別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

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バレンティンと上原の話

 今シーズンは田中とバレンティンの記録という珍しい記録更新のシーズンとなりましたが、バレンティンの年間HR記録とは違い、個人ではどうしようもない勝ち星の権利、連勝記録ですから元々狙っていこう!とかそういうものではないですからね。むしろどんな試合でも確実に援護をした打線が凄いでしょう。もちろん優れた投手でなければ達成できない記録ですが。

 バレンティンは58ですか?65くらい行きそうな感じですが、不思議なのは何故もっと厳しいところを攻めないのかということ。55本を打った選手くらいになるともうまともには勝負してもらえなくなる。それどころか死球攻めにあうわけですが、彼は多分死球1でしょう?記録を達成している選手だから当てられないというのも分からないではないですが、膝なり肘より下のラインでのデッドボールというのは増えるはずなんですが、全くないのは何故なんでしょうか?それだけバレに配球を読まれているからインコースに対処されてしまっているということでしょうか?

 ラミレスが古田から配球の観念を学んで研究してあの成績を残したように、バレも相川と配球談義をしているとか。そうやってしっかり根拠の裏付けがあるからこそきっちり打てているのでしょうね。球場が広いパなら多分おかわりくんと同じくらいでしょうかね?イチローからあのくらいの選手が…と言われましたが、確かに30本打ってても250以下でしたっけか?パワー頼みのところがありましたが、今では三冠王を取れそうなところからわかるように率も残せる。解説者がきっちり自分の間・スイングで打てているから、揺さぶっても崩れない。スランプがないという話をしていました。日本での成長というのは間違いなくあるでしょうね。

 メジャーでなら?という話が出てきますが、松井が日本で50本うって向こうで30本くらいですから、60本打ってしかも三冠ならやはり最低でも30~40、条件さえ揃えば40~50くらいになるのではないでしょうか?メジャーのスカウトがどう見ているのか気になるところですね。

 さて日本記録を更新して例のヤクルト→巨人ルートが気になるところですが、最低でもあと3年は複数年契約を結んだのでヤクルトに残ることになります。しかも格安の年俸二億。これまでの外国人選手というのはメジャーでの道を諦めて―という選手だったので30以上が普通。彼はまだ20代後半、年が若いので5億6億ということにはならないとしても日本人の新人でもHRで新記録となれば即2億~3億は当たり前のレベルでしょう。

 外国人の契約規準がどうなっているかはわかりませんが、自由契約ならマネーゲームで6~7億出すところがあっても全然おかしくない。巨人・阪神ソフトバンクはまあそれくらい出すでしょう。ウチの場合パではさすがにそこまでは打てないと見てそこまで出さない可能性もありますけどね。

 そんなレベルの選手を複数年契約で確保に成功したというのは、ホント編成のお手柄以上の何者でもないでしょう。4年8億契約だからあと3年故障で働かなかったとしてもトントンといっていいクラスの選手ですからね。もし、フル出場なら一体何本打ったんだという話に必ずなりますから。

 ―で、同じく上原も2年8だか9億契約をしていたとのことでクローザーで佐々木ばりのパーフェクト投球をし続けても来年の年俸は上がらないとのこと。あんだけ完ぺきに抑えるクローザーなら本来単年で8億とか9億とかそういうレベルの選手のはず。複数年契約が欲しい!という話はわかりますが、どうして活躍した場合の出来高というのが契約に入っていなかったんでしょうか?バレも上原もそりゃ複数年結んだというのはわかりますが、こんだけ活躍したんだから2億くらい上乗せしてやれよと思うのですけどね。んーもったいない。