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別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

身体論・武術・スポーツ関係を分割してこちらで独立して書いてます 野球評論は辛辣に書いてますので苦手な方はご注意下さい

2010ワールドカップ報道と一次グループの考察。

昔書いたもののカテゴリーミスというか、まあ一応こっちの転載しておこうかなという分量だったので。サッカーについて書くかどうかもわからないですけど、一応念のため。

 

ちょうどこんなコメントがあって―

6 ■無題

監督代えろとか、カメルーンにしか勝てないとか、三戦全敗を期待とか、ボロクソ書きまくってたけど、こうなってみて如何ですか?

野良猫2010-06-26 20:25:26


 杉山さんの三戦全敗かな?その記事から来る人も結構いて、わかるだけで、昨日33人ググって来てます(^ ^;)。報道で気になった点もあって、丁度いいから書いときます。

 まずは報道から、産経の社説か一面かな?ジーコ時代の自主性のサッカーが根付いた、選手たちだけでなにをすればいいかわかっており、監督の声がブブゼラで聞こえなくても、個人の判断で動いて勝ったと。日本サッカーの進歩だと。

何を言ってるんだお前は(^ ^;)

 ジーコサッカーは結局、そのレベルでもないのに個人に任せ、結局弱者が強者に勝つには守備を固めて、カウンター狙いしかない。豪戦然り、守備崩壊で負けたではないか。しかも、負けた次の試合でいきなり、ジーコは自分の戦術、ゲームメイクを土壇場で選手に要求した。そんな監督で成功する分けがない。しかも、ジーコは税金納めたくないから、半分くらいしか日本にいなかった。結果論になってしまうが、そういう中途半端な関与でうまくいくわけがない。協会とか国家として、そういうことを許さない、あるいは特例として税制認めるとかしなかった。つまり準備がちゃんと出来てなかった。このふさわしい人選をしなかったという代表監督問題は、浅田真央にすら共通していた。これは日本のスポーツ界に蔓延する根深い問題なのかもしれない。

 もちろん結果論、勝てば監軍で問題にはならない。しかし負けた以上、ベストを尽くしていないわけだから、プロとして・組織として叩かれて当たり前。

 不思議というか、奇妙な因果というべきか、はっきり言って中田がいたこの年のほうがチーム全体としてのレベルは今のチームより上でしょう(松井がいればですが)。そして個人能力が高かったゆえ、攻めて戦った。結果オフェンスとディフェンスにスペースが生まれ、その間に隙が出来て、豪に立て続けに2点取られるという最悪な結果になった。そして今回は全体として戦力が落ちたがゆえに、そして全て格上のチームだからゆえに、ベタ守備で固めた。それが見事にはまって勝ったという逆転現象が起きたという皮肉な性質があります。また、前回と違って、今回のワールドカップの舞台は南アフリカで気温が高くなく、日本のような動いて活路を見出すチームにはいいコンディションだったという環境上有利な点もありました。その二点が前回と決定的に違うところですね。

 試合途中で攻めるべきか、引き分けに行くべきか明確な決断・指示をしなかったジーコは最低ですよ。負けたという結果論ではなく、攻撃陣と守備陣に明らかに意志が乱れていた。それに明確な指示ができなかったんですから。しっかり判断をして負けたならともかく、中途半端にして敗れた。1-1のような状況になったらどうするかという意思統一、事前シュミレーションが出来ていなかったということですから、最低でしょう。


 んで、勝ったからといって、「日本サッカーの進化」とか、「岡田名監督」とか、節操ないんかお前ら(´-ω-`)。日本サッカーは別に進化してませんよ。偶然です、好条件がたまたま整った確率の偏りの結果でしかありません。それをもってして進化とか、監督が素晴らしいとかバカも休み休み言うべきです。今回は運です。運がいいだけです。そして本田が神過ぎただけです。今回の勝利・快挙は、事前のしっかりした準備の上にあるものではない。ラッキーで、運に恵まれて、本田の個人的能力で勝ちを拾っただけです。*1

 ① 日本以上に組織グチャグチャなカメルーン。内紛で意思統一なし。攻撃頼み、攻めて勝つサッカー。
 ② 先制点を挙げたチームが圧倒的に優位。
 ③ ②同様、短期決戦では守備が大事、強いチームが勝つのではなく、守る能力が重要になる、すなわち個人技は絶対的なバロメーターになりにくい。

