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別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい

【2013】 交流戦の話

吉井理人が語る「投手の育て方にみるセ・パの違い」

ダルビッシュと松坂を科学する

交流戦 なぜ今年も“パ”が強いのか?データで検証 打撃にまつわる2つの理由

 吉井さんの話、セ・リーグは巧さ(変化球)を、パ・リーグは強さ(ストレート)を求めるってのは面白いですね。やっぱ球場の広さでしょうなぁ。思い切って勝負できるか出来ないかってのは投手の初期・若手の段階で非常に大きいでしょうね。マエケンや能美・内海がロングイニングを投げているってのは成長したピッチャーの話で、若手の段階でいかに多く投げられるチャンスが有るか=その後大投手として育ちやすいか否かで考えると、やっぱりDH制は大きいと思いますけどね。

 ダルビッシュと松坂を科学するってので、以前書いた【ストライクゾーン・統一球】 国際基準についてで書いたマウンドの話と近いものがあったので載っけときました。まあメジャーで成功するのは適応力が鍵!―っていうか、どこでも当たり前なんですけどね。日本に来て、日本流・ここで成功するために一番いい事は何か!?と模索しない人間はいかにメジャーで活躍した選手でも成功しませんからね。

 メジャーリーガーが増えてWBCで勝って、日本の野球の評価が高まりメジャーへ行くワンステップとして、技術を身につけようという謙虚な選手が増えて来ました。そろそろ外国人枠廃止して、日本球界を発展させようとすべきでしょうけど。一体十八球団3リーグはいつになるんですかねぇ…。

交流戦パ・リーグが強い、セ・リーグが弱いのはなぜか?】

 で、本題。まあ毎年言われていることですけどね、上位パの六チーム独占なんてあったくらいですし。これまで言われてきた要素は

投手力=DH

②球場の広さ=守備力(前述通り投手も育ちやすい)

インコースの攻め方

 ③はパの投手はインコースをギリギリまでついてくる。ストレート勝負が基本というのもあるのでしょうかね?結果インコースの対応がうまくなる。駆け引きに長ける。インコースのぶつかるかどうかの見極めはまさに打撃の生命線ですからね。あと②で打者がセの球場ナゴド以外でのびのび打てる。逆にセの打者はHRが減りますから得点能力も落ちる。まあそんなのもあるでしょうね。

 こういうことはもうどこでも言われてきたと思います。去年、一昨年か?にも書きましたけど(セパ交流戦 続き プロ野球(2) セパ交流戦 セパ交流戦ラスト(※1))、今回もちょっと書いてみたいと思います。今回はチーム力(まあ、多分これもどっかで言われているとは思うんですけどね)。

今年の順位

これまでの順位

By交流戦公式サイトより

 これをチェックしてみると確か野球の記録で話したいさんのサイトだったかな?よく言われるように広島・横浜の負け越し、足を引っ張っていることがわかります。んで新規参入楽天が一時期大負けでドル箱状態でしたが、それを解消したこともわかりますね。

 パ・リーグが毎年どこが勝つのか予測しにくい、突出したチームがなく、セのように上位三球団が固定されていない(まあホークス・ファイターズ・ライオンズが優位ではありますが、絶対的ではないですね)。その差でしょうね。

 巨人一極に依存した結果、広島・横浜は競争が働かずに放置されたチーム改革に着手しなかったというところでしょうね。最近はちょっと変わってきつつありますけども。広島は交流戦弱者から離脱したとも言えなく無いですしね。ただ、それで今年ヤクルトが大負けドル箱状態になってしまいました。

 ヤクルトもいい加減チーム戦術・育成以外にその選手を長期間活躍させるプランを取り入れないといけませんね。今シーズンから練習量を増やしてトレーナーも増やしてこれで完璧や!と思ったら怪我だらけ。すなわちキャンプやりすぎてもろくなったとか、完全に量を視野において質、動やったら怪我しにくい身体を作れるのかというポイントを見失っていますよね。そろそろ外部監督を入れる時期でしょうね。

交流戦時期は崩壊チームが出る時期】

 毎年、セは二球団大負けする、この時期に戦力が崩壊する傾向があるのが問題なのでしょう。これはセに限った話じゃなく全てのチームに言える話なのですが、大体リーグで全てのチームと対戦して+10試合くらいして交流戦に挑むというのが定例です。そのサイクルのあといわゆる疲れが初めて出てくる時期になります。ケガ・アクシデントで離脱などもあるでしょうし、ルーキーが調子をおかしくしだす時期でもあります(交流戦終わりが丁度シーズン半分手前で第二のそのポイントになる時期になってきますけどね)。

