別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

【ホークスネタ】 7月の鷹を振り返って


 久しぶりに鷹の話を。交流戦以後からはめんどくさいので無視。ちょいちょい書きましたし。

【7/1&34 変則鷹の祭典】
 1日(●6-7) オーナーが来てるかどうか知らんが、初めから一回で投手を代えるというつもりなら山田を使うな。はじめっから岩嵜先発にしておけ。第二先発は難しいとWBCで何を学んだのか?そもそも見ていなかったのか?こんな人をWBCの監督にしようというのだからNPBの無能さが本当によくわかりますね。

 まあ、これ書きましたね。代えるにせよ状態の判断すべき。もう一回投げさせて次の投手の準備待ちが必要ですし、先発は5回まで投げさせないと中継ぎ駄目になるに決まってるでしょ。何考えてるのか本当にこの監督は(怒)!となった試合でしたね。秋山采配を決定的に否定する・ダメ監督を確信する試合でしたね。

 大体なんで先発山下でバッテリー毎変える必要があったのか…。代える予定なら細川か山崎スタメンマスクにしとくだろ、普通。それで挙句代打のコマ尽きて細川に代打を送れず試合終了ですから何をか言わんや。迷采配すぎますね。しかも中西は捕手経験があるというメリットがあって取った選手なのに、こういうゲーム展開を予想せずに中西代打で使って、細川に代打を送れないとかゲームプランガバガバ過ぎだろ。

 連敗続きで明らかに調子が落ちている千賀に対する見切りが遅い。調子を取り戻すため、状態確認ならもっと楽な場面で使うとかあるでしょうに、結果4連敗ですからね。悪い時の千賀は制球の取り戻しがつかない。やはりそういうところが未だ育成でブレイクした若い投手。悪い時のピッチングをどうするか?悪いなりにどうこうしてしのぐということが未だ出来ない。あと平気でイニングまたぐのやめれ。何だ、この無駄なイニングまたぎは…。

 3日の試合(●3-6)では新垣が6回までゲームを作るも、まあ相変わらずですね。点取ってもらったそのすぐ次の回に失点するわ与四球多いわ。大場と新垣本当どっちもどっちで困ったもんですな。結局若くて成長・伸びしろがある大場をもうちょっと使いたいってことで大場使ってるんでしょうけど。陽が良すぎたってのがありましたから(次の日の最近3試合の打率.846でしたからねw)、新垣をロングリリーフでもいいし、まだ使っていいと思いますけどね。去年完投しましたし、完投の可能性がある新垣の使いドコロは采配の妙になると思いますが…。リスクが大きいので使いたくないというのもわかりますけど、今年の完投能力ある投手が何人いるかということを考えると使いたい投手ですけどね。

 まあ、いつもの通りですね。初回バントというアレと。本多がここで打てば勝ったという展開。ろくにアウト取れず千賀は何しに来たのかというところに追いやられてしまいました。状態見たら使っていいわけないのにかわいそうですね。また武田久に後一歩の所で勝ち切れない・抑えられるということになりました。そこまで状態がいいわけじゃない武田久を打てないところに今年の対ハムの相性の悪さがありますね。状態悪い時のハムに当たれなかったこととか、今年は本当に巡りあわせ・運が悪いって気がします。

 4日(●4-3) 投手大谷で、素晴らしいルーキーとはいえろくに調整できず、結果を残せていない大谷と当たれるのは正直ありがたいというところ。ところがこの試合はこれまで使って来なかったカーブを軸に試合を組み立て見事に抑えられてしまう。そして呪いの4-3。

 野球は大体チーム平均防御率が3点台で、QSという指標が6回3失点ということでもわかるように、3点に抑えれば勝つ確率はグッと高まる。野球は3点を攻防ラインに置く戦いといえる。いかに3点以内に抑えて、いかに3点以上取るか。4点目を与えてはならず、こちらは4点目を取ることに執着するもの。相手の攻撃を3点で抑え、4点目を取る。無論エース対決で1点勝負のゲームなんかがあるように実際は必ずしも4-3で全てが終息するなんてことはありえないのですけどね。しかしどうしても今年は4点目が取れずに敗れるという試合が多すぎて目立ちますね。この4-3というスコアはペナントを勝つ上で重要な一点を取る野球&守る野球という基本が出来ていないことを示していると言えましょう。ペナントを制するチームとは、ほぼ間違いなく一点差ゲームに強いチームですからね。

