなわけで三階級制覇を狙う井岡としてはロマゴンから逃げた!という不名誉から逃れられることになりましたね。この階級でならやらないわけにはいかないでしょうし、ビロリアかエストラーダかロマゴンか、この三人の必ず誰か一人とはやることになるでしょうからね。またWBAの非スーパー王座タイトルとってまんまん満足してたら流石にやばいでしょうね。とりあえず、仮想ロマゴンでビロリアでいいんじゃない?(適当)

 ああ、そうかスーパー王座だから、ロマゴンもタイトル保持のママ一つ上に挑戦するという形もありうるのか。ロマゴンがエストラーダ倒してフライのWBAスーパー&WBO、ライトフライでのWBAスーパーとかむちゃくちゃなことやらないかなぁ?まあ流石に減量キツイだろうし、スケジュールもタイトどころの話じゃないし、この階級でメイウェザーみたいなことやってもしゃーないしね。つうかWBAとかWBOとか流石に許さないだろうし。

 さてラストに井上ですが、井上としてはWBAのタイトルが空くことになるわけで、おいしい統一戦をやるのでしょうか?亀田のタイトル世襲のように(亀田は実際には兄弟間の世襲はまだしてないか?どうだっけか?)、井岡のタイトルを宮崎に世襲させるでしょうから、オプションを井岡サイドがもってそうだから、宮崎が統一戦やってWBAタイトルを取って、その後宮崎VS井上か?

 それとも井上は複数階級制覇というブランドもあることだし、ミニマムタイトルを取るか?IBFに高山いますしね。

 ―まあそんな感じで見どころを徒然書いてみました。タイトルにライト級のかべと書いておいてそれについては全然触れていないな…。見どころとしては井上・井岡(んで将来の井岡と亀田)と絡んでくるロマゴン近辺の話のほうが大きいな、これ。まあいいか(^ ^;)

 ※村田の試合観てつぶやいたのをおまけに。

 村田のプロ転向、まだまだプロ仕様のスタイル作れていないですね。正直雑すぎる。それでも上位ランカー以外には勝ちそうだなぁ。これで勝ててしまうポテンシャルの高さは凄いですね。出入りに攻守の切り替えが課題かな。体重別契約ってことはタイトルかかってないのかね?まあ別に日本でタイトルマッチやることはもう視野に入れてないだろうしね。

 パンチの打ち方を見ていると、コンビネーションとかリズムとか度外視した一発を効かせるアマ時代のそれを引きずっているようにみえるなぁ。ねじ込んでる打ち方が多そう。フットワークか、手数か、コンビネーションか、左ジャブか、どれを主要な武器にして世界のスターと闘うプランなんだろうか?

 村田は次、その次にどういう形に仕上げてくるかですね。それを見ないとなんとも言えない。一つだけ言えるのは圧力が半端ないってことですね。