別館、身体論・武術・スポーツのお部屋

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【2009/12】 大晦日dynamite 試合の感想、総論

 

大晦日、ダイナマイト試合についての総括。

 初めてですかね、格闘技・スポーツに触れ込むのは。一応語っておこうかな、と。というのも単にスポーツ上の話だけではなく、日本のスポーツ・政治的な話から語っておかないといけないんで。単にスポーツ興行・団体の話だけでなく、日本の社会全体にかかわってくることなのでね。日本のスポーツ界の現状は。

 

K-1甲子園

 K-1甲子園という触れ込みでやっているアマチュアの試合がありましたが、全然興味なかったので見ていません。客前で金取ってやる内容じゃないですね。しかしこれにはプラスの意味があるので良い。高校生という客層を取り込むことが出来、注目度を浴びるため、この手法は褒めて然るべき。ただ己は甲子園って嫌いなんだよなぁ(´-ω-`)。


ミノワマン×ソクジュ

 スーパーハルクトーナメントというわけのわからないコンセプトのこのトーナメント企画でミノワマンが見事なKO勝ち。ほぼ負け賭けからの逆転KOだったので、非常に面白かった。解説の須藤元気さんがまぁ、後で謝らなくちゃいけないというのもうなづけますね(途中までこのままじゃ地上派カットになると批判してたので)。いずれにせよ①日本人チャンピオンを作る。②小が大を倒すという面白さを見せるというコンセプトが成功したので御の字でしょうね。ただ今後の展望がもう見えないでしょうけど。ミノワとやる巨人が、いないですからね。圧倒的強さを持つ人しかいませんからね、後は。ミノワが勝てそうで勝てないぐらいのぎりぎりのレベルでないと、あっさり負けてつまらない試合になるか、怪我で壊れちゃいますからね。

 

西島×レイ・セフォー

 地上波カットの判定0-3という内容。まぁ、ボクシング技術高くてもKOじゃなければ見せ場になりませんからカットになりますね。玄人的には面白いと思いましたけどね。絵にならないとキツイですね。西島年ですし、パンチの技術しかないからやられる場面多かった。


メルヴィン・ マヌーフ×三崎和雄

 今回この試合が絶対問題になると思いましたが、そんなに問題になってはないみたいですね。明らかに効いてなかったのに止められてしまいましたから。早く止めないと問題になるし、早かったら早かったで問題になるし。MMRのレフリングは難しい。こういうときは判断が難しいのだから、ボクシングのダウンのように一回止めてダメージないかどうか見ればいい。フラッシュダウンの可能性があるんだから。その代わりこのようなフラッシュダウンをとったらほとんど判定勝ちは間違いないというルールにすればいい。早くMMRにふさわしいルールを確立しないとこういう問題が何度も繰り返されることになる。

 

山本“KID”徳郁×金原正徳

 KID負けたことは負けましたが、判定的には1.7対1.3といったところ、圧倒的な負けではなかった。本来のKIDの持ち味である出入りの早さ。圧倒的な瞬発力の高さをうまく活かす戦い方になってましたし。ただ、亀田が内藤に対し左ストレートを有効に使用して試合を進めたようなサウスポーの生命線、左ストレートが殆どなかったのが致命的。加えて相手との体格、体重はともかく身長が十センチ近く違う=リーチ差がかなりあるという状況でサウスポーの斜角の優位が、リーチの距離に潰されるという状況になり、打撃で先手を取れなかった。しかしあれだけのリーチ差があってもそこまで相手優位の距離にならないというのがKIDの凄いところ。解説では相手の金原の距離と言っていたけど、そうには見えませんでしたけどね、己には。何よりリズムが良かったですし、そんなに心配することはないでしょう。後インファイト魔裟斗が右アッパーを効果的に近距離で相手の顎を跳ね上げたようにインファイトで使える武器を増やさないといけませんね。KID選手はレスリング出身なのですから、タックルからパウンドでもいいと思います。相手にタックルないと思われてるから打撃の空間が空きにくくなる。流川が沢北をパスを意識させて、ドリブルで抜けることが出来たようにね。全盛期と比べスピードが衰えるわけで、他の技術を上げていかなきゃいけませんね。いいコーチ・トレーナーと巡り合えるかどうかが鍵になるでしょう。


川尻達也×横田一則

 しょっぱい。横田選手はスタンドではともかくグラウンドで全然対応出来なかった。立ち技出身方思ったら柔道出身だという。なのにグラウンド技術イマイチか。川尻選手がグラウンドで圧倒して終わった。しかし見せ場がゼロ。

 