【ファイターズの投手事情の話】
 このカードは勝てず、さらに投手をつぎ込みまくるという最悪の形でしたが、ハムさんも投手を使いすぎましたね。ファイターズはダルビッシュの穴を埋めきれていないという話を前に書きましたが、今年は吉川が去年の反動でイマイチ&将来のエース候補斎藤が故障離脱&期待の先発候補中村勝の不調(中村がどれくらいの評価を受けているのかは知りませんが、個人的には去年対戦した際の素晴らしいピッチングを見て、これは来年も二桁勝つ素晴らしい投手だと思っていたので中村の不調は意外でした)。

 吉井投手コーチが投手使いすぎや!と怒るのもむべなるかな。8/5現在で矢貫45(!?)、鍵谷32、宮西38、武田久27、増井42、石井35。これはちょっと後ろ使いすぎですね。こんだけ使ってこの順位ということを考えると今年のハムはほぼない。そしてこのペースで言うと来年誰か故障して、さらに他の誰かにしわ寄せが行くという形でピッチングスタッフがぐちゃぐちゃになりかねない気がします。統一球の恩恵で去年は投手陣が安定したものの、今年は去年ダルの穴を埋める一躍を担った勝さんがやはりそれ以前の球のとき同じような投球回ペース。一試合平均5~6回前後しか投げられていませんからね。

 んー、ウルフ・ケッペルは限界、いい加減見切るべきだと思いますけどね。ウチのファルケンみたいなものでそこそこの働きはしますが、他にいい投手を探してこないと。ゲームは安定して作れても先発で完投能力がない。ダルみたいなのがいれば別に彼らでも構わなかったでしょうが、厳しいと思いますけどね。そういう手頃な先発がなかなか見つけられないということかもしれませんけどね。

 まあ、今のファイターズの投手事情を考えると木佐貫の補強は大成功ですね。糸井を放出しても木佐貫を取る勝ちがあったといえるでしょう。珍しくFA武田久を引き止めたのもその価値が十分にあるとフロントが計算したわけで、そうしたのも理解出来ます。今の投手事情を考えると真にそのくらいの価値は十分ありますね。投手事情は火の車。大谷が何年で計算できる投手になるか…!ハムのポイントですね。普通なら二刀流やらせてる場合じゃないですが、こういうところにファイターズの度量・戦略というものを感じますねぇ。


【捕手の話】
 ああ、そうだ忘れてました。山崎FAの話。ヤマザキが6/24にFA権利を取得してその翌日山下をスタメンマスク。これはない。これはヒドイにも程がありますよ。フロントの指示なのか、現場の判断か知りませんが、FA取得したその翌日にこれまでスタメンマスクが多かった山崎を外して、(細川ならともかく)これから正捕手に育てたい!という期待の新人山下にこのタイミングでスタメンマスクはありえない。どうみても、「はぁ?FAで出て行くの?いいよ、ウチは山下育てるから。行きたきゃどうぞ」という意思表示でしょ…。

 山下が使えるようになるまで大体敗戦処理でのマスクとちょこちょこ途中交代&たまに先発という起用を考えても使えるまでに最低3年はかかる。よっぽど上手く育成が成功しても、正捕手になるなんてプランは甘い。どうみても三年で正捕手とまでは育たないでしょう。あっても、二番手を任せられるくらい。そういう状況で今山崎に抜けられるとガクッと戦力が落ちてしまう。山崎はそういう貴重な存在、二番手捕手です。一体何考えているんですかねぇ…、ホント。フロントも含めて本当に何を考えているのか?と言わずにはいられないですね。選手の気持ちも配慮することができないのか?

