別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい。また基本長いので長文が無理な方はお気をつけ下さい

【Dynamite! 感想】 乙ーッ!、乙ー!良くやった!

去年と引き続いて、K-1Dynamite!!の感想を書こうと思ったんですが、書くことないですね(^ ^;)。やっぱり、何人かDynamite!!でググって来る人がいて、去年の記事も閲覧されてますし、一応書いとこうかな?と。

 イヤ、試合・カードが今年はちょっと貧弱でしたね。ネルヴィン・マヌーフもメイヘム・ミラーもいないし、郷野も三郷もキッドもいない。うーん(´-ω-`)とならざるを得ない感じ。普通の興行カードとあんまり変わらないですよね。一年の集大成として、おお!こいつとこいつがやるのか!というwktkな試合が目白押しで初めて意味がある大晦日ですからね。試合放送も9時からでしたし、いかに格闘技界がシュリンクしているかということをまざまざと見せ付ける結果になってしまった気がしますね。

 PRIDE潰れても、PRIDE所属選手のうちの誰かが参戦してくれれば、という感じだったんですが、今年はそれもない。最近総合とか全然チェックしてないからわかんないや。五味とかみんなUFCに流れて、参戦しないんでしょうか?戦極ってつぶれちゃったのかなぁ?官房長官じゃないですよ(笑)。両方とも漢字変換一発で出ないから面倒くさい。

 Dynamite!!ってなんなんですかね?大晦日限定の興行名?それとも総合&立ち技試合両方の合同イベントの際の名前?イマイチわかんないや。猪木さんがそういえば加わったようですが、イマイチ参加意義がわからなかったですね。なによりボブ・サップがおなか痛い、帰るって帰っちゃいましたし。だんだんマイクタイソンみたいになってきたな(^ ^;)。スペシャルワンマッチが消えるってありえないですよね。興行的に最悪ですね。やわらか戦車ってどっかで書いてあって、ふきましたが、もはやボブ・サップに興行的価値はないと思うんですけどね。

 メイン級と言っていいアリスターのカードが直前まで決まっていなかったとかもそうです。鈴川って誰?って思ったら、大麻で捕まった力士か…。知らなかった。プロレスもハッスルというWWE路線が潰れて、もはや残すは総合参戦→名を売る→プロレス流入を期待するしかないですし。ハッスル面白かったのになぁ…。もったいないな~。

 大体、毎試合、毎試合さて次はどうなるかな。という昂揚感が今年ほどなかったのは初めてじゃないでしょうか?大体興行は最低でも3試合くらい、「いや~見れてよかったわ、今日会場来て満足、満足」という感想を持たせないと失敗といっていいでしょう。今大会は多分大失敗だと思います。いや、全試合見てないんですけどね。毎回総合は伝説になるような熱い試合が展開されてナンボ。それがないのはねぇ…。いや、すぐ話題になるじゃないですか。今年全然話題になっていませんから。

 亀田が最後に出てきても意味がわからんし。亀田も含めて、そろそろ格闘技イベント全般が落ち目というか、ヤバイなということを感じさせる年、試合でしたね。

 勝利・敗北を超えて、おお~っ!っという驚きがないとだめなんですよ。京太郎負けちゃうわ。桜庭負傷で終わるわ。古木は良くやったけど、イマイチ芸能人枠としてそこまで絶好の知名度ではなかったし(顔見せとしては良い試合でしたけど、大晦日にやるものか?という内容)、アリスター・オーフレイムは期待通りにKO勝ちで化け物ブリを見せてくれたんですけど。試合短かった(笑)。これは彼のせいじゃないんですけど、目玉が圧勝しちゃって見ごたえがないとみんな思ったでしょう。

 今後、彼をかつての野獣・ビースト路線、ボブ・サップ二世として売り出していくんでしょう。そんなに強いイメージなかったんですけど、減量やめてから、ムキムキ怪獣路線になったようです。藤田の試合圧力のかけ方が半端なかったですね。あんなのオーラだけでKOしたようなもんですからね。反則ですよ(笑)。

 高谷のチャンピオンまでのストーリーはおk。しかし、試合内容は微妙な判定、すっきりしない勝ち方。所VS渡辺は渡辺という新しいファイターの到来を予感させるいいもの。今後総合のほうがいいでしょうね。彼のスタイルは。だが、やっぱりおお!というほどの試合ではなかった。
 
 石井もそう。己は石井の成長と健闘を良くやったと見たんですが、ツイッターの風当たりはすごかった(笑)。やっぱり石井という存在はハードルが高いんですね。現役金メダリストはドンだけ強いんだと。しかし、元が総合向きの人間でなくて、あそこまで一年で適応しているんですから、むしろ良くやってるほうだと思いますがね。バンナが既にピークを過ぎているというところもあれだったんでしょうね。もっとバリバリのKのファイターだったらよかったんでしょう。

 TBSは興行優先ですから、色物系、エンタメ中心となります。PRIDEが実力系だとするなら、その両方があって、両雄並び立つ感じでよかったんですが、Pが死亡して、一気にだめになっちゃった気がしますね~。格闘技界全体が。PRIDE復活しねぇかな。谷さん動いてみませんか?(^ ^;)