青木真也×廣田瑞人

 いやー問題になりましたね。こっちの試合は。しかし青木が強かったというか最初のタックルで封じられて完封でしたから、面白くもなんともなかったという。廣田選手は知らなかったので、北岡戦を見てきましたけど前半で何回もタックルとられていましたし、タックル切ること、少なくとも下にならないよう技術を身につけないと。北岡選手のキレはハンパないタックルですが、青木はそこまですごいわけではないんで。北岡と青木は同門ですからその敵討ちという面があったんでしょうかね?腕折りは。片腕を絞りながら殴るのはヒクソンの得意技でしたが、あーいうやり方は青木が初めてなんでしょうか?そうだったらすごい技術ですが。

 今回は元PRIDEとDREAMの対抗戦という図式になり、いわば裏切り者の川尻、青木を会見披露させるという露骨なやり方がまずかったでしょう。KIDでよかったでしょうに。しかも青木・川尻のタイトルマッチをやるといわれていたのに、大晦日=最高の舞台と位置づけられているところに、このマッチメイクですからね。とにかく試合が決まるまでが遅すぎだ。共催にするというSRC=戦極側の運営が苦しいところ、同じくk-1サイドもメーンの魔裟斗以外これというものが決められない有様。去年のマスクマンはいったいどこ行ったんだよ(藁)。大晦日格闘技祭りというイベントから何年目だ?5~6年?そろそろヤバいという感じですね。KID・五味・桜庭・須藤・その後に華を持っているスター不在。SRCは運営厳しいですし、DREAMも同様いずれにせよ異種団体交流戦をぶち上げないといけない時期。青木の行動は遺恨を作って興行的にはやりやすくなったでしょうね。格闘技っていうかプロレスと同じ興行なんだから、挑発なんて当たり前でしょう。なに騒いでんだ?腕を折った方が問題。勝つ・負けるが死活的な仕事ですからアクシデントで折れるのは仕方ないし、相手がタップしないのなら、せめて審判に折れるぞって言って警告するべき。その結果なら仕方ないけどわざとやるってどういうことだよ(´-ω-`)。故障は選手生命を左右する、そして地上波放送というのは日本のスポーツでは生命線。プライドが潰れたのもそれが原因じゃないか!馬鹿じゃないのかこいつは?対抗戦といっても相手の舞台だから初めからSRCはDREAM側の当て馬にされる=不利な判定をされるのは当たり前。それは仕方がないがねぇ…次の対抗戦ありますかねぇ?*1

 

石井慧×吉田秀彦

 石井は弱かった!てスポーツ誌の一面に飾られてました。一年じゃまだまだ難しいか?というよりまったくスタイルチェンジに成功していない。それだったらまだタックル中心の練習したほうがいいと思う。軸・重心がまんま柔道のまま。ドタドタ動きすぎ。吉田もまんま柔道のスタイルベースだから二人とも、胴着着てないだけで柔道の間合い(´-ω-`)。石井が頭をつけてミット打ちする練習でもしているのか?喰らいつくから相撲みたいに押し合いになってた。テイクダウンも間合いも打撃もまるで形になっていない。コーチが悪すぎるのか、やっぱり向いていないのか。このままじゃ柔道やっていたほうが金メダルの目があったのにと言われてしまう。亀田と親交あるんなら一から教えてもらったほうがいい。三崎にしろ郷野にしろ秋山にしろ柔道をバックボーンにしながらも打撃のセンスがあった選手とは明らかに違う。足技主体の柔術とかグレイシーのようなスタイルから入ったほうがいい。今の吉田に勝てないのなら本当に総合は無理。石井は総合の次の台風の目と思われていただけに残念。彼がスターになって世界の強豪と続々やって、興行を進めていくというプランが台無し (´・ω・`)ショボーン。

 

魔裟斗×アンディ・ サワー

 まぁ、相変わらず魔裟斗は強かったと。ワンマッチなら絶対に負けないって感じですかね。明らかに怪我で相手欠場とか嘘でしょう。サワーがラストマッチの相手じゃないと盛り上がらないですからね、興行的に。終わった後、サワーが敬意を評して魔裟斗を肩車したこと。トレーナーか、コーチか?彼を称えて、観客に彼への拍手を求めたこと。裏方への感謝の言及。すばらしいものがありました。これで一人のカリスマを中心にして、MAXという興行を成立させたという歴史が終わるわけです。次本当にどうやっていくんだろう?次世代を担うスーパースターがいないときつくなるなぁ。

 

 後ほかの試合は見てて退屈。このままじゃ興行自体危なくなるぞという内容に感じた。PRIDEが選手発掘してきて、うまいマッチメイク・煽りPVと試合を作ってきたのと対照的。あ、でも郷野は相変わらず凄かった。あと、所マイクアピール下手すぎw(^ ^;)。内藤になんて言ってたの?って聞かれてたのがテレビでもわかった。そこはしっかり締めないと。                               

 

青木の反スポーツ行為に厳重注意=Dynamite!!一夜明け会見