プロ野球 球団フロントの戦い/工藤健策
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清武の巨人軍改革、ダメフロント・ダメコーチ=どうやっても選手が育たない状態。それを変えるための話は興味深いんですけどね。今の巨人見てりゃわかるように、最初に入ってきて優秀かどうかで、そこそこの選手がギューンと伸びてくることはないというね。
選手を作るのに何より守備練習、実戦での試合ケースが必要。その過程を経るまでに3~4年だったかな?まあそれくらいかかると。まず守備機会、こうこうこういうケースを何十回、何百回と触れないと守備に合格点が出せない。いろんなケースを経験するまでに、実戦形式の練習が必要でそれにもう一個チームがあれば紅白戦で期間を短縮できるってことなんですね。
清武は育成選手をドンドン生み出しましたからね。まあそれも育成できるコーチがいてこその話ですが。尾花さんとか伊勢さんとかそういう人がいないと巨人の選手は本当にまるで成長していない…の安西先生パターンですからね。今年もいくつYARAKASHIてくれるのかってかんじですもんね。
話が逸れた。十二球団の問題とその対策、今後の課題にどう取り組んでいくのかという面白いそれができているという感じはしなかったですね。なんか当り障りのない話題に触れているだけという感じがしました。
中日で落合ダメ出しだけで、ああこの人わかっていないんだな~と思いましたしね。落合ファンだからそういうのではなく、人を批判する時というのは長所と短所、いいところ・悪いところを的確に論じないと批判にならないんですよね。
なんか落合・野村がキライ、鼻につくからこき下ろしているだけじゃないのか?って受け取られたら、もう読んでくれなくなりますよ。
己はそういう好きな選手・人物の批判も的がずれていなければ、ああなるほどそういう点があるのか、と本質分析に役立つので、すごい参考になってありがたいんですよね。でも到底そうだったは言えないですからね、これ。
大体、中日の観客動員数の減少って落合一人のものじゃないでしょうに。むしろ落合がいなくなって、弱くなる。それでも観客が阪神のようにワンサカ来るのかどうか見ものですけどね。
上のノムさんの本も、正しくは「野村克也は名将であるが、失敗も欠点もあった」―でしょう?これもちらっとだけ読んだんですけど、無意味にノムさんに噛み付く所が多かったですね。そこ批判してもしょうがないだろう(^ ^;)という感じでした。ノムさんの再生工場はそこまで成功率が高くなく、実働期間も長くないというのは確かにへぇ、でしたけどね。元々再生工場というのは成功率が高いものではないという常識を見落としていましたね、己も。
信長の本もただ天才・英雄論を否定しているだけのように思えますね。ならば本当に正しく捉えるにはどうしたらいいのかというヴィジョンがないからクサして終わるだけというか。そういえばノムさんの全権監督、監督像が旧来のものである。GM・フロントがチームの将来像をしっかり設計し、選手を育成・補強して、監督は現場の指揮権だけで、チーム戦略・構想に口をだすことはできない。そういう考えと違って、古い。私的な移動や食費まで球団に払わせようとするそれは今の時代の経営像から許されないと。事実がどうかはしりませんが、そういうところがノムさんにもあるのかもしれませんね。人間教育なんてやるなら、まず自分の嫁を教育しろは同感です(笑)。
高田GMがヤクルトの今の中心となっている選手を数多く見いだしていたと。ただ現場を指揮するのには向いていないんでしょうね。というかダメ球団ならともかく、ヤクルトを外からやってきて違うやり方に変えようとするのは無理があるでしょうからね。反発食らって選手が動かなくなった。正確には動けなくなったんでしょうけど。
まあGMというもの監督というものは別物なのに、コロコロ代わったらアカンわね。そういう意味では星野さんなんかも死亡フラグですよね。名監督でもそもそもありませんし。
広島は無意味な新球場設立かと思ってましたが、あれによって広告収入とか代わって10億単位で黒字が出るそうですね。30~40億くらい?球団に入ってくるそうです。なるほど、だからソフトバンクもドーム買い取ったし、横浜も新球場の話になるわけですなぁ。内川に手を上げたように、広島は今後少しは選手補強できそうですね。選手に出す給料増やして、コーチ生え抜き制を廃止、現場指揮の補強、優れたコーチが揃えば…。まあやらないでしょうけどね。
まあ、野球界の情報を知りたい人はいいんじゃないですかね?そこまで的確とは思えませんが。