【読書メモ】 巨人軍改革戦記/清武 英利
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好意的でない見方もあるとは思うんですが、能力主義・現場主義、そこには上が好き勝手な、恣意的な判断を許さないという意志が見えますからね。これまではナベツネみたいなのに、いずれポスト回してやるからという将来の利権で、まあいいかと寝転んできたわけですから、そういうことにこだわる風土が出てきたっていうのはいいと思いますね。進歩したってことでしょう。逆に言えば、そこまで読売での出世っていうのが絶対ではなくなった、いつ崩れるかわからない砂上の楼閣で魅力がなくなったってことでもあるんでしょうけどね。
谷とか坂本の四球ないのを、積極打者でそれでよしとか、ビリー・ビーン流のスタイルからすると信じられないだろうが…、なんて言っていましたがちょっと信じられないですよね。何が何でも四球を!とは言いませんけども、それなら坂本や谷の選手個性辛いって制限かけて使いなさいよ。そういや最近ノーアウト満塁でばかみたいにボール球振って榎田に2日連続討ち取られてたっけなぁ、谷。振ったら何かが起こるとか、年取ってから使えるスタイルじゃねぇだろ…。特にそういうバッターを一番で使うことは絶対にノーと言うべきでしょう。本当良くわからん球団やで…。
ハムの少数精鋭主義。普通70人枠なのに、ハムは65人まで、限られた選手をきっちり育てるという意志。それもいいとは思うんですけど、実際成功していますし、しかしもうだめだなぁと思う選手も他所では魅力ある生まれ変わる可能性があるように、五人育成枠でもいいですし、他所のリストラ組を再雇用してコーチを通して、再生しようという再生工場作ってもいいと思うんですけどね。35過ぎたら使えない、再生なんて効率悪いから~って言うことでは日本一は難しいような。ベテランの無形の力がハムにはないですから心配ですね。稲葉くらいでしょ?そういう人は。彼が引退したあとそういう柱なくなっちゃいますから怖いですね。
選手の名前、二軍がどうしたこうしたという話はよく出てくるのですが、具体的な話に乏しいような。~~コーチはこの指導が上手い、この技術を教えられるとか、1年目にこれを教え、二年目にこれを身につけさせ~、三年でこういう選手にしたとか、そういう具体性がかなり弱かったような…。
巨人のコーチのまずさは言うまでもなく、グライシンガー。グライ使えって一回くらい去年書いたと思いますが、ツイッターの方だったかな?他に先発適性いないんだからグライのほうがいいって書いてたかと。まあ、それはおいといて、グライはコーチとカーブの練習に取り組んだ。その結果が今年の大躍進。ロッテコーチでは、軸になる変化球さえあれば、グライはいける!とみたんでしょう?そういう再生策を全く巨人コーチは示せなかった=無能揃いってことです。
選手も35歳当たりすぎて、身体が変わってヤマザキが年取ってもやれるバッティングフォーム作りに、二年かけたって言っていたように、スタイルを変えるということが必要かと思います。それをやらない限り長くやるということは難しい。そういうことをコーチがサポートできないっていうのがほんとうに大きい。コーチは仲良し・派閥で選んではならない、能力を第一・最優先し無くてはならないという落合さんの言葉のまんま真逆です。
グライに交流戦ボコボコにされそうな予感…。
そうだ、もうひとつ。清武さんが選手に殴られたことはないか?ということを聞いていて、一回もないと。今と昔はメンタリティが違うというアタリマエのことを実感できない世代なんですなぁ。清武さんは。それを意外そうに感じてますからね。己ならそんなこと絶対ありえない、許さないと感じますもん、そんな馬鹿なことあるはずがないと思いますからね。
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- んで、森さんが本を書いたようですね。早速注文してこよう。
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- 江本さんも新しい本があるんか。読んでみようかな。複数オーナー制なんで導入されないんだろ?一企業=一オーナーなんて、意味不明すぎてついていけない。全く理解できない。複数企業で地元密着でええやん。でっかい企業が支援する必要なんて全く無いでしょうに。今回の裏金もそうですけど、コミッショナーがバシッと最低すれば済むだけの話なんですから。コミッショナーが動かないということは審判がストライク・ボールコールしないのと一緒ですよ。制度が腐敗しすぎです。読売以外の新聞がなんで、コミッショナー強くしろ!って言わないのか…?わかりませんねぇ。