 そういやよく、正捕手が決まらない的なことを解説が言ってますが、正捕手っていうのは今の野球でそこまでこだわるべきことなのかな?って気がします。そりゃ古田みたいなのがいればそれでいいんでしょうが、リード・肩・キャッチング・打撃全ていいキャッチャーなんて早々いないですからね。状況に応じて使い分けるってことでいいと思います。正捕手というイメージが強い里崎なんかも実はずーっと一年通してマスクをかぶったことは殆ど無いんですよね。誰か忘れましたけど二番手捕手と常に半々くらいで出場していたと記憶しています(キャッチャー特集のムック本みたいなので見ました)。

 パはDHがあって、投手に代打ではなくその分捕手に代打ということが多い。守備面での捕手というのがより重視される傾向にあります。さらに今の野球では固定メンバーベストナインで安定して戦う、オーダーが固定されてそれでいいという時代ではない。FA&メジャーでどんどんいなくなるし、怪我で誰か抜けた時やCS短期決戦用に層の厚さ・駒の豊富さというのが求められている。そういう時代に正捕手!っていう発想はどうでしょうか?

 ハムのように大野・鶴岡のW捕手っていうのがむしろ今のパの主流だと思いますね。そうじゃないと万一正捕手が故障で抜けたら短期決戦アウトですから。ただでさえ怪我が多く、ホームのクロスプレーでの故障がありえるポジションですし、仮にどっちか故障しても戦力が落ちることがないW捕手体制を基本とした方がいいかと思いますね。


 決勝点を与えてしまったのは森福の一発。またも四番中田に仕留められてしまいました。森福がやってくれれば…というところで被弾でした。大場が大引に際どい球を投げて乱闘騒ぎ。プロ野球ニュースで大引の気合が呼んだ勝利!なんて解説してましたけど、単に大引が頭部死球・危険球を大場から二度も食らってるだけで偶然ですね。8回の場面はそういう事情もあってインコースを攻められないという配球で外一辺倒。そして中田に読まれて外おもいっきり踏み込まれていました。外攻めの意味がなかったですね。バッテリー毎代わっていたんですから、ああいう時はどこかで一球それでも際どいところに行かないと。森福ならインハイギリギリ制球できる!とリスクを犯して勝負しないと。もったいなかったですねぇ。無理ならインハイ高めに外した釣り球のボール球でも良かったケースでした。

 7/5&6&7対楽天 5日(○6-1)。完封こそ逃したもののさすが摂津という感じでしたね。初回・二回で乱れなければまずイケるといういつものアレでした。初回で則本をKO、ウチは彼とは相性がいいですね。怖いと感じません。初回バントはこういうチャンスを摘むのだということをいい加減学習して欲しいですね。多分、この日だと思いますがチャンスでマッチがサードライナーアウト。敗戦処理で出てきた投手相手に好き勝手振り回した。相手の投手状況考えなかったのは。相手が中村・本多と制球がつかずに連続ファーボールで変化球でしかストライクはいらない。無理してチックが振りに行って三振。それも唯一ストライクが入る変化が小さいスライダー。マッチ勝負にストライクが真っ直ぐではいらないんだから、それでくるにきまってる。なのにまっすぐのタイミングでおもいっきり振るからサードライナーになる。内容が悪いにもほどがありますね。あそこはまずその唯一ストライクが取れるボールで勝負するに決まってるのにそういう絞りが出来ないのは考えていない証拠でしょう。コーチは普段どういう指示をしているのか…。

 6日(●4-8)まあ、以前から言っているようにパディーヤの先発は無理という試合でしたね。星野さんが苦手SBを克服してこい!という感じで翌日にすぐ則本を上げる起用。星野監督の投手起用というのはなかなかうまいものがあります。変に苦手意識をツケないために&中継ぎの酷使をさせないために不調の戸村に代わって則本とは良い判断だったのではないでしょうか?しかし田中・則本以外に軸になるべき先発があまりぴりっとしていないのは楽天が今後も安定するかどうか微妙なところですね。美馬・戸村・辛島ココらへんがぴりっとして三人で10くらい貯金を作っていないといけないんですけどね、本来。

