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別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい

【呼吸法の話】 無限の力 ビジネス呼吸法

無限の力 ビジネス呼吸法/さくら舎

¥1,575 Amazon.co.jp

 いつか書くと言って書かなかったこれを。これまでも高岡さんの呼吸に関する本はいくつかあって(本番に強くなる!奇跡の「ゆる呼吸」「ゆる呼吸法」革命―全身の細胞が甦る!内臓力を高める「ゆる」呼吸法)、あんまり手に入らなくて呼吸法革命だけ読んだのかしら?ちょっと忘れましたが、呼吸が大事ということくらいはどんな武術でも健康法でも言っていますので、そりゃ大事だろうという意識はありましたが、そこまで徹底して取り組もうというレベルにはなっていませんでした。

 

 しかし、今回この本を読んで呼吸に対する意識を新たに書き換えさせられました。まあ、まさに啓発というやつでしょうか。どうしてもこの本を紹介したい。多くの人に絶対に読んでほしいという思いを持っています。呼吸法が能力開発に繋がるというだけでなく、呼吸法を修めることによって疲労回復効果があるからですね。

 

 現代人は疲れている。子供のように朝起きて元気いっぱい!疲れなんかないよ!という人は殆どいない。人間は本来朝起きて疲れが全くない、スッキリ!という状態が本来の状態。たまに今日は調子がいいなぁ~という絶好調!という感じが本来の自分。

 

 そういった状態を呼吸法で作る。本書ではゆる体操も加えてケアサイズとなっているが、これをやることで疲労が抜ける&疲れにくい体になると。個人的にゆる体操は黄金3点セット以外あまりやらないと書いてましたが、腰・膝(ふくらはぎ)・首をケアすることで疲労が抜ける、ケアになると書いてありましたし、やっぱり三点セットって非常に重要なんだなと改めて感じました。

 

 やらずにはいられないと書いてありましたが、やっぱりこれはやりたいなと感じるものがあるんですよね。そんな説明されるまでもなくやっとけよって話ですが(^ ^;)。三点セットには受け取りようによっては全てのケアになるともいえますし。

 

 人の疲労の性質には3つある。現代人は座りっぱなし&じっとした作業をしっぱなし、身体を動かさないからそれによって身体(さらには心身)が非常に疲れてしまう。①脊椎・腰、②脊椎・心臓、③脳に疲労がたまる。まあ背骨、心臓、脳でいいでしょう。元気いっぱいな子供以外は、ここに疲労がたまってしまう。これを何とかしないといけないと(個人的に背芯が痛くって、腰が痛いってのがないので腰を排除してます、きのこる並みの感想ですね(^ ^;))。

 

 頭を使う作業をすると頭が痛くなるって経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?極限までいくと頭のなか、脳が腫れてさらにひどくなると腫れた脳が眼球を圧迫するようなことになるといいます。頭を振ったりする人がいるのは、ああやってゆすることで固まってしまった頭をほぐそうとする行為なんだと。

 

 心臓が疲労するという概念もあまりないが、血液を循環させる器官なんですから、それが滞れば心臓が余計に頑張らないといけなくなる。そりゃ疲労するのが当たり前ですね。高校生くらいのときに心臓辺りがチクッとするとか、鼓動が急に早くなるという経験をしましたが、あれは生まれて初めて心臓疲労を回復できなくなった初めての体験だったから印象に残っているんでしょうなぁ。心臓が疲れていたからああいう感覚になったんでしょうね。たまあになんか心臓チクっとするなぁとか、不整脈みたいなそういう経験をする人も多いでしょう。心臓疲労と言われるとなるほどと納得できますね。

 

 確か、人間はストレスや疲労で身体が固まっていく、その許容範囲をオーバーすると病気やキレるという状態になるという話がどっかで書いてあったはずです。一番初めに固まるのが背中と腰であるならば、人間の芯の部分=脳・心臓・背骨から人間は固まり、疲労していくはずですよね。脳・心臓・背骨、そこをケアしなくちゃいけない。ですから、クビや腰をケアするゆる体操をやって疲労回復を図るのが効果的になるというわけですね。

 

 んで、この本を読んで呼吸法をすることによって深く眠れるようになる、疲労回復効果がグッと高まるとあって、なんでそれをもっと早く言ってくれないの!Σ(゚△゚;)状態になりました。呼吸は人の心身を健全化・正常化する。言われる前に気づけよという話ですが、ああ、確かに疲労が抜けるなぁと実感しました。詳しい内容は続きはWebで!にしときます。実際に読んでみてください。かといって細かく全部やってるわけではなく、単純に吸った空気を30%残すまで吐いて、その残った空気を3回上下させるという基本のベースというものをやってるだけなんですが。

