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別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい

【ホークス】 救世主中村とホークスの採用基準 好守・俊足・強打

 小分けにして書かないと何時まで経っても書ききれないので、また小分けにします。

■救世主中村―理想的一番バッター

 打線の低迷を爆発へと変えてくれたのは中村。四位辺りで借金生活していたのを救ってくれたのは、ホークスの救世主は中村です。一番中村の固定というのはチームにとって非常に大きい。今シーズンブレイクしてくれるといいねと期待していた一人ですが、ここまでハマる・チームの救世主になるとまでは予想出来ませんでした。

 彼は帝京出身のHRバッターで、もともとアベレージヒッターというタイプではなかった。それがこうも見事にチームバッティングに徹する存在に生まれ変わるとは…。喜びの極みですね。もともとホークスはHR打てるクリーンナップが腐るほどいるので、自分はこの競争に勝てない、自分がプロでこの先生きのこるためには?と考え尽くした結果がこのスタイルなのでしょう。

 ボールを見極めて、際どいところはカットして、粘って出塁する。引っ張らずにおっつけてレフト前に運ぶ。本当に毎回リプレイのようにレフト前に運ぶ技術は素晴らしいですね。ホークスは好球必打で早打ちスタイルの打者が多く、粘れる選手が内川くらいでバランスが悪かった。中村の登場でそのバランスの悪さが解消されたのは非常に頼もしいですね。

 交流戦でホークス打線が打ちまくった、一度ヒットが出るとマシンガン打線を彷彿させるように固め打ちしたのは内川・松田・長谷川の存在が確かに大きいです。上位を独占したこの高打率の三人に注目があつまっていますが、中村の存在無くしてプラチナバンド打線の繋がりは説明できません。

 粘って球数を投げさせるということは、それだけ球筋を見極めやすくなる。それで後続のバッターに有効な情報を与えられる。打線で川崎が果たしていた役目を彼が果たしてくれる。これで打線の方では不安要素がほとんどなくなりました。ペーニャ・ラヘアが不調とかありますけど、まあなんとかなるでしょ。

 一つ問題を上げるとすれば彼は守備が良くない。外野とファーストくらい。一塁一番という凄いレアな存在なんですよね、彼。タイプ的に内川とかぶらないでもないですね。今シーズンはケガ気味な内川をDHにおくのでレフト中村はかなり増えるでしょうけど。彼がショート・セカンドどちらか出来れば何の問題もなくなるんですけどね。守備さえ出来たらパーフェクトな存在でしたがそこまで巧いことはいきませんでしたね。

■ホークス打線の残る弱点二遊間

 で、問題なのは本多・今宮(細川とかキャッチャーは打率を求めないので別にいいと考えます)。本多は最近復調して来ましたが、一度怪我をしてから不調が長引いていることを見ると、3割を恒常的に打つような以前の状態はもう取り戻せない気がします。年齢的に言っても身体が固まり出す頃ですし、骨盤・肩甲骨が飛び抜けて柔らかいという感じでもありませんしね。

 本多の三割打っていた頃のヒットの方向性を今と比べると、引っ張った当たりでの安打率は殆ど変わっていなくて、逆方向おっつける当たりがまるでダメになっている事がわかります。以前、全盛期の頃のバッティングを見たとき、外の高めなどを身体を残しながら当てただけでレフト前に運んでいました(というのをつべで見ました、いわゆるテニスヒットですね)が、今シーズンそういった当たりがあまりない。

 最近、レフトへのおっつけヒットを見たので復調か?と期待してはいますがバッティングに壁や見極めができなくなっているのではないでしょうか?レフト前への当たりが調子がいいといえる一つの指標かもしれませんね

 常々、なんでエンドランを仕掛けないんだと秋山采配を批判していますが、バスターのサインが出た時に本多は打ち上げていました。バントが云々ということ以前に、極端に不器用なタイプだということがよくわかりました。彼に対してはエンドランのサインが怖くて出せないという要素があることを理解しました(バントで足出したり、なんか本多おかしくなっている気がしますね。どこか痛めたり、おかしくして体のバランスが崩れたままという気がします)。

 小柄で好守・巧打を売りにするはずの選手が強打しか出来ないというのは非常に問題ですね。しかも同じ二遊間を構成する相方今宮は輪をかけてヒドい。今宮はまだ日が浅い新人でバッティングが良くないとしても目をつぶるべきなのですが、彼の場合内容に根拠がない、なさすぎるんですね。それがあれですね。

 この打席は思い切って捨てて粘るだけにするとか、セーフティーを試みるとか内容が全くない。ぶんぶん振り回すだけで何を考えているのかわからない。カットしてこのコース・この球種を狙うとか打席の内容にストーリーが見えません。ただ振り回しているだけにしか思えません。こういうのを放置しているというのは彼を巧打ではなく強打者で売りだそう、強打者になれると考えているようですが、本当になれるのでしょうか?身体も大きくない彼が長打をバンバン打つ中距離になれるのでしょうか?数年後にはマッチみたいにする!というプランで育成しているということでしょうか?中村を見習わせるべきだと思いますけどね。

■粘って繋げる、そこそこ打てるショート・セカンドの補強が急務

 ホークスの穴は打てない・繋げられない二遊間ということで粘って出塁できる1・2番型の選手がほしいところですね。七回から本多・今宮を使うとして、そこそこ打てて守れるセカンド・ショート化ほしいですね。かと言って梶谷のような守備がアレな選手は論外です。あくまで守備ができることが先ですね。レギュラーを脅かされないと今宮も本気にならないでしょうし。

 だから去年平野を取れと言いましたが、稼頭央とか藤田とか渡辺直とかそういう選手取れないですかね。鳥谷はFAしなさそうですから無理として。中島は論外ですね。守備範囲があれなんで。同じく坂本も繋げられないので無意味です。

 そういうことを考えると横浜は内村と藤田をトレードしてWin-Winのトレードにはなりましたが、ホークスに藤田を持ち込めば間違い無く補強ポイントである投手を取ることが出来たでしょうに、何考えてるんですかね?一番補強しなきゃいけない所を無視してちゃダメでしょ?まあウチのフロントがアホで投手出さなかった二遊間を補強するという考えがないだけだったのかもしれませんが。

 特にショートで今、今宮が怪我して離脱したら守る人がいないので打てるショートの補強は急務だと思いますけど、大丈夫なんですかね?来年即戦力・大型ショートを取れる見込みがあるとかで見送っているんでしょうか?

■ホークスの育成方針―好守・俊足・強打

 というわけで、中村の存在(元々はHRバッター)を見ても分かる通りホークスは巧打者、粘れるとかそういう存在はあまり指名しない、優先順位が高くないみたいですね。育てにくい、補強しにくいHRバッター、長距離バッターを優先する傾向があるようですね。資金力あるんだから別に良い気がしますけど。巧打者・粘るような存在はトレードでも金銭・FAでも獲得しやすいということなのでしょうか?今宮見ても本多を見てもマッチでもギータでも走れて、強い打球を打つことが出来る。そういう万能タイプに注目するんでしょうね。時に守備に眼をつぶることはあっても、基本的に守備がいいことも条件でしょうね。特に二遊間は。

 3つ全ての条件がある選手を優先、二つある場合はそれでもオッケー。最低二つある選手をとって、そこから先は鍛えるという感じでしょうかね。まあ近代野球は足ですからね。足は外せないでしょうね。足良かったら守備範囲が広いわけで鍛えれば何とかなりますからね、守備の面は。

 中村は見事にスタイルチェンジに成功しましたが、多少は巧打者・小技が巧いという点でも指名してほしいものですね。