 金沢・星野がまずまず、しかし森福がまた…。判断ミスですかね。上げるのが早かったかも。

 7日(●0-7)最低、なんで限界来てる帆足を引っ張る必要があったのか?それぞれお互いの打線に相性のいい先発。だが完投能力はない。ファーボール・ヒットでもゲッツーで凌ぐという帆足のピッチングの妙で乗り切るも100球超えたら駄目になるって散々学習してるはずなのになぜ引っ張るのか…?昨日の敗戦で勝ちパターン使ってないんだから延長考慮しても8回から柳瀬あたり使って行って全然いいのに…?何だったんですかね?この継投は。まあ今に始まったことではないので、もう察しレベルですけどね。のらりくらり型の投手がノビ・キレなくなったら間違い無く打たれるでしょうに。首位楽天に負け越しでもいいという判断?早くもCS狙いに切り替えていたんでしょうか?わからんなぁ…。

 7/9&10 9日(○5-4)初回いきなり天敵牧田から3ラン。しかし寺原がいきなり4点献上という最悪の立ち上がり。点とった後の失点というのがね…。冷え冷えラヘアの一発で追いついたというのも大きい。そして打ったラヘアに勝負をかけて代走で一点をもぎ取って継投でシャットアウトというのもいい勝ち方でしたね。相手がエース格だけにこういう投手をつぎ込む勝ち方で拾うのはオッケーですね。

 10日(●2-3)悪送球=エラーで点をやるとまあこうなりますね。先発転向後ようやくQSがついて岩嵜はこれからでしょう。とりあえず先発として回せそうなのでよかったかなという感じ。まあこういうのはよくある展開としてしゃーないですね。それはそれとしてポイントは中継ぎが悪いことで有名な西武に対し、先発野上が降りて6回で岡本にスイッチ。ここでおいつかなければ789と勝ちパターンに回る。ここで勝負すべきではなかったでしょうか?打順は下位であり、昨日から好調を続けるラヘアが選んで出塁。バントするにしてもランナーを入れ替えて勝負をかけてよかったかと。今宮・細川で今宮バントなら尚更勝負のところ。そこで代打高谷はない。ありえないでしょう。全く理解できない…。7回もノーアウト出塁で連続バント。クリーンナップに回るのでセオリーなバントですが、せめて何か違う手が打てるような引き出しを持つべき。戦術の幅が狭すぎる。まあいつものことですけどね。いやらしいことが出来ないバントオンリーの二番なんて怖くもなんともないでしょ。

 なんかいつも代打策遅い気がしますね。789は勝ちパターンでいい投手が出てくると決まっている。先発がバテた6回か、6回持たずで789につなぐそこそこ・微妙な投手が出て来やすい6回に勝負をかけるというのは一つのセオリーだと思うのですが…。別にうちの打線なら789のうちの78のどっちかはあまり調子良くないしイケる!という判断もあっていいのですが…。なんかやはりそういう早い段階での決断ってのがない気がしますね。

 7/12&13&14 12日(●2-7)エース摂津でのいたい黒星。しっかしまあ、ロッテ戦でもエラーありましたけど、またエラーですか…。まあ、エラーは必ずありますから、そういう日だとして前田とかわけのわかんない微妙な投手を打ち崩せない。で継投で逃げ切られると。二番手森本もBCリーグ上がり。先発4イニングで早々下ろすとかどう見ても継投勝負、数撃ちゃ当たる作戦でしたね…。しっかし岸田2イニングですか…。最下位でなくとも、下位低迷しているチームがこんな中継ぎエースの酷使して大丈夫ですかね。34試合44イニングって、70試合90イニング行くんですかね…。負けが決まった9月半からはもう投げないとか?うーん…。

 いずれにせよ、ホークスは新人(初物)・左腕ならイケる!と思われて見事に手玉に取られたという最悪な展開でした。そんだけ雑なチームと思われているということですからね。しっかし摂津が2点失って7回の時点でもう投げる意味がなくなったのになんで8回投げさせたのか?オリは789岸田・佐藤・平野と多分パの勝ちパターンで一番いい投手が揃っている。そこで追いつく・ひっくり返す目はかなり小さい。負け確定で何故引っ張った?摂津はロングイニング続きで今後もチームの柱として引っ張らなければいけない場面が多々出てくるP。昨年でも完投で無理に引っ張ったり、チームの期待に応えてキツイ夏に完投をしてくれた。今年はWBCあったのだから休ませることを考えて使う年。だからおつかれでいい場面なのに何やっとるのか…。交流戦前に一回調整はさんだことをもう忘れたのかね?