 ④ 勝ち点方式で初戦に勝ったチームは86%の確率で一次リーグを突破する&故にデンマークに引き分けでもいい。

 以上のような条件が日本の一次リーグ突破に大きく左右した。

 結局初戦の松井→本田の一発が全てです。あの一発で全てが決まりました。デンマもカメも、オランダに負けるが、日本に勝つ。お互いの直接対決でいかに勝つかが狙いだったでしょう。そのために日本には何点差付けて勝つかというのがテーマで、はじめっから負けるなんて微塵も考えていなかったんでしょう。

 デンマは本来オランダにまともにぶつからずに、引き分け狙いでいくべきだったでしょう。負けるにしても最小失点0-1で何とかする。そういう戦略を取るべきでした。しかし結果はまともにやって0-2。一点失った時点で、引き分けに持っていかなくてはならず、攻めに行って二点目も取られる。本当は三点目がありましたが、奇跡的なクリアでしのいでいました。これが決まっていれば、日本は蘭に0-2でもよくなるという違った展開も見られたでしょう。まぁ、実力差からいって大して違いはありませんが。

 日本がカメを破ったため、というか見事にワンチャンスをものにするという結果で、一次リーグの見通しが根底から覆りました。デンマか日本かになったのですから。カメ対デンマはカメの勝利の場合には三チームが勝ち点で並ぶ可能性もでてくることになり、得失点差が重要なファクターになります。

 得点能力のあるチームは取らなくてはいけないし、守るチームは守りきることが重要です。当たり前ですが、そしてジャブラニという今回のボールの性質を考えれば、FKも決まりにくいし、ミドルも難しい。タダでさえ、サッカーというゲームはゴールを決めるのが難しいゲーム。接戦となれば守備力がものをいう。

 ここで、守備に重点を置いた日本の芽が一気に出てきたわけです。問題は過程です。まず一戦目の松井→本田は素晴らしく、まともにゴールを狙えるのはあれしかないといってもいいくらいの攻撃の手。それを見事に決めた二人を誉めるべきです。しかしああいう形で攻撃するというのはいつ決めたんでしょうか?一年前でしょうか?二年前でしょうか?本番直前ですよ。前々から決めていたなら、岡田さすが!になりますが、本来のポジションでない人間を急造で使うということは許されることなのですか?確かに決定力のあるのは本田しかいない。守備大事。中村入ると本田と機能しない。だから攻撃は殆ど度外視のベタ守備で本田任せ。シュート五本ですよ!たったの五本!無論途中から攻めを捨てたというのも大きいですが。

 チームにとって守備が最も機能する形を作るまで遅すぎるでしょう。ぶっつけ本番→勝った→(゚∀゚)おk!ってどんな組織論だよ。結果オーライで過程は何も見ないのか…。

 んで二戦目。オランダ戦で1-0は事実上の勝利に等しい結果でした。引き分けでもデンマと分け以上という結果は変わらないのですから。以後のオランダクラスの優勝候補と戦うシュミレーションとしてもうちょっと長くやりたかったのですが、クリアミスからミドルで失点。あれは仕方がない。しかし2回ほど決定的なシーンがあって、川島の好判断がなかったら、0-3でもおかしくなかった。確実に守備は乱れたと言っていいでしょう。その対策は今後の課題ですね。

 デンマは勝たなくてはならない。事実上0-1でやってるのと同じです。なんとしても一点取らなくてはならない&一点取られたら、勝ちが条件だから0-2と一緒。二点取らなくてはならなくなるという条件。何が何でも攻めなくてはいけないという条件付ハンデキャップマッチ。

 そこで本田の今大会ベストFK。この時点で勝負はついたといっていいでしょう。そして遠藤の二発目で決定的になりました。PKでデンマは一点返したといっても、後二点返さなくてはならない。3-1でも2-1でも同じわけでバカみたいに攻めあがって、あいたところを本田にごっつぁんされて絶望的結果。勘違いしてはならないのはまともに3点目をガチンコで点取れたわけではなく、まさに前回オーストラリアに食らったような形で三点目を取ったわけです。

 本田がFKで取った時点で勝負の八割方がついてました。本田の一発目があったから、遠藤の二発目もあったわけです。日本の事前の準備というより、相手が日本をなめきって調査を怠っていた結果です。遠藤のFKは国内では結構見られたものだといいます。パス精度に定評のある彼をシカトするなんてありえないでしょう。己は本田が蹴るなぁっと思ってまんまとだまされましたが(^ ^;)。対カメの一勝で殆ど全て決まってたのです。今の流れは。