 新人・育成・外国人などが季節のサイクルも変わってきて、あとデータが手に入ったとかもあって調子を落とすって感じですね。まあ、どんなベテランでも一年安定するってことはないですけどね。どんな一流選手でもこの時期は…ってのがありますから。

 先発が、抑えが、捕手が、主砲が…不調や離脱やらでどこかチームがおかしくなるところが出てきます。問題はそれをどう乗り切るか?パもそういう所は出てくるのですが、去年ウチがビリ近辺さまよいましたし、交流戦強いチームでも低迷しないというわけではありません。問題はそれでも大崩れしないということ。

 まあ09年にオリが8つ負け越したりしているんですが、それでもその下が必ずいるわけですね。そして今年は然程でもなかったですが、パは大勝ちするチームが出やすい。去年巨人が貯金10を作って優勝したのはかなり珍しくセは大勝ちして優勝というパターン、この巨人のようにうわー強いなぁという球団が出にくい傾向にある気がしますね。

 ホークス・ファイターズ・オリックス、ココらへんが交流戦で強いイメージがあります。やはり広い球場をホームにしている所は違うのでしょうかね?オリックスは監督代わってセを知らない監督で負け越すかな?とも思いましたがやりますね。やはりインコースの使い方なんでしょうかね?西がブランコにぶつけていましたように、バレンティン・ブランコにはどんどんぶつける覚悟でインコースえぐらないと調子を崩せないでしょう。無駄な四球を与えるのも仕方ないですが、一球ウチにぶつかるくらいの見せとかないと次の打席に生きてこないですからね。セ・リーグ投手は大砲に死球が少ない、勝負が甘いのではという気がします。

【戦術・用兵をもっと磨くべし、選手はもっと戦術をこなせるようになるべし】

 横浜は先発が揃っていない、なんとか打ち勝ったりしてしのいできましたが、期待の新人井納・三嶋・ソトすべて当てが外れて急失速。やはりチーム力としてまだまだのところがありました。広島は投手力だけで言えば中継ぎの駒が足りなくても先発のコマが充実してきた、しかしケガ・開幕前にその先発陣を揃えられないとか、采配云々もあって着実に勝ちを拾えない。抑えを一イニング早く登板させたりしてますしね。

 セはDHがない。その分代打が多いわけですから、ベンチに一人でも多くの巧打者がいて勝負師が采配を決める展開にならなくてはならない。左右の代打に特定の変化球が巧い、まっすぐに強いとかそういう色んなタイプを揃えておいて勝負をかける展開。代打で一点を取りに行くのがパより強くなくてはいけない。そういう采配、試合展開ができていないチームが多い。原さんがデータかき集めてエンドラン・ダブルスチールで動いてくるパターン。もっとあれをやってパを圧倒しないといけないのにそういうのがないですね。巨人は矢野とかガッツとか高橋とか谷とか亀井とかほんといくらでもいますからね。

 当然代打を出せばその分守備要員がいるため、スタメン&控えの守備職人にもどこでも守れるユーティリティ選手が増えないといけないですしね。一試合で守るポジションがコロコロ変わるような選手が出てこないといけません。そういう人材が乏しいというのもセが自分たちの試合、ゲームに巻き込めていない=負ける要因なのではないでしょうか?

 広い故に外野で劣るのはともかく、狭いセならもっと内野のパターンの豊富さ戦術の緻密さで勝負しなくてはいけないと思うのですが、自分たちの野球とは何か?という点で追求が弱いのではないでしょうか?ヤクルトくらいですよね戦術に特化したチーム。

 巨人がやっているような戦術コーチ、他も導入すべきだと思いますけどね。阿部・坂本などに指示をだすことで個人成績もグッと上がったように、そういう支持ができる人間がいる・以内で戦力は全く違ってきますからね。中日の場合は守り勝つ野球で安定していたのでそれでいいと思いますけどね。戦術のセにならない限り、このセパの格差は埋まらない気がしますね。

 例えば上にあげたブランコ死球でもそうなんですが、攻め方を工夫して絞らせないような配球、手玉に取るようなそれを編み出す。極端なシフトとかですね。調子がいいと見たら徹底して勝負を避けてバットを振らせないことでおかしくするとかもっと、ダイナミック・思い切った戦術を見てみたいです。三連戦の頭であえて四番を全打席敬遠でその後の調子を掴ませないとか色々やってみせて欲しいですね。