 どうでもいいですが、オリも継投下手くそですね。佐藤45、比嘉38、平野41、岸田34。岸田だけイニング数が目立つのはやはりイニング跨ぎ役なのか?その分試合数減らして…ということなのか?ハム同様下位低迷で投手酷使は死亡フラグですね。ウチが春先おんなじ事やってましたけどね。苦しいからと中継ぎ依存するチームは長期的に見て必ずダメになります。

 この日は珍しく佐藤が悪い日、オリの打順が良かったので代えて抑えられるかといえばそうでもないですが、投手を代えていて8回で追いついていたらどうなっていたでしょうか…。

 13日(●3-4) そしてまた例のスコア。防御率が4点台半ばのピッチャーにまあ、ホイホイやられますなぁ。手投げの感じを見ていい投手とは思えないんですけどね。四死球があって抑えられているイメージがありませんでしたが、6回までノーヒットですからねぇ。んでパディーヤはまた自滅と。やっぱ先発無理という試合でしたね。んでチャンスの7回代打田上が成功してお決まりの本多凡退で終了。9回平野からチャンスを作り、またしても田上。が、ここではさすがに打てず。まあ、代打田上→捕手っていう形を試せたのは良かったですね。6回から後ろのリレーはほぼパーフェクトでしたし。もったいないゲームでした。

 14日(○3-2) このゲームのことを書きたかった。2-1で最終回に五十嵐が失敗しながらも、今宮がサヨナラで決めた試合。これは守備の妙があったのでぜひ記しておきたい。ホークス戦でよくうつ山本がソロ。それでも単発で切り抜ける。これなら苦手西相手とはいえ、未だゲームの流れはわからない。そこまで西が絶対打てないという状況ではなかったし、帆足ののらりくらりでオリがなかなか捉えられないチグハグの感じで、必ずチャンスが来る。そこをものにすればいけるという流れ。

 そして見事に6回に追いつき、デホのタイムリーエラーで勝ち越しという流れに。どこでか忘れてしまいましたが、再三今宮のグッドプレーで投手を助けた。こちらの好守が光っただけに、相手のエラー・ミスで勝つというのは大きい。守備力の差・守り勝ちというゲームで今宮の働きが光ったので。久しぶりに今宮推し・褒めですね。

 というのも今宮のバッティングは素人目にも良くない。力の流れが切れているんですね。マッチを見るとわかるように優れたアスリートはパワーが連動しているのがよく分かる。バットに身体の各部位が連動してエネルギーが見事に螺旋状に伝わっているのがよく分かる。対照的に細川・今宮は身体の連動というものが感じられず途切れている。

 今宮のHRを見ると全部レフトスタンド。やったらめったら強引にとにかく引っ張ってようやくHR。と言っても当たればかなり飛距離は出ます。が、その「当たれば」が滅多に出ないのは言わずもがな。長打を意識して、引っ張りばかりで打撃内容が良くない。かといって右打ち・おっつけの技術もない。全く期待できないというのが今宮の打席内容でしたが、この日のサヨナラがセンター返しだったことから見てわかるように、無理に引っ張ったりせず逆らわない&流すということを意識してアウトになるのも意味があるというバッティングをしていました。以後、今宮は見ていて期待ができる打撃をしていますし、ぽpというのが激減しました。うーん、一体この変化はなんなのでしょうか?何か自分の中でこれでイケるというような成長・閃きがあった故なのか?それとも本多離脱後のチーム事情に、金子・高田のような存在で意識を改めたのか?何にせよバースデイサヨナラ打という活躍で今後も期待できる嬉しい結果でしたね。