 

 本に書いてあるとおり疲れの取れ具合や回復具合が全く違う。呼吸法というもののすごさ、呼吸の力の大きさを実感しましたね。別に呼吸というものを軽んじていたわけではないですが、よし!やるぞ!ってなることがあんまりないですし、自分の感じる力・感性が呼吸の重要さ・面白さを実感するレベルにこれまでなかったんでしょうね。今、改めてその凄さを知り、熱中する段階に入ったわけです。

 

 本書で一番印象的なのはやはり呼吸法はつまらないとその本質を喝破したことではないでしょうか?社会心理学的に身体を拘束される状態が人間は一番ストレスが溜まるということがわかっています。ずーっとじっとして呼吸法をやることは実はストレスになる。また、人間の脳は顔の意識や手や足などを動かすという領域が非常に大きい。脳が対応する領域が大きい所は自然と使いやすいが、呼吸で使うところ呼吸器系、循環器系に対応するところはわずかだから当然わかりにくい。ストレス溜まるわ、面白く無いわ、もうさんざんなことになるわけです。

 

 ですから、呼吸法を意識してよし!やるぞ!となっても続かないと。であるから、無駄な時間、クソ会議とか通勤時間のような拘束されて何も出来ないという時を利用して呼吸法の開発に取り組むのがいいと。なるほどねぇ。しかし、健康法などの太極拳とか武術とかに興味がある人間以外はなかなか続かないでしょうね。全く何の素養・キャリアもない人はふーん、程度ですぐ飽きて終わっちゃうんじゃないでしょうか?身体性というものに注目している人、高い意識を持っている人以外はなかなかその凄さなどを実感できなさそうです。

 

 武道でも芸事でもそうですけど、違いや感じるようになるまで3年とか5年とかそういう時間が必要ですからね。そこを超えられるかどうか…。優秀なビジネスマンとか生まれつきの素質を持っている天才とかそういう人でないとこの壁を乗り越えられなさそうな気がしますが。

 

 

 高岡さんが東大やめた話とか、呼吸意識の話とか面白そうな話がありますが、ちょっとそれはおいといて、個人的な感想、呼吸で感じたことを書きたいと思います。呼吸をすることによって骨盤底筋群とか腹横筋とか腸腰筋・横隔膜といった繋がりを使いこなせることになるのが重要なのでしょうけど、呼吸をする上で手や足に中に風が通るというか、中の血か何かが通っている・動いている感覚が出来るんですよね。太極拳とかでやってるように、身体の中からのエネルギーが腕を伸ばすのと同時に体外に放出されているような感じ。あれが非常に重要だと思います。

 

 子供の頃はNHKの「にこにこぷん」かなんかで「引いて~押して~×2、アチョー」とかいう太極拳のコーナーが有ったので、己の世代なんかは太極拳に馴染みが深いと思うのですけど、今の人にとっては太極拳のイメージがパッと思いつくのでしょうか?ちょっとそんなことをふと思ったので書いときました。

 

 呼吸を意識する、この呼吸法だと腹と胸その中で空気を行ったり来たりさせるものですから必然的にその間の筋骨を使うわけです。やはり以前から感じていたようにムチミというかモチのようにその内部をぐにょーんと伸ばす感覚、ゴムチューブを引っ張る感覚があって、それを養成するのがいいのでしょうか。空手や意拳の本にそういう感覚が大事って書いてありますしね(ただ、この己が感じている感覚があっているかどうかは定かではありませんが)。

 

 子供の頃面白くてヨガの行者のように腹を通常の半分以下に凹ませて肋骨を浮かび上がらせるようなことをやっていましたが、ああいう体の内部を使うようなレッスンが有効だったのかな~とかふと思いました。あと喘息持ちだったので、自然と呼吸が鍛えられたんでしょうなぁ。

 

 胸と腹の間を鍛える、意識する。すなわち横隔膜からその繋がりが始まるわけですが、大体胸骨が終わる辺りが横隔膜かな?とそっから腸腰筋に繋がる斜めのラインを意識しつつ呼吸をやっていてこれが横隔膜かな?といったなんとなくの感覚がつかめたような、つかめないような?まだまだわからないのですが、どうも横隔膜を意識した呼吸をすると腕に意識が高まっていく、流れていくんですよね。胸を意識して呼吸をすると腕に、腹だと足にという傾向もありますが。火の呼吸の人で武術やってないけど、横隔膜からの力で突きをしてそれがものすごい効いたなんてのを読みましたが、横隔膜にはそういう傾向があるんでしょうかね?