 結論は本田が神の子。本田が持ってる。本田様様です。一人の驚異的な力で引き寄せたものです。もちろん守備の見事な連携はありましたが。初出場で、初めてのポジションで、しっかりチャンスをものにするなんて考えられなかったでしょう。今までの日本では。

 そしてFKの結果をそもそもチームの力とするのはどうでしょうか?10回やって何本か決まればいいものでしょう。もちろんFKで一発あるのとないのでは根本的に違います。しかしそれ頼りになってしまえば、先はないと思います。実力差をひっくり返すのにセットプレーというものは非常に重要で、今まで日本にそれがなかった。今回で日本の戦いの幅は大いに広がりました。パラグアイはファールに気をつけることでしょう。

 守備に前提を置く布陣、守って守って、一点でも取れたらおkなサッカーが今の日本のサッカーです。そしてそれは正しい選択でしょう。日本の実力で言えばこれ以外ありえません。日本は見事な戦いをして、勝ち抜きました。しかしその裏にあるのはどうでしょうか?腐りきった協会の意味のわからない人事。今のワールドカップ頼みのサッカー環境はどうでしょうか?小学生がまともにサッカーに打ち込めることすらできない。Jリーグの集客力も落ちて苦しんでいる状況。地域密着とは程遠い惨憺たるあるり様。

 結果は大事ですけど、その裏にある事前の準備が何より大事なのです。しっかりやって負けたのなら仕方がない。しかし今回はそうではありません。急遽現われた本田というスターなくしてありえない結果ですからね。もっと早くから、今の布陣なり、選手を試していればオランダ戦の危ないシーンもなくなり、本田ももっとうまくやって攻撃のチャンスを増やせたかもしれません。明らかに準備が遅い。

 そして何より許せないのが、事前に練習相手に金払いが悪いからという理由で逃げられたことです。ジンバブエ?だったかな?勝てたから、結果が出てるから見過ごされてますが、もしそうでなかったらなにやってるんだと散々叩かれたでしょう。

 一応結果が出たので、誉めざるをえません。日露戦争も秋山さんが抜擢された理由は運ですから。勝負事で最も重要なのは運です。本田が颯爽に登場してきたというのも、監督の運でしょう。本田を最大限生かすことを考えれば、ワントップもいいでしょう。それでも人選・交代について?ということは変わりませんし、協会一から解体して作り直せという考えも変わりません

 

 

んで、野良猫さんのコメントですが、
 >監督代えろとか、カメルーンにしか勝てないとか、三戦全敗を期待とか、ボロクソ書きまくってたけど

 と言ってますけど、己は監督代えろと言ったことはないと思います。サッカーに関してはあまり書いてないし、どっかの政治評論で触れたこともないと思うんで、もしかしたらなんかのコメントでそんなことを書いたのかな?とも思うんで言い切れないんですけど、己は監督代えろ!とは言ってません。代表監督として不適格だとは思いますが、政治でリーダーがコロコロ変わっても意味がなく、むしろ失敗してもいいから長期任せろというスタンスなんで、そういうことを言うはずがないと思います*2。何かの勘違いでは?もしくは己が紛らわしい表現をしたか。
 三戦全敗を期待と書いたのは杉山さんですね。己は四連敗を期待しましたから。そしてその敗北をきっかけに協会解体、日本サッカーの組織的出直しを期待してましたから。確かに、初見さんにはサッカー組織が異常で、なんとかしろっていう己のスタンス・前提みないとそう取られてしまうのかな?とちょっと反省してます。というか自国のチームをタダ批判するために批判している人間なんかいるのかと思いますが?セルジオさんなんか殆どキャラみたいなもんだし…。
 で、今の気持ちですが、そりゃあ嬉しいに決まってますよ。初の決勝トーナメントですからね。日韓の時はホームで殆ど勝って当たり前ですから。勝って嬉しくないわけがないでしょう。最高の結果は日本優勝&協会爆発です。でも信賞必罰からいってそんなことはありえない。むしろ協会が爆発するなら四連敗でも構わない。むしろ負けてくれという意味です。