 デホのタイムリーエラーですが、アレには伏線があって、その前の打席のハッセに対して勝負を避けているんですね。フルカウントから結果低めの変化球を見送って歩かせました。臭いところをついてカウント次第という勝負の仕方ですが、勝負するのかしないのかハッキリしない感じがありました。そしてエラーの回も同じ攻め方。守っている内野が勝負?それとも敬遠?と迷ってしまうところ。するならする、しないならしないハッキリした攻め方もしくは意思疎通が必要だったでしょうね。フルカンになったとき、ああまたかとデホは思ったんでしょうね。んで低めのボール球。選球眼の良いハッセですが低めを取る審判ということもあり、手が出てしまった。そしてリズムの悪さからああ、また敬遠だろうなと思い込んだデホは意表を突かれてエラーこんな流れがありました。去年から伊藤って結構いい捕手だな、面白いなと思っていましたが、こういうところの内野の連携、バッテリーのみ・投手の西のみに目が向いてしまっているところを見るともう一寸広い視野がほしいなというところですね。そういや控えの寅威という捕手も結構いいみたいですね。彼もいますし、伊藤が計算経っていますからそりゃFAで日高を引き止める必要ないですね。

 五十嵐が打たれたのは残念といえば残念ですが、パーフェクトなクローザーでない以上、最小限の被害で食い止められただけマシですね。それにしても抑えれば勝ちという場面でもないのに、引き分けの場面でクローザー平野三連投とか継投何考えているんですかね?初戦を奇策の継投で見事にものにして、二戦目も6~7イニングまでの投手で継投での逃げ切り勝ち。ならば今日は二番手西の完投勝利以外は考えないところでしょうに。こんな継投していてペナント勝てるわけ無いと思いますが、何考えているんでしょうか?パでは一番のクローザーなのに潰れちゃいますよ。それともマー並に手抜きで連投余裕!と言えるまでに平野が育っているということなのでしょうかねぇ?シーズン考えてもこの時期に三連投・三連勝を狙う必要性があったとは思えませんが…。元ホークス監督代行ですし、ホークスからカモれる!カモってCSだ!というプランなんですかね?まあ、事実カモられていますけど。

 オリ・ハム・ロッテ・ウチの4チームがまだ三位を狙って団子。オリがプラマイ0から貯金1となるゲームを17?18回も失敗しているのかな?そういうのを見ましたけどオリはロッテと楽天以外とはまあまあやれている。ポイントとして今落ちているロッテに三タテできるか?まあ最低でも勝ち越しすればちょっとわからなくなって面白いところでしたが、負け越していました。これでロッテはほぼないと見ていいでしょうね。8月の連戦続くカードで楽天・ロッテに3タテすれば面白いことになるんですけどね。


 7/15&16&17 15日(○6-2) ゴンザレスは良いボールを投げる反面失投が多い。こういう投手にローテを任せざるを得ない現状を見てもロッテは厳しいですね。まあ、しっかし先発が本当に機能しない。嘉弥真が勝ちを拾いましたが大量点取ってもっと楽に勝ちたいゲームなんですが…。摂津以外に先発に勝ちがつかない苦しい日が続きますね。暴投→暴投で同点とか本当内容が悪い失点も続くなぁ。

 4回の荻野のバントの失敗が大きかった。細かい野球をモットーとするロッテがここで躓いたらいけないですねぇ。藤岡の後伊藤→服部→香月ですか。危険球で投手が早々に降りてしまって勝ち継投までイケないのはわかりますが、へんに投手つぎ込んでなんとかなるってもんじゃない気がしますけども。藤岡をロングリリーフで使うのもったいないなぁ。先発で長い回ビシっとイケないから仕方ないんでしょうけどね。

 代打田上から一気に逆転に持ち込めました。ロッテ・西武後ろが揃っていないチームは必ず6・7回にチャンスが来る!と先発投手を多少失点しても引っ張る我慢が必要になるでしょうね。特に今日のような危険球降板なら尚更投手がどこかでへばって継投難しい。打って逆転できるポイントが出てくる試合という流れを読んだクレバーな戦いが求められるところ。

 千賀以外ランナーを出しちゃって結構怖いゲームでしたがなんとか抑えました。まあ点差あるときに4凡・5凡でも何の問題もありませんが。次にきっちり調整して1点差ゲームでビシっとしていただければいいです。

 16日(●3-6)寺原が早々に打ち込まれて終わり。しっかしこの4回から高谷とか捕手テストは一体何なのか?7回からは田上ですし。打撃の調子がいいようならその間だけでもスタメンで使いたいということなのでしょうか?先発が軒並み調子落としている時に打てるキャッチャーを望むという首脳陣の頓珍漢な考えが己には理解出来ません。どうせなら6回のところで高谷に代走を送る。捨てゲーだから調子を見たいという思惑だとしてもどうせ次に替えるつもりならばランナー溜まったときでも二塁ランナーを代えておくべきではないか?そして6点差でバントとは一体何なのか?エンドランのゲッツー崩れで1・3塁でいいのに…。

 その裏に森福をワンポイントファーボーラーにする悪送球ですからね。それで高谷交代だとしたらまあ本当に裏目裏目、後手後手ですね。星野が2イニング以上抑えたとはいえ連続デッドボールは使うのに不安が残るところですね。勝利パターンとはいえ三振しすぎだろ、それだけ松永・カルロス・益田がいいってことなんでしょうか?しっかし最近走って勝つというウチの野球が全く出来ませんね。柳田走れないのかと思ったら肩の怪我で守備できないだけなんですからDHで使えばいいのにランナーとしてのスペックがある分柳田固定とは言いませんがもっとDHで使うでしょ?普通。ブラゼル打ってますなぁ。とっときゃよかったのに…。


 しっかしまあ、相変わらず代打代走の起用がインパクトないですね。おお!ここで今宮に代えて代打!とか内川・ラヘアに早くも代走を送って勝負!みたいな指揮官の駆け引き・采配の妙がまるでない。守備固めと捕手への代打以外ロクに選手交代がないですね。意外性のない固定的な選手起用は今更言うまでもないことですが。

 17日(●3-7) 意外性のない固定的な選手起用が良くないと言いつつも、だからと言ってこれはないという田上先発マスク。もうね、アホでしょ。前回寺原KOでろくに先発が投げられていないのに、なんで田上をスタメンマスクに?二軍でもろくに捕手やっていない(山下が主にやっている)のに無理があり過ぎます。いい加減田上諦めろって。打撃の出来る捕手がほしいなら、捕手もできる田上としてファーストなりなんなり練習させて使うべき。打撃の良さを買われている選手ならキャッチャー諦めさせて打撃専念させるべし。代打の切り札的&捕手もこなせるという感じで使って行かないと。コンスタントに成績を出しているわけでもないのになんですかね?この抜擢は。

 しかも本多怪我で抹消なのにセカンド福元ですしね。守備負担考えて普通金子でしょ。田上も巨人戦の山崎みたいな送球エラーするし。ホント守備コーチ何やってんの?っていうくらい酷いミスを今シーズン連発してますね。5回でゲーム決まっちゃいましたね。岩嵜の出来は140もまともに出ない最悪なものでした。だからこそ1イニング・1アウトでも長く投げてもらうために細川でないといけないのに…。投手の状態も把握できていないということでしょう。前回QSついたからイケるやろという適当な感じで捕手田上を決めた結果がこれだよ!!!ということでしょうか。まだまだ一本立ちできていない岩嵜に負担のかかる守備でしたね…。考えようによっては岩嵜が調子よくて好投なら捕手田上が繰り返されるのでこれでよかったとも言えますね。

 アウェイでは勝ちにくい。アウェイで五分でホームで勝ち越して勝つ!というのを考えてもテストして良かったと言えるのか?もうそんな余裕ないと思いますけど。

 AS明けの楽天・ハム・オリまで書くつもりでしたが力尽きたのでこのへんで終わります。