【ここから本編】
 んで、メインの長島☆自演乙☆雄一郎青木真也戦。これみてて、無茶苦茶興奮しました(笑)。この試合で興行成立した(まあ失敗なんですけど、)といっても良いくらいの内容。もう、四回くらい見てますね。あまりに面白すぎて。アメブロでおめでとうございますって、コメント書きに行ってきました。

 最初の四十秒は、まぁ、まともなクリンチ作戦。そのあと、バックに回り込んだり、タックルしたり、明らかにおかしな行動をとり始めた。ローキックもらって転がるならともかく、蹴りで転んだフリとか、転がったりとか、ドロップキックとか、ロープつかんだりとか、ひどすぎましたね。

 ニコのコメント、『最弱♂とんがりコーン』は本当に吹きましたね。
解説が面白くなるとんがりコーンあたりから抜粋。


元気「青木選手、徹底してますね、しかし、付き合いませんね」
元気「いや~いいな、この空気を読まないとこがイイっすね」
元気「おおお(笑)」
元気「いや~、このしょっぱい戦い方いいですね」
元気「おお~、この空気を読まないところが最高っすね。テンションあがるなぁ~ (゚∀゚ )三 三( ゚∀゚)、なんか。戦う気ないっすね。一切。」
谷川「いわゆる掛け逃げですよね、ええ。完全に」
元気「掛け逃げですね」
客「青木!(怒)。ちゃんとやれゴルア(#゚Д゚)」
元気「この、反則スレスレっすかね?イヤ、反則っすかねw。ハハハハハ」
魔裟斗「こんな戦い方するなら、キックルールを受けんなって言いたいですね」
元気「苦笑い」(そして、オホホという変な笑いをしてしまいます)
谷川「青木選手らしいですね」
元気「元々空気読むタイプじゃないんですよね。ここまで徹底って、するとちょっと好感持てますね」
魔裟斗「いやarのー(巻き舌、怒りで舌がもつれる)、逆に2R乙選手?パンチでオレはぶったおしてほしいという気持ちが、ヒジョー(強調)に強いです」
元気「多分、視聴者はみんなそう思ってると思うんですよ。」
谷川「2Rいけばいいんですよ」
2R
谷川「Dynamite!!ならでは、ですからねぇ~」

ここで、乙の飛び膝一閃。
不明「オーッ、オーッ、オーッ」(みんな叫んで、誰かわからない)
魔裟斗「おーし、おし、おし、偉い!、偉い!」
谷川「漫画のような展開ですよ」
元気「やっぱしょっぱい逃げ方してるから」
魔裟斗「超~気持ちいい!俺!」
谷川「魔裟斗君がw魔裟斗君がw初めてスタンディングオーベーションしてる(笑)」
元気「まー君が立ち上がっちゃった!(笑)」×2.
魔裟斗「乙ーッ!、乙ー!良くやった!良くやった!」
魔裟斗K-1舐めんなよ!っつーね」
元気「まー君、他人の試合で感情的になったの初めてw」
魔裟斗「いや、俺1Rスッゲー頭来てたの」
二人「(爆)」
元気「感情的になってるwまー君が立ち上がるなんてレアだな~。」
魔裟斗「偉い!偉いぞ~」


 魔裟斗がはしゃぎまわる、興奮して称える姿がもの凄いツボに入りました。「僕思うんですけど、第1Rはキックボクシングルールなんで~、ちょっと~、あの~青木選手、それは違うんじゃないの?って言いたいんですけど」開始早々から、キレてましたからね。(#^ω^)ビキビキになってましたから。乙のアドレナリンでまくりの、目を見開いた顔が最高でしたね。本人がブログで書いていたみたいに、ワンツーからかわして、タックル入ってくるところをあわせようとしていたみたいですね。勝つのなら藤田VSミルコ戦みたいに、総合知らない立ち技選手は、タックルに膝あわせるしかないですから。あわせてくれねぇかな~って思ってたら、ものの見事にあわせてくれたんで、己も大興奮しました(笑)。
 で、良く見ると細かい膝とか、入っていて右ストレート&ロー一発もらってますからね。あと、ハイを肩口に一発。乙が、思いっきり振り回してたんで、それにビビッたんでしょうね。あと、大舞台で逃げ回るということをやって、罪悪感を感じた&走り回って疲れた。冷静さをなくしたんでしょうね、あのタックルは。あと舐めてたってこともあったと思います。いずれにせよ世紀の惨事。曙以来の記憶に残る大敗北。負けて名前が残るということは本当に珍しい。しかも彼は強い選手。なんたって世界チャンピオンですからね。
 そういえば、UFCのときもそうでしたが、彼はタックルうまくないんですよね。引き込む専門で。しかもロングスパッツはいてない。舐めてるとしかいえませんね。サウスポーだから、少々タックルのかけ方が異なる。リスク犯さず、胴タックルで十分なのに、なにやってたんでしょう?あんだけ汚いことやるんだったら、寝た瞬間顔面踏みつけられても、文句言えないレベルですね。個人的には寝たところに打撃加えてやってほしかった。セコンドだったら、途中で襲い掛かりますね。己なら。それぐらい汚い行為ですね。時間潰すのは当然でも、あれはダメでしょう。ミックスルールの意味がない。
 こんな、わかりやすい勧善懲悪の図久々に見れましたね(笑)。この試合だけで、価値があったといっていい。まん、まん、満足、一本満足です(笑)。長島はシャープで洗練されているタイプではないから、それに日拳出身ですし、今回をきっかけに総合やってみたらいいかと思います。