 

 で、呼吸というのは吐く・止めるしかないというのが常識ですが、口・鼻とは違い身体でする呼吸というのは吸うという感覚があるわけです。吸い込むという感覚が気になってやっていたところ、喉・食道とか胃とかそこらへんを上に吊り上げるような感じ・感覚がありました。上に吊り上げて伸ばす感覚ですね、とくに喉とかはすっごい伸ばせるということに気づきました。胃もたれとか食べ過ぎて疲れている時なんか自分自身で動かして消化を助けたり出来るんでしょうかね?

 

 まあ、そんな吊り上げる・伸ばすということに気づいて面白がってやっていたときに、呼吸と横隔膜のリンク、あれ今これ繋がっているのかな?という感覚になったんですけどね。

 

 また、どうも胸呼吸より腹呼吸のほうが子供の頃は自然、楽だったのですが、どうも今では腹呼吸がスムーズに行かない。きっと腹のなかがかなり固まってしまっている、柔軟性が失われて呼吸がしづらくなっているんだろうなと感じました。歩いている時なんか暇なんで呼吸を意識するわけですけども、鼻・口・胸・背中と、意識しながら呼吸をするのですが、腹が一番難しい。難しいというかなんか詰りを感じるんですよね。

 

 歩くと呼吸を意識するのが難しくなりますね。だから座って呼吸法をするんですね、きっと。骨盤・仙骨を座ることで安定させないとうまくセンターが通りにくいという事情もあるんでしょう。まあ立ってもやり方しだいなんでしょうけど。どうも今は腹呼吸がスムーズに行かず、立ったほうが未だ出来る。

 

 呼吸というのは鼻・口が顔にあるように上半身がやりやすい。その分顔だけに意識があると当然呼吸は浅くなる。胸だと肺とか心臓がある分半分くらい、腹まで言って初めて全部になる(まあ、もっと凄いと全身ってことになるでしょうけど)。横隔膜から腸腰筋腹横筋そして骨盤底筋群まで動員して深い呼吸が出来るハズ。そういうのが使えないと、普段の日常でハードトレーニングでもしている人でないと呼吸は浅くなる(ハードトレーニングしていても、身体の使い方が悪いと逆効果でしょうけどね)。呼吸が浅ければ当然、身体効率・代謝は落ちる=疲れやすくなる。もっと腹、腹式呼吸を鍛えないといけませんな。

 

 書くポイント多すぎて全部書いたか自信ないですが、最後にこの話を書いて終わり。背骨に疲労がたまることで疲れが取れなくなるということはできるだけ、横になるべし。きっとブッタもだから伏臥、横たわるポーズを愛したのだろう。多分、昔書いたと思いますが、背骨が疲れる。固まってしまってなんか背骨同士が衝突するイメージが有る。調子のいい時、一年に一回くらいある絶好調の時は背骨同士が一本のいきもののように独立している感覚がある。フニャフニャで背骨同士の詰りなんか全く感じない状態。絶えず勝手に動きながらバランスが自然に取れる感じですな。

 

 まあ、そんな絶好調はめったにないので背骨が衝突しないように気をつけないといけない。寝っ転がればそういうのはなくなる。うつ伏せ・仰向けでもそれぞれやりようによって身体を緩めることはできるが、横たわることは自然に半身が宙に浮くのでその微妙なバランス加減がいい気がする。浮いてる方で捻る動きピッチングとかランニング、体幹から手足の連動を確認する、フォームチェックには意外と適しているのでは?と思った。ダイエット器具で空中で二本の棒を交互に動かすやつがあったがそれもこの原理に基いているのかもしれない。空中にあって地面に根付いていない状態だと身体のバランスがよく分かるだろうしね。あらゆるスポーツに応用できそうな気がするなぁ、フォームチェックは全て基本だし、脇とか胸とか腹とか股とかで吊って空中で競技の動作を行ってフォームを作る・修正する。水中でも同じ効果はありそうだけど、水中だと動いたら沈んだり、水圧で動きが鈍ってフォームや動きは確認できないだろうしね。

 

 個人的に座る時間が多いので横になる、伏臥がいいんじゃないか?ということを思いつきましたが、歩きまわる人とかはまた違うかも?歩きまわったほうが効果は高いんじゃ?とかも思いましたがその意見は却下しときます(^ ^;)。いずれ検証する日が来るのか?

 

 あ、背中の痛みを解消する話忘れてたけど、もういいや長いし。んで気付いた身体の使いかた「抜き」の話を書きたい。そしてようやくまとめかたが決まったコードギアスの話を今度こそ書く!(おしまい)