 今の段階では戦力がいないのでなんとも出来ない状態かもしれませんが、戦術をこなせる選手を作るということも考慮に入れて曲者をどんどん増やしていくべきかと思います。少なくとも一時期目立ったレフトに守備ダメの強打者を置くような守備軽視戦術、一発長打だよりは避けるべきでしょうね。まあチームに一人くらいいてもいいですけど、それを固定して使い続ける具は絶対に避けるべきでしょう。

 優秀な監督、作戦スタッフ、それをこなせる人材及びそれを育てられる環境―この四点ですかね。セのチームはこの四点を整備してDHがない環境を生かした対パ用のチーム作りを目指さない限りはセ・リーグでも安定して上位に組み込めないでしょうからね。交流戦減らすとか、やめるとか愚かすぎる発想は勘弁ですね。つか、むこうみたいにレギュラーシーズンに組み込んだらそれでいい話ですから、日程が開くとか。三連戦でオールスター前後で分けてもいいですしね。そもそも交流戦優勝とかいるか?ってレベルですからねぇ。

【おまけ】

 おまけに、そういえばパ・リーグからセ・リーグに移籍する特に巨人・阪神に大金で迎えられたい!という欲求が働くのでパの選手が頑張ってアピールしているという要素があるかもしれません。FA取得→交流戦でスカウトにアピール→移籍!というアレが働いているかもしれませんね。広島でも横浜でも活躍しとけば、ああセ・リーグでやれるんだ~イイネ!になるって感じで。杉内なんかその要素が多少はあるでしょうし。

 ※そういや昔、西武はなんで安定して弱いんだろ?って書いていますが、西武は中継ぎがあれですから、交流戦で弱いんですね。二試合でも移動日挟むことが多く、中継ぎをふんだんにつぎ込める。うちはそれで優勝したようなもんですから。逆に西武は中継ぎが手薄、つぎ込めない。その差が交流戦で出ていますね。

 中日戦で牧田が9回まで投げてて交代して5点差ひっくり返されたなんての見ましたしねぇ。まあわくわくさんを回しても無駄だったし、西武はクローザーに牧田回すしかないでしょうなぁ。普通のチームはありえないでしょうけど、西武なら先発はいるんで抑えのほうが査定評価すればなんとか牧田にも納得してもらえるでしょ。牧田はクローザー経験有りますし、他に適正ある先発がいれば別ですけど、牧田しかいない気がします。ナベ直とって長田を出したのもそういうフラグですかね?補強ポイントの中継ぎ出すくらいですからね。

 今見ると昔書いたもの、今とかなり意見が違うものがありました。まあそこら辺は昔書いたことなので、多少はね?

【新戦力・育成力の有無】

 追記:大事なこと書き忘れていました。なぜパ・リーグが強いのか?それはFA流出、メジャー移籍を前提としたチーム作りを行なっているから特定の選手が10年以上存在するとは考えない。必然的に若手の育成に重点を置く。絶えず新しい戦力・選手が出てくるようになっている。ファイターズが有名なようにパ・リーグで注目の新人が出てこない年はありませんからね。

 千賀・中村、ロッテは西野・江村(江村はまだちょっと微妙か?)・古谷(ノーノー未遂ですが重要なのはその次ですね。一試合パーフェクトでも安定して勝てなければ何の意味もないですからね。)、西武は今年とうとう菊池が開花しましたし、楽天は則本でハムは大谷ですか?銀次は去年から打ってましたっけ?どうだったかな?大谷は投手としては最近ようやくってペースですけどね。オリの松葉は微妙なところか…。どうでもいいですけど、最近この捕手いいなぁと思っていた伊藤の注目度が上がってきて嬉しいですね。

 対照的にセは小川と藤浪くらいでしょうか?最近Gの中井がいいんでしたっけ?まあ忘れましたが、やっぱりセとパの差、チーム力・フロントの能力の差であると、そういうことだと思います。

 ヤクルトは野村再生工場時代の伏兵の存在がなくなりましたからね。やっぱりヤクルトがそういう選手をどんどん出して行かないといけないですよね…。あるとしたらヤクルトが一番有りそうな気がするんですが、どうしてないのでしょうか?最近松井とるぞ!なんていうのも見ましたし、何やってるんだろうなぁ…という感じです。ああ中日は田島でしたっけ?いましたね。投手は毎年出てくるんですが、野手が…ですね。