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我が鷹日記⑤ 5月第二の週、またしてもロッテに三連敗編

前回はこちら→我が鷹日記④ 5月最初の週、好調編

 

 確か5月10、11日にペニー退団でアメリカ帰ってウヒャッホー発言をしていたはず。まあ元々大した投手じゃなかったですから、実績を頼りに取ってきた首脳陣の責任は重いですね。日数、日割りで計算して、7~8000万バカ高い授業料でしたね。

 巨人とトレードしたり(ロメロ)、3Aから新外国人テリードイルを取ってきたり、少しでも使える投手が出てくるといいのですけどね。外国人選手は日本の野球に適応しようという姿勢があるかどうか。そこで判断しなくちゃダメですね。いくら能力があっても、こういうふうにやーめたと心が折れるような、特に実績あって変なプライドがあるような選手はダメですね。

 そういえばよくこういうダメ外人をさして日本流に適応できないから~と文句をつける人がいますけど、メジャーで失敗してアメリカ人のように朝から肉を食って教会行け!アメリカナイズされなかったからダメなんだ!と叩く人がいないのは不思議ですね。

 さて、この悪夢の三連敗を見る上で今シーズンのホークスがなぜ弱いか、不調なのかの原因がはっきりした試合でしたのでそれを書きたいと思います。それは打線、特に外野のレギュラー固定化ができていないというところでしょうね。

 戦前から先発が抜けたということは散々言われてきていました。ペニーダメ、帆足ダメ、でその影響が少なくないわけではないです。しかしそれ以上に例年同様に打っていたら、カバーできていたはずです。不調・怪我こそが大きいですね。

 ダルが抜けた穴と言われながらもハムことファイターズが安定しているのは打線が中田以外しっかり打っているから。ハムことファイターズの打者を考えるとこれくらい打って普通。

 しかし我がホークスの打線はどうでしょうか?江川・中西とか若手が出てくれるのは嬉しいですが、それこそレギュラーの固定化ができていない証拠。城所はまあ守備固めでいいんですが、福田も本来レギュラーとってもおかしくない選手ですが、そこまでスタメン出場の試合が多くない。

 多村・小久保・ブラゼルなど、主軸を打つバッターの故障が大きい。本多が故障で戦線を離脱したり、長谷川が不調で落ちたり、本来レギュラーが去年並みの働きをしていれば十分負けていた試合も勝ちに持ち込めたはず。それが非常に大きいでしょう。松田くらいじゃないですかね?例年通りに不調も怪我もなくコンスタントに働いているのは。

 しかし逆に言えば、前半怪我で苦しむ=後半は苦しむリスクが減るということ。怪我で離脱した分休養が取れますし、コンディション管理はより進む。逆に怪我をしていないチーム、上位は後半疲労が溜まって主力離脱→低迷の危機がまっている。その時捉えればいいわけです。

 8月まで10ゲーム開いていようがないに等しい。後半戦力を落として戦えないチームを追っかけるのは非常に容易いです。特に一年の戦い方を熟知していない、戦力の乏しいロッテなどは。ハムも去年の後半に野手の怪我が立て続いて2位も危ない時期がありました。今年はダル抜きで特に後半に不安がある。

 後ろの投手に疲労がたまりやすくて例年以上に早くへばって、後半になればなるほどこらえきれなくなって接戦を落とすような試合が増えるということが予想されます。まあ、その分、増井・宮西など若手の台頭で一年戦えるような戦力が整備されている。武田勝が例年以上に長いイニングを投げているなど、それを予期した戦い方になっているので十分補えているとも言えるのですが。そんなところが今シーズンのペナントの見所の一つでもあるのですけどね。

 栗山監督を己は結構買っていまして、中田が不調でも絶対変えないというのは非難されているのかな?まあ知りませんけど、セオリー中のセオリーですよね。彼が成長して後半打ってくれればそれでいいと考えているからですね。

 去年のように結構野手の高齢化が進んでいますから、怪我が多発することが予想される。その時打線・得点力が下がる。よって後半までに怪我しないで打ってくれる戦力・中心となる打者が必要。だから中田にかける。当然過ぎるほど当然な選択ですね。8月まで全く打てなくても中田使うでしょうね(全く打てないのは確かに困りますけどね、今くらいなら十分ですよ。欲を言えばもうちょっとは打って欲しいですけどね)。

 前回の斉藤のイニングの話(【ポイントは投球回!】 北海道ファイターズ、斎藤の開幕投手の是非)は好評だったし、またいずれ続きを書くと思いますけど、斉藤の進化は後半問われるわけです。今は良くもなく悪くもなくですね。もうちょっと働いてくれたら御の字なんですが、後半ダメだったら意味が無い。まだ開幕投手の選択が成功だったか、失敗だったか判断できません。斉藤wwwなんて言っている人は気が早いにもほどがありますね。

 5/8・9・10オリックスの三連戦は敵地で1―1―1のイーブン。山田・大隣・新垣の三人ですが、11―9というバカ試合がその前のオリックス戦であったように、新垣はなんか乱打戦になる星の下に生まれているのか、援護運がありますね。土壇場で追いついて引き分けで、6―6で新垣の負けが消えましたね。せっかく松中の劇的350号だったのですから、逆転まで行って欲しかったですねぇ。この試合も9回2アウト三点差で追いつかれるという去年のストッパー酷使の反動を裏付けるゲームでしたね。

 新垣は不安定すぎて、ちょっと使うのにためらわれる先発ですね。先発足りないDeNAに放出されるかもしれません。若手が出てきたら居場所無いですからね。あんだけコントロール悪ければ中継ぎでも怖くて使えませんし。いきなり前触れ無く崩れますからね。

 続く三連戦、5/11・12・13のロッテ戦。成瀬に千賀をぶつけた時点で、負けは織り込み済み。今更ですが、この月は吉川・嘉弥真・甲藤が投げています。このように使う投手を一ヶ月単位で十分テストして二軍に落とす。こういうのが後々生きてくる。経験を積んで、調子が整って、一年に一ヶ月だけでも調子のいい時というのがありますから、その時に活躍してもらいチームを支える。選手層の厚みを活かして戦うホークスらしい使い方ですね。また後半戦に一軍昇格して、そこそこ働いてくれる選手として誰かは出てくれるでしょう。

 摂津で負けるというのが予想外でしたよね。例によってまた先取点、2ランをいきなり初回でやられていますから。どんないい投手でも立ちあがりは難しいといいますが、摂津の課題ですね。ようやく唐川から点取りましたね。何イニング無得点だったんだろ?15~17くらい?唐川から点取れなかったですからね。完封されてますし。森福がまさかのサヨナラ犠牲フライ。角中またか…と。勝負強いバッターですなぁ、角中は。

 己の中で岩嵜はそんなに悪くはないのですが、コントロール良くない荒れ球の投手ですから、印象が良くないのでしょうか?ロッテにあたってことごとくやられるという不運な星の下に生まれついております。QSはしっかりしているし、ゲームそんなに壊してないんですけどね。ロッテからしばらく外してやったほうがいいかも?連日角中が試合決めるとかね、本当もう勘弁してって感じ。14安打、5四死球で2点ってなぁ、どういうことなんでしょうね?そんなに良くない藤岡を攻めあぐねてしまったという印象が拭えないですね。

続く…我が鷹日記⑥ 泥沼の交流戦と今シーズンの不調分析編