 野良猫さんがどういう意味でコメントしたのかわからないから、なんとも言えませんが、あんまりボロクソとか、そういう風な言葉を初見で使わない方がいいですよ。なんだこいつ?って思われるかもしれないし、特に、自分の素性をはっきりしていない場合はなおさらです。自分のサイトをしっかり晒してから書きましょう。己は拙意見に反論・異論大歓迎ですが、マナーがない人間はお断りしております。

 ただし、岡田監督や代表選手の関係者の方であれば、普段からテキトーなこといいやがって!と感情的になるのは理解できますので、関係者の方のいい加減なこというな!っていう意見ならば、ごもっともです。結果を出した以上謹んでお詫びです。以後サッカーを語ることはしません*3

 

 ※追記、結局、このようなジーコ以来の協会の人選の異常さがブラジル大会で発揮されましたね。ボールの性質無視に、合宿所の選定とまあ散々でしたね。健康問題でオシムが辞任して、今度は賭博・八百長疑惑でアギーレが辞任と本当に無能ですよね。こういうの見るとハリルホジッチさんで大丈夫なのかという気分になりますよねぇ…。*4

*1:もちろん他の選手の良いパフォーマンスがあったのも確かですよ、本田が特筆すべき存在という意味で書いています

*2:今ではサッカーの代表監督はある程度流動的であったほうが良いという意見になっていますけどね

*3:なんてこと書いても、失礼しましたなんて返事が来るはずもないですね。ブログ始めたての頃は、軽いノリ・思いつきで、好き勝手に書き込む人がいると思っていませんでしたね~

*4:

W杯日本代表は正々堂々と全敗せよ(1)/杉山茂樹スポーツライター
Voice6月11日
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100611-00000001-voice-pol

 ―という文章を読んで書いた感想へのコメントですね。一本独立して残すよりもう脚注でいいでしょう。 ものすごい納得してしまった。ワールドカップに何度も、波乱はあった。しかし、名監督なきところに波乱なし!これまで勝ってきた試合は全て格下相手、格下にはミスをしないことと、ボールをキープすること、格上にはボールを奪いに行くこと。すなわち、試合戦術の根本的転換が必要。対して、代表選出にサプライズなし=戦術なし→韓国での惨敗。岡田監督は代理で監督を努めたため7ヶ月しか経験がない。3年の代表監督としての過ごし方を知らない。結果、旬の選手をその都度使うべきなのに、旬を過ぎた人物を使っている。
 ベスト4ならサイドバック守備は4人いる。3人でディフェンスするなら、MFがカバーしなくてはならないが、遠藤・長谷部・中村ではそれは無理。「サイドを制するものは試合を制する」現代サッカーの鉄則を無視している。
 日本のサッカーは確かに向上したが、世界標準を取り入れることをしていないから成長してないのと一緒。メディアはオフチューブで放送する。つまりワンシーンを切り取って説明するだけで、サッカーを見る目が何時まで経っても養われない。世界ではミックスゾーンといってバスに乗り込む前に選手・監督に厳しい追及をする。日本ではそれがない。
 ベトナムや中国の方が海外サッカーを安く流して、急速に世界スタンダードに近づいている(これはどうなんでしょ?)。
 日本人はポジションを理解していない。よって無駄に走りまわって、最終的にバテて終わる。ポジション・役割を理解していないからドタバタ、もたもたする。誰が当たるのか迷って、え?俺?になる。世界のサッカーは11人平均100㎞なのに対して、日本のサッカーは120㎞とどう見てもオーバーペース。これは己の感想だが、走るサッカーとは走る量を増やすサッカーではない。いかに効率的に走るかというサッカーだと思う。海外では「15mルール」それ以上は負わなくてもいいというルールが有る。
 ロナウドは2分全力を出せばいいと言われた。ボールがくるまで力を蓄え、もったら一気に爆発する。さながら草原のライオンのごとし。日本はずっと同じペースで瞬発力がない。
 中盤至上主義は無意味。キラーパスよりキラーシュートが必要。シュートを外して謝るのはFWではなく、パスをおくれなかったMF。この悪しきサッカーを打破するのには外国人監督が一番。世界中に浪人している優秀な監督はゴロゴロしている。現役有名監督は4年やってくれない。それはそれだけ日本でやると本場欧州についていけなくなってしまうから。韓国ヒディングも一年半。しかしそれだけあれば、誤りを修正するのに十分。
 うーん、正鵠を射た気がしてならない・・・。まぁ、正々堂々三戦全廃。むしろ四連敗を期